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「12歳で母に」早すぎる妊娠を防ぐ!ケニアの女の子の未来をつくる新たな挑戦

キャンプファイヤー 寄付型のバッヂ

私たちの活動地ホマベイ郡の女の子は、3人に1人が10代で妊娠し、ケニア国内でも深刻な状況にあります。早すぎる妊娠によって、夢を奪われる女の子を減らすため、3年間で地域の大人たちと若者・子どもたち720人にリプロダクティブヘルスの正しい知識を届ける新しいプロジェクトを開始します。

現在の支援総額

1,275,000

36%

目標金額は3,500,000円

支援者数

89

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2023/07/11に募集を開始し、 89人の支援により 1,275,000円の資金を集め、 2023/08/30に募集を終了しました

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「12歳で母に」早すぎる妊娠を防ぐ!ケニアの女の子の未来をつくる新たな挑戦

現在の支援総額

1,275,000

36%達成

終了

目標金額3,500,000

支援者数89

このプロジェクトは、2023/07/11に募集を開始し、 89人の支援により 1,275,000円の資金を集め、 2023/08/30に募集を終了しました

私たちの活動地ホマベイ郡の女の子は、3人に1人が10代で妊娠し、ケニア国内でも深刻な状況にあります。早すぎる妊娠によって、夢を奪われる女の子を減らすため、3年間で地域の大人たちと若者・子どもたち720人にリプロダクティブヘルスの正しい知識を届ける新しいプロジェクトを開始します。

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これまでの現地レポートでは、ケニア共和国ホマベイ郡での早すぎる妊娠の現状とそれによって引き起こされるネガティブインパクトを見てきました。前回のレポートでご紹介したジョイスの家は貧しいながらもジョイスを学校に通わせることができていました。妊娠しなければ卒業も可能だったことでしょう。その後、仕事に就くこともできたかもしれません。どこがジョイスのターニングポイントだったのでしょう。今回はジョイスのような女の子が早すぎる妊娠をしないため、本事業の4つの軸についてご紹介します。Problem Treeを用いた問題分析「何によってこの「早すぎる妊娠」が引き起こされているのか?」「どこにタックルすれば、解決可能性が最も高いのか?」今回、PLASでは”Problem Tree”という手法を用いて問題分析を行いました。”Problem Tree”とはひとつの問題が起こる、そのことを木の幹に見立て、根っこがつながっている部分にどのような問題があり、そのまた先の根っこの問題は何か、掘り下げて問題を分析する方法です。「ジョイスはお母さんに性交渉を迫られていると言えていればよかったのでしょうか?」そしたら下の兄弟が同じような目に会うのかもしれない。ジョイスはコンドームが避妊方法であることは、知っていました。相手の男性のマイクも避妊方法にコンドーム、という事を同じく知っていたかもしれません。しかし知っていたとして、使ってはいませんでした。「そもそも関係性が平等でなかった点については?」「ノーと言えることはその場の選択肢にあったのか?」「マイクとの関係について、そして性交渉・妊娠の可能性について、相談できる人がいたら?」上の画像はだいぶ簡略化されていますが、Jamboardの字が小さく小さくなって画面いっぱいに広げても見えなくなって、配線がごっちゃごちゃになるほど、3度の調査を踏まえたProblem Treeは大きくなりました。PLASが見出した4つの軸その中で、PLASが今回注力したのは以下の4点の根っこです。①子ども・若者が、正しい妊娠・避妊の知識を得る。②子ども・若者が自己決定して行動する。③避妊具を適切に使用する。④相談できる人がいる。理由は種々ありますが、これらは共通して地面に近い根の太いところにある問題でしたので、ここをひっくり返すことができれば、その下の根の部分もひっくり返すことができる可能性が高くなると判断しました。①から④に関しては、こちらの「現地調査を通して、見えてきたこと」にまとめてありますので、一読いただければ幸いです。ここまで読んでくださり、ありがとうございます。ぜひ、温かいご支援と応援のほどよろしくお願いいたします。


