今回は、現在りんご園で行なっている剪定作業についてご紹介します。剪定作業は、1年で伸びた枝を整理することで、翌年の作業をしやすくし、また良いりんごを作るために大切な作業です。樹木は本来、高く広く伸びていきます。木の伸びていくままに成長させるとハシゴをかけても手が届かなくなるほか、枝の成長に養分が取られてしまい、果実の成長も阻害されてしまいます。そのため剪定作業では・木の高さを抑制して、枝を空いている空間に誘引する・上に伸びた枝を整理する・りんごのなる枝を作り、古くなった枝は交換していくなどの目的を持って進めていきます。樹木の成長はルールが無いように見えて、実はシンプルなルールが組み合わさって出来ています。1つのルールに対して、畑の条件(平地か斜面か、雪の多さ、日光の当たり方など…)やりんご作りの考え方(作業性を優先するのか、量を優先するのか、あるいは観賞用として育てるのか、など…)によって剪定の方法は大きく変わります。隣の地区に行くだけで違った“学派”があるのが面白い点で、青森県内では各地で頻繁に剪定の勉強会が行われています。
こんにちは。龍ノ口りんご園です。今回は、りんごジュースの新しい楽しみ方をご紹介します。皆様はりんごジュースをどのようにお使いでしょうか?そのまま飲むのはもちろんのこと、お酒の割り材や料理の隠し味などに利用したことがある方もいるかもしれません。青森市のカフェ、COFFEEMAN goodさんでは龍ノ口りんご園のジュースを使用したコーヒードリンクを提供していただいております。先日訪問した際は、トキりんごのジュースを使ったカプチーノを作って頂きました。飲んだ印象は「りんごを使った上品な洋菓子」を食べているようでした。お近くを訪れた際はぜひお試しください。
こんにちは。龍ノ口りんご園です。本日は、3月に出店が決まったマルシェについてお伝えします。龍ノ口りんご園は、3月18日(土)~3月19日(日)にかけて滋賀県大津市の近江神宮で行われる『近江神宮マルシェ"S"』に出店します。近江神宮は滋賀県を代表する神社の一つで、木々に囲まれた長い参道があります。マルシェでは、その参道に40近い店舗が出店する予定です。(近江神宮の様子です)龍ノ口りんご園は、12月にもこのマルシェに出店させて頂き、多くのお客様にりんごジュースを購入して頂きました。マルシェでは試飲も実施しているので、3種類のジュースを飲み比べてもらい、気に入ったものをご購入頂くことができます。今回のマルシェでは、『弘前ふじ』『トキ』『北斗』の3品種のりんごジュースを販売予定です。また、クラウドファンディングのリターンでもある可愛いパッケージつきのりんごジュース3本セットも初販売の予定です。関西にお住まいの方は、是非お越しください。
こんにちは。龍ノ口りんご園です。今回は、龍ノ口りんご園としての新しい試み、「雪かぶりりんご」についてをお伝えします。雪の中は温度と湿度がほぼ一定に保たれ、野菜や果物の保存に適しているだけでなく、植物が凍らないように糖度を高めるとも言われています。龍ノ口りんご園では、冬の初めに八甲田山の近く、厚目内地区の雪の中にりんごの入ったコンテナを埋めました。現在のりんごの様子ですが、更に降雪が進んでいます。地区へ向かう道中は、ロータリー除雪車の除雪跡が壁のようになっていました。りんごを埋めた地点への入り口ですが、完全に雪に埋もれてしまっています。手前のポールは約1.8メートルあり、りんごはこの雪の壁の向こうにあります。「雪かぶりりんご」は3月下旬に掘り出す予定です。今回のリターンには含まれていませんが、少量をネットにて販売予定です。是非お求めください。
こんにちは。龍ノ口りんご園です。昨年8月、青森県はかつてないほどの豪雨に見舞われ、山の斜面が流されたり、洪水による床上、床下浸水など大きな被害が出ました。りんご生産地では、園地の地盤が緩くなることで作業機械が使えなくなる、農道の砂利が流出してしまう、などの影響があり、さらには樹が丸ごと水没してしまい、全てのりんごの収穫が出来なくなるような畑もありました。(龍ノ口りんご園でも農道に土砂が流入しました)龍ノ口りんご園では、大雨被害に遭われた方々の生活再建に少しでも役立てて欲しいと思い、「売上の一部を寄付するりんご」を販売、多くの方にご賛同いただきました。このたび、皆様からお預かりした売上と寄付分、更に少しばかりではございますが龍ノ口りんご園から上乗せした分を合わせて、青森県の義援金口座に振り込みました。被災された方の日常が取り戻されることをお祈りします。