こんにちは、監督の亀山です。新型コロナウイルスブームの最中ではありますが、クラウドファンディングの応援イベント第2弾を開催させていただくこととなりました!今回は「監督の過去作の上映+今作のキャスト陣とのトークセッション」という形式で、新作映画の魅力についてお届けします。始まってしまったクラウドファンディングは確実に締め切りが来るので「今しかない」という事情と、そもそもイベントの開催自体はコロナが流行る前・年始から決まっていたという2点により、考えた結果ウイルス対策もしつつ実施させていただく運びとなりました。会場にはクレベリン・アルコール除菌アイテム等をご用意しておりますので、くれぐれもご無理のない範囲で、楽しくご参加いただけますと幸いです!キャスト・スタッフ一同、心よりご来場お待ち申し上げます!////////////////////////////////////////3月6日(金)19:00〜22:00(18:30 開場)場所:高円寺シアターバッカス入場:1500円定員:30名『12ヶ月のカイ』クラウドファンディング応援イベント第2弾!亀山監督特集上映と、監督とキャストによるトークセッションでお届けします。【ゲスト:亀山睦実(監督)、工藤孝生(カイ役)、岡田彩(ナナミ役)、今井蘭(サキ役)、ほか順次発表】※ 新型コロナウイルスへの対策として、会場に消毒・除菌グッズをご用意いたします。手指の消毒にご協力お願いいたします。※ 本ページ下部に「新型コロナウイルス感染症対策に関するお願いとご注意」がございます。お読みいただいた上でのご参加をお願いいたします。※ 若干数ではございますが当日券もご用意いたします。当日券をご希望の方は( 12month.of.kai@gmail.com )までメールにてお問い合わせください。////////////////////////////////////////ーーーー 作品上映 ーーーー・『ゆきおんなの夏』・『追いかけてキス』10話一挙上映・シークレット上映ーーー トークテーマ ーーー・キャスト、スタッフの作品、撮影への想い・人間とヒューマノイドを扱った作品について・「変化を、恐れるな」というメッセージについて・『12ヶ月のカイ』の結末を勝手に妄想!・来場者からの質疑応答などーーー 上映作品紹介 ーーー▼『ゆきおんなの夏』( 2016年|47分 )▼『追いかけてキス』( 2019年|計25分 )ーーー 登壇ゲスト ーーー▲ 監督:亀山睦実▲ カイ:工藤孝生▲ ナナミ:岡田彩▲ サキ:今井蘭<ご来場のお客様へお願いとご注意>現在、海外及び日本において新型コロナウイルス感染症が発生しております。当イベントにご来場いただくお客様におかれましては、通常の感染症対策と同様、コロナウイルス感染拡大予防の趣旨をご理解いただき、以下の点につきご協力ください。▶︎ 発熱・咳・息切れなどの症状がある場合、劇場に向かう前に必ず、保健所等に設置される「相談窓口」に、電話等で問合せ、その指示に従って、指定された医療機関で受診する。▶︎ 手洗い、マスク着用、うがいの励行▶︎ 咳、くしゃみの際は、ハンカチやティッシュ等で口と鼻をおおい、他の人から顔をそらす▶︎ 咳やくしゃみ等の症状のある方は必ずマスクを着用する。等のご協力をお願いいたします。尚、劇場内で気分が悪くなった場合は、決して無理をせず速やかにスタッフに申し出てください。※ 新型コロナウイルス感染および拡散防止の為、スタッフはマスクを着用の上、業務をさせていただく場合がございますので、予めご了承ください。※ 厚生労働省の『新型コロナウイルス感染症について(外部リンク)』をあわせてご覧ください。
