今回は生ハムにほうれん草を使うという実験をしてみます。
こうなった経緯をざっくり話しますと、多くの食肉加工品には亜硝酸ナトリウムという添加物が使われています。
この亜硝酸ナトリウムですが発がん性があると言われていて、皆様から大変嫌われているのですが、誤解のないよう申し上げますと国が依頼した検査機関が実験をして、毎日摂取してもリスクがない量からさらに100分の1の量しか使ってはいけないと食品衛生法で定められているんですね。つまり、人体に影響はないのです。
一方でこの亜硝酸ナトリウムですが、食中毒菌を抑制するという効果があります。特にボツリヌス菌という死に至る可能性のある食中毒菌を抑制できるので、使った方が安全なものということになります。
つまり、「発ガンのリスクが10数%上がる。ただし、基準値以下なら人体に影響はない」と「ボツリヌス菌に汚染されていた場合、死に至る可能性がある」を天秤にかけていることになります。
ただ一方で、やはり添加物は摂取したくないという気持ちもわかります。私もそういう方を論破しようと思っているのではなく、添加物のメリットデメリットを知った上で、自分の選択をしていただけたら良いなと思っています。
この亜硝酸根、野菜などにも含まれていて、特にほうれん草に多く含まれているそうです。
それならば、ほうれん草を材料にしたら良いのではないかというのが、今回の経緯です。全然ざっくりしていませんね。笑
もし上手く行ったら、面白いものができそうです。