本プロジェクトを応援くださる皆様へ
いつも朝霧 裕の表現活動をお見守りいただき本当にありがとうございます!難病当事者を含む多様な仲間で作る音楽制作チーム
<きかせてプロジェクト>、初のホールコンサートおよび英語版PV制作を目指すクラウドファンディングにつきまして、ついにあと4時間となりました。
以下はFBにも投稿をした文章ですが、この気持ちを皆さんと共有し、良いコンサートを作りたいので、こちらにも転載をいたします。
もう今回は、ベタ負けでダメです、(ホールがその日しか空いてなくって)開催日を平日にしてしまったし、コロナ禍で物価高、時期も悪かったんだと思います、ここで中止にして、退きますか?という会議をイラスト(で、代表者)のkidsnacoさんとしたのがわずか1ヶ月前。
たった二ヶ月の短期決戦。
諦める理由をいっぱい探して
中止の判断差し迫る中
一時危篤だった容態を越えて
難病に起因する重積てんかん発作という症状から
生きて帰ってきた佳織ちゃん。
佳織ちゃんが帰ってきて、第一報のテレビ電話をくれた日は
もうコンサートどうこうよりも何よりも
友達が死なずに生きて帰ってきた ということで
わたしは号泣をしました。
(近しい友達に「あらプロジェクトリーダー、鬼の目にも涙ですね!」
って言われました、はいさようです)
「今できることを今やる。
私が生きて帰ってきたよ。
だからコンサートだってきっとできるよ。
私は最終日まで絶対に諦めないからね。」
と 誰より体が病み上がりのヘロヘロだったのに、誰より心が強かった佳織ちゃんを筆頭に
みんなそれぞれ 家事育児とか プロボノのような形で
メインのお仕事を持ちながら舞台表現を続けている方も
メンバーに複数いるので、他のお仕事と両立をさせながらとか
私たちは ただの市民の 一個人 いろいろなひとりひとりの
状況の中で
「いや、でもさ、やっぱりさ、
これは、やりたいよね」
「やめるよりは、やっぱりやりたくない?」
「舞台に立った私たち、やっと会えたみんなの顔、
みんなが私たちを見てくださる日でもあるけど
私たちがみなさんに会える日でもあるわけで
やっぱり 会える日を 無くしたくないよね。
その先の景色を 描いてみたいよね?」
なんでこんなに やめないことに 事は、ぐっと動いたんだろうか。
もう 私 スピリチュアルとか わからないですけど
ほんとよくわからないけど
「死んだ私のおばあちゃんとかおじいちゃんとか 先に亡くなった
友達か先輩とかが
こういう時って
こんな もう 中止の要素が渋滞してるくらいピンチしかないのに
でもやる方へ 動いてくときって
天から見てるんだろうな。
護ってくれてるんだろうな」
って そうとしか思えないから
もう 私は私の全出しをして頑張ろう と 思って
とにかく告知をしていたんです。
支援金だって
当日のお客様だって
とにかくね
知らせた分しか来ないから。(←「知らせた分しか来ないから」は私の座右の名よ!)
と、やっていたら
今度はご病気のために、長い闘病をなさっていたるぅちゃんのお婆さまがお亡くなりになり、るぅちゃんは一時的に、電話とかで喋ろうと思うと体がガタガタ震えてしまって声が出ない、という状態に。
でもね、その状態で気力を振り絞って書いてくれたのが、
「どれほどコロナ禍で感染対策を私たち難病当事者が頑張ってきたか。
どれほどこのコンサートがやりたいか」という
クラウドファンディングの活動報告にUPしてくれた渾身の手記だったんです。
「もういいや。
なんでもいいや。
できるから。
お金なくって照明がつかなかったらキャンドルナイトで
いいじゃない。
てんちゃんの手話の手元が見えるようにだけは
私がローソクを近くで持てばいいじゃない、
懐中電灯もあるじゃない。
半円みたいに私たちを囲む感じに座って貰えば
スピーカーもマイクもなくても届くんじゃない?
ほら、コロナ前には、たぬき坂文福亭で鍛えたし。
2月3日も、南風のライブ、11曲は朝霧ソロでも歌えたし!
後1年先に伸ばしたら 大地震とか万が一来ちゃったら
絶対後悔する。
『全員が生きて元気でいる』って若いとかトシとか
関係なく結構な奇跡だ。
もう当日に誰が出られても出られなくても
もう誰が生きても死んでもやりましょう!
やらないはナシ!
なんとかなるよ!!!
やりたいんだから、やりましょう!
と 決めて 決めたら 声が 年齢や所属を越えて
内輪の幾人かの仲間から 外へ 外へと 届き始めた。
それでもこれを「社会をより良く拓く影響力がある」って言っていいのか?言えるのか?というと、きっと、この人数ですら、とても少ない。
だけど
今日一日 この日1日を やりたいことのために
「本気で生きた」という姿を 一人ずつが見せることができたら
当たり前のことだけどこの「準備期間」だって1日 1日が
舞台だし
投稿を見ていてくれた人からしたら
リアルなドキュメンタリーだし
この期間を 自分一人ではないたくさんの人と共有できて
このコンサートを、なんと100名を超える方々
(まだ伸びてます、現在152名)と一緒に
このコンサート
きかせてプロジェクト 初ホールコンサート
「きかせてよきみのこと」を作ることができて、嬉しい。
いやほんと コロナ禍の3年間で
一時的にではあれども コロナ鬱 パニック障害にもなった。
この気が強い私が 毎日毎日毎日毎日震えて泣いてたんだよ?
「このまま一生家に閉じ込めで何もできないなら
生きている意味がない、死ぬほうがいい」
とか言って。
でも、あの期間も体験しなければ、「自分の理性や根性ではほんとうにどうにもできない」という心の状態がある、という当事者経験が得られなかったし
コロナ鬱 パニック障害も
経験しない自分より
経験できた自分でコンサートに臨む方が
なんか ただ 闇雲に コロナ禍でもがんばろーみたなだけの歌じゃなくて
(みんなもうこれ以上頑張れないほど頑張ってるし、4年も)
人に対して何かをメッセージするためのコンサートではなくて
(それはきっと押し付けがましいコンサートになるね)
自分の中の 命の喜び たましいの深呼吸でうたう
それが結果として
他者の命の喜び たましいの深呼吸を 解き放つ
そういう 呼応する 呼吸のような 90分が作れればいいなと思う。
歌う人と 来てくださる人の 境目にステージの段差がなくて
(ほんとにないフルフラットの会場なので、
車いすでもストレッチャーでも200人くらいお越しください)
呼応する深呼吸のような コンサートを作りたいです。
ラスト1日。ご支援期間は2月28日23時59分まで。
ここまでご支援くださいました皆様
今日私たちを見つけてくださいました皆様、日頃よりの応援に、
心からの感謝を込めて。
きかせてプロジェクト
プロジェクトリーダー 朝霧裕