こんにちは、監督の亀山です。追加のリターンが先日解禁し、いよいよクラウドファンディングも後半戦突入!解禁直後に多大なるご支援・応援を賜り、おかげさまで現在目標金額の67%まで達成という巻き返しを見せております!本当に本当に、お力を重ねてくださりありがとうございます!!そして昨日、3/6(金)の応援イベント第2弾(19:30より高円寺シアターバッカスにて開催)についても発表となりました。(コロナは怖いので全面ウイルス武装で実施予定です)今後も立て続けに嬉しいニュースをお届けしていく予定です。引き続き、活動報告や公式Twitter、Facebookページなどでご注目いただけましたら幸いです。ということで、本日は前回に引き続き本作サブキャストズのご紹介&インタビュー!今回は主人公キョウカの友人・サキ役の今井蘭さんにお話を伺いました。私が、今井さんと初めてお会いしたのは本作のオーディションだったのですが、実は…!笑ぜひ最後までお読みください。▼ 【サキ役】今井蘭|いまいらん5月29日生まれ。映画「過ぐる日のやまねこ」 (2015年・鶴岡慧子監督/マジックアワー)、「アイズ」(2015年・福田陽平監督)、「JKエレジー」 (2018年・松上元太監督)などに出演。お芝居を軸に、ドラマ・舞台・CMなどマルチに活躍中。ーーどのように本作の参加されましたか?女性の監督さんのワークショップや作品に参加してみたいなという気持ちがありました。ストーリーを見て、海外だとロボット(AI)と人間という題材の作品はよく見るんですが、日本だとまだ新しいのかなと思い、自分に役(募集当時はキョウカ役)が合うかは分からなかったんですけど、とりあえずオーディションを受けてみたいなと思ったのがきっかけです。で、オーディションの後に監督から「サキ役どうですか?」と言われて、実は本当のところ「友達役」がやりたかったので、とても嬉しかったです。ーーそう、それを私(監督)は全く知らず偶然今井さんにオファーしたっていう(笑)オーディション中に(友達役がやりたいと)言おうか迷ったんですけどね(笑)サキはやりやすいというか、普段の明るい部分の自分に近いキャラクターだなと思います。女性の監督さんだと、女性キャラクターの見方というか、そういう感性も男性の監督さんよりも近いのかなと感じました。ーー男性の監督よりも女性の監督の方が「こういう子ってこういうキャラだよね」っていうのがスって合致しやすいよね。それもあって、嬉しかったです。ーーほかにも、ミヨリっていうキャラクターと、ナナミってキャラクターがいて、それぞれ誰がいいかなっていうのは結構悩んで。でもサキはすぐ私のなかで決まったんですよ(笑)え、嬉しい(笑)ーーせっかくだから、オーディションに来てくださった方の中から一緒にやってほしいなっていう気持ちもあったので。「こういう友達たちを作りたいんだけど」って考えたときに、「あ、今井さん、いるなあ」って(笑)でもキョウカとしてのオーディションに来てくれた方だから、友人役としてお願いするのも申し訳ないなぁ…って。メールの文章もすごい申し訳なさそうに書いてるんだろうなぁって文面で、でも私としてはすごい嬉しかったから、ありがとうございますって気持ちでした(笑)ーーところで、テクノロジーに対する関心度って、作品に関わる前と後とで何か変わりましたか?役的にはそんなに(カイと)深く関わることはないんですよね、まだ。台本でキョウカとカイの関係性が進んでることはなんとなく聞いてて、結末も決まってる、みたいな話は聞くんですけど、今どうなってるのかは頭の隅で毎日気になってます。この間ちょうど『ロマンスドール』を見て、それも「人間と人間じゃないもの」のお話も含まれるから、似たものがテーマなのかなと思って気になっていました。ーー似てるものを見かけると気になっちゃうよね。過去にも海外だと、AIものの作品は結構ありますよね。そういうのはよく見ていて、興味はありました。気になり度がどんどん上がっていっていますね。ーーもともとAIとかテクノロジー系の情報に詳しかったですか?詳しいってことはないですけど、サスペンスやミステリーが好きで、それによくテックなものが登場するので、面白いなって思って興味を持ちつつ見ていました。ーー現場とかで俳優部さんたちとはどんな感じですか?全員初めましてではあったんですけど、事務所のつながりのつながり、みたいなのがあって全く知らない人だらけ、ということはなかったです。12月のリハの帰りに他の出演者とご飯行ったりしましたね。