巨大資本による流通経路の拡大と集中という「検閲」を無力化させてきた模索舎。その「条件なき書店」の50年の歴史を解き明かそうとする本書は、多元的な過去をまなざし現代を問い直そうとする今日の美術史、美術批評、美術制作のための実用書になるはずです。応援します!藤井光美術家・映画監督
模索舎の〝ご近所〟でもある、文筆家の平井玄さんに寄稿頂きました。8月15日のクラウドファンディング最終日のカウントダウンと併走して連載します。お楽しみに。しこしこしない「シコシコ」の日々〈連載全16回〉〈しこしこしない「シコシコ」の日々①〉 平井 玄50年前といえば、模索舎もそうだが、じつはぼくらには「シコシコ」だった。「ぼくら」とは都立新宿高校の全共闘たちである。本屋と一緒にあるカフェが「シコシコ」。いまはそういう形のブックカフェも増えたが、当時は珍しかった。(続く)※リンクを張り直して再送しました
模索舎の〝ご近所〟でもある、文筆家の平井玄さんに寄稿頂きました。8月15日のクラウドファンディング最終日のカウントダウンと併走して連載します。お楽しみに。しこしこしない「シコシコ」の日々〈連載全16回〉https://twitter.com/mosac50/status/1688051487480672256
ZINEもフリーペーパーも選書家も、ブックカフェという言葉すらなかった時代から、模索舎はそこにあった。日本の少部数/自費出版の歴史は模索舎抜きに語れない。模索舎が歩んだ道のりはそのまま、出版を企業から自分たちの手に取り戻そうと闘い続けてきたすべての人々の軌跡なのだ。都築響一編集者
若い頃からミニコミの編集・製作・販売に関わってきたから、昔ならウニタ書舗、今なら模索舎のような書店の存在には、常に親しみを覚える。店舗へは今はごく稀にしか行けないが、50年間の、そのときどきの模索舎の佇まいは、くっきりと目に浮かぶほどに、近しい。太田昌国編集者・民族問題研究家