ーー『12ヶ月のカイ』のストーリーについてどう思いました?好きなジャンルやテーマではあったので、興味深いなと思っていました。ふたりの「人間とヒューマノイド」っていう関係性について、女性は普通の恋愛よりも気になってしまうところが多いんじゃないかなという気がします。ヒューマノイドに心はないじゃないですか、人間とは違う。女性は男性よりも心の動きを敏感に気にする、「本当に私のこと好きなんだろうか」とか、付き合っても気にしてしまうので、女性目線で物語を見ると特に楽しめるんじゃないかなと思います。男性目線だったら、「ヒューマノイド」や「機械」という面で楽しめそうですよね。ーーメインキャラクターの二人(中垣内さんと工藤さん)の組み合わせはどう思いましたか?ふたりとも最初のシーンが一番大変そうで、リハでもずっと「ここどうする?」って話し込んでいましたね。ーー彼らにとっては初めての体験が多い現場だと思いますね(笑)中垣内さんは、普段話している時は普通に可愛い女の子なのに、特報の映像を見たら全く違くて驚きました!(笑)一番大変な最初のシーンを撮り終えて壁を超えたからこそ、なのかな?12月の撮影の時は、ふたりはもう「キョウカ」と「カイ」にしか見えなくなってました。ーー人間とヒューマノイドという関係性は、現実にもあり得ると思います?オーディションの時もこの質問されていたんですけど、すでにAIだったらSiriとかアイボとかいるじゃないですか。あとはペンギンの形をしたロボットで、話しかけると癒しワードで返事をしてくれる子とか。私も若干欲しくなるくらい進化が止まらなくてリアルですよね。この間見た『ロマンスドール』でも、映画の話の中で顔はまだ人間に近くなかったんですが、質感や肌触りのクオリティが高いドールが登場していて、ーー多分できるんだとは思うんですよね。ただあまり人間に寄せてしまうと問題があるんだろうな、という。法律的な…。でもアメリカは作ってそうな気もしますよね。ーーアメリカとか中国とかはもう作ってそうだよね(笑)ーーそんなところで、本作を支援くださる方へメッセージを!私はもうキョウカに幸せになってもらいたい!女子4人のシーンもあるし、友達としてどこまでキョウカのことを思いやれるか、4人の中での雰囲気とか月を経るごとに変わっていく関係性とかで伝えられたらいいなと思いますね。キョウカとカイのことを友人たち3人も考えながら演じてるよ!っていうことも、見てもらえたら嬉しいです。ーーありがとうございます!ハピエンには…なるかな〜…??(笑)
こんにちは、監督の亀山です。2月なのに暖かすぎる日が続いて、なんだかとっても変な気持ちがしている今日この頃です。寒くないのは過ごしやすくてありがたいと思いつつも、夏のことを思うと今から憂鬱…。これも「変化」なんでしょうか…。さて気を取り直して。本日より、本作のサブキャストズの紹介を兼ねたインタビュー記事を更新してまいります!トップバッターは、ミヨリ役の夏目志乃さん!!夏目さんは亀山組作品に出演されるのは2回目。彼女が『12ヶ月のカイ』に感じていることや、お芝居の工夫、現場の仲間との様子などなど対談してきました。ぜひ最後までお読みください。▼【ミヨリ役】 夏目志乃|なつめしの5月17日、神奈川県生まれ。2019年に亀山睦実監督「追いかけてキス」にも出演し、今作は亀山組作品2度目の出演となる。ほか出演歴は、CM|JR東日本、JCBカード、JINSTV|TBS『人生最高レストラン』、Netflix『全裸監督』映画|『左様なら』(2018年・石橋夕帆監督)、などーーまず、ミヨリ役の話が来た時に感じたことは?そもそも今の時代、AIに対しての関心度はそこまで上がっていないので、どんな話なのかはまだイメージが湧かなかったです。『追いかけてキス』で亀山監督と一緒に撮影をして、そのシリーズが好きだったので必ずやろうという気持ちはありました。けど、ストーリーに対しての「どうなるんだろう?」という疑問は大きかったです。ーーまとめて撮影するんじゃなくて季節ごとに撮影してるんですが、その撮影スタイルについてどう思いました?すごい新しいと思ったし、短期間だとその期間だけその役に集中すればいいけど、時間をかけて撮影しているので、その時(話の続き)に戻る作業が大変でした。すごくプレッシャーも学びも大きかったです。ーー繋がりとか大変ですよね(笑)キョウカとカイに対する先入観もない状態でお芝居をしたくて、AIに関する知識もそこまでいれたくなくて、ミヨリに関する抜粋台本だけを見るようにしています。だから尚更、今(ふたりが)どうなっているのか…ドキドキって感じです(笑)ーー普通長編撮る時って一冊丸ごと台本を渡されるから、お話が見えるじゃないですか。っていうことを、今作の友人たちにはしていなくて。普通に友人から話を聞いたり情報を与えられるくらいの知識で(お芝居をしてほしいなと)それくらいの方が、逆に私もお芝居しやすかったです。全部入っちゃうと、キョウカの(友人たちと会っていない時の)心情も感じてしまうんですけど、今作のやり方だと感じない状態で台詞がもらえるので、自然な状態で反応できるなと。その面ではすごくやりやすいです。ーー相手が何考えてるか分からないっていうのが、活かされてる?私は、そうですね。ーーそう言っていただけて何よりです(笑)『追いかけてキス』の時と『12ヶ月のカイ』とで何か違いは感じましたか?『追いかけてキス』の時よりも監督の本気度が違うなって。『追いかけてキス』はわりとアットホームな空気で撮ってたんですけど…ーー私がカメラもやるし、あと愛ちゃん(スチルカメラ)しかスタッフいなかったしね。(シーズン1第3話撮影時)『12ヶ月のカイ』の方はピリつく時もあり、いい意味で背筋が伸びる気がします。ーー他のキャストとの関係性はどんな感じですか?皆ここで初めましてなんですけど、その後撮影現場かぶることもありました。そこでも「キョウカ」って呼んでしまっていて(笑)ーー期間長いからね、キョウカとして浸透しちゃってるのかな。ご自身とミヨリとで、距離を感じる部分・感じない部分などありますか?ヒューマノイドに対して先入観があるっていうミヨリの特徴が、なんとなくわかる部分もあって、ミヨリの信念に私も集中するように演じています。ミヨリは芯がしっかりしていて意見も線引きもはっきりしている人間なので、そこは自分とは切り離して演じるように努力しています。自分と違う人間だからこそ、演じやすかったです。ーー中垣内さんと工藤さんの組み合わせ、どう感じました?いい意味でふたりともすごくエロティックだなと(笑)特報を見ただけでそれが伝わってきて、すごいなと。同じ現場に入って思うのは、ふたりともお芝居がとても好きな人。とってもまっすぐでストイックだなと感じました。ーー夏目さんが特に気になっているキャラクターやキャストはいますか?(まだキャストは解禁になっていないんですが)シンというカフェ店員の方がいて、立ち居振る舞いや役作りの考え方が気になりました。撮影中に本を読んでたんですけど、それは「店員役」として読んでいたのか、それとも読みたくて読んでいたのか…?気になります。ーー今後「人間とヒューマノイド」という関係性は現実にあり得るようになると思いますか?人間とロボット、人間と人口知能との恋愛って日本映画では少ないですが、人間が年月をかけて想像できるようになったってことは、あり得るのかなと思います。あとヒューマノイドが現実的になったら、人間の格差は広がるのかな?と少し思います。便利ってなんだろうって。ーー今後どんな映画が日本映画で生まれたら面白いと思いますか?韓国のサスペンスドラマがもともとすごく好きで。短絡的な表現だけで終わらない、心理的にエグるようなストーリーが増えたらいいですね。日本ではタブー視されている「政治」「経済」に関する作品が増えたら、もっと考えることが広がっていいんじゃないかな、とも。高校の授業で少し習うだけで、ずっとカタいイメージがあって…ーー結婚式や葬式と同じくらい選挙もメジャーなものになってもいいよね。それで映画が、それらに関心を持つきっかけの1つになったらいいなって思いますね。ーーじゃ、選挙コメディとか撮ろうかな(笑)えっいいかも!(笑)