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日本のみなさんにメッセージを伝えられる機会をいただき、感謝しています。トビアス・オゴイと申します。PLASケニア事務所のプロジェクトコンサルタントです。事業地のビタから80㎞程のオユギスで生まれ育ちました。2人の女の子と1人の男の子の父親で、私自身は6人兄弟、9人家族という大家族出身です。今はビタに住んでいます。パートナー団体のVIAGENCOと一緒に働き、キャリアガイダンスのカウンセリングや生計向上支援事業を行っています。子どもたちに直接リーチできるのは、子どもたちが自分で自分たちの将来や未来について考えることができるのでとても良いことだと思っています。しかし、子どもたちが自分の力で未来を切り拓いていくにはいくつかのバリア(障壁)もあります。そのバリアを制御する、また崩すために、SRHR(Sexual and Reproductive Health and Rights)事業を行います。事業での役割子どもたちのために働くことにとてもパッションがあります。この事業に携われて、とても嬉しく思っています。このSRHR事業での役割として、子どもと保護者とのコミュニケーションの繋ぎ役などを担います。早すぎる妊娠を防ぐためにここにはとてもたくさんの早すぎる妊娠をした子どもたちがいますが、ひとりだけ話してくださいとのことで、ある女の子について紹介します。私自身がインタビューし、動揺しました。そのティーンエイジャー女の子は、合意のない性行為をされて、彼女は早すぎる妊娠をしました。私は「どうしたら、彼女の早すぎる妊娠を防げたのか?」と考えました。対策の1つに、まずは「保護者にもリーチする」必要があるでしょう。本文と写真に関係はありません保護者は子どもたちが直面する問題の内容を知っていなければなりませんし、性と生殖についての知識がある必要があります。保護者自身が子どもたちをこのようなことから守れるように。次に、「青年期の少女・少年自身が身に危険が及ぶ環境」というものを知っていること。そのような危険な環境要因を知っていれば、前もってその状況を避けることができたかもしれません。たとえば、今回の女の子のケースであれば、彼女は知らない人を訪問することになっていましたが、両親はそれを止めませんでした。その結果、女の子は素性をよく知らない人のところを訪問し、レイプされる結果になりました。妊娠させた男性は責任を負うと言い、お金を送ると約束していましたが、妊娠が発覚した後連絡が取れなくなり、結局女の子は捨てられました。このような問題に立ち向かうとき、女の子だけでなく、男の子もリーチする対象に入れる必要があります。なぜなら、妊娠の責任は男の子にもあるにも関わらず、関係がないと思いがちだからです。しかし男の子、男性、先生、保護者、これらの人々に、性と生殖に関する知識と権利とを知ってもらう必要があります。たとえば、ケニアでは生理の女の子を学校で男の子がからかう場面があります。そのようなことが起きないように、これが自然で大切なことだと男の子も学び、SRHRをポジティブなやり方で理解していくことが必要です。また同時に、子どもたちは他の事についても全方向的に理解していくことが必要ではないかと考えます。たとえばジェンダー多様性など。知らないことに関しては理解できません。でも正しい知識を知ることができれば、自分たちの中で飲み込み、理解することができます。事業で期待される変化最初の期待としては、まず、コミュニティの早すぎる妊娠について、問題を切り拓いていけるプロジェクトができること。これ自体が大きな変化です。第二に、地域にSRHR、また早すぎる妊娠の問題について知らせる機会ができること。そして、どう地域の関係者たちとともにSRHRの問題に対処できるか、それを考えられ始めるのではと思っています。日本のみなさんへ私たちの活動を応援してくださりありがとうございます。SRHRについて、早すぎる妊娠に関する事業について、なぜ今必要なのか、このインタビューを読んで少しでも興味を持っていただけたのならば幸いです。みなさんからの応援で、この活動を通し、コミュニティに理解を広げ、ポジティブインパクトと気づきを広げることができます。ここまでお読みいただき、ありがとうございます。応援、ご支援のほど、どうぞよろしくお願いいたします。


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今回はケニアで出会ったある少女のストーリーをお伝えします。※合意でない性行為のケースです。トリガーになってしまう方、読みたくない方、どうぞ読まずに、ご自身の心を守るのを最優先にしてください。※プライバシーを守るため、名前や設定は変更しています。現地調査で気づかされたケニアの現状これは、実際にあったケースのひとつです。新しい事業の設計のために、まず10人の早期妊娠を経験したユースにおはなしを聞いたのですが、何よりも驚いたのはあっという間に候補者の枠が埋まったこと。決して家々が密集しているわけでもないこのケニアの湖のほとりの田舎で、あくまでもありふれた話として、このようなケースがたくさん転がっているのが現状なのです。現在、アフリカで貧困やHIV/エイズによって取り残された子どもたちに支援を届けているPLASが、次に早期妊娠の問題に取り組もうと決断した瞬間でした。ガレ場の山道が延々と続く村の写真ジョイスのおはなしジョイス(仮名)は2018年に、16歳で妊娠しました。公立小学校の7年生のときでした。ケニアでは学校に年齢制限はないため、学費未払いや成績不振の留年など、16歳でもPrimary Schoolの生徒であることはよくあります。彼女は8人兄弟の長女として生まれ、下の子どもたちの面倒をよく見ていました。両親は細々と農業と卵販売を営んでいました。家計は苦しく、生理用ナプキンなどの生活必需品も手に入らないことがありました。村のおうちのひとつある日ジョイスは近所で男性に出会いました。仮に名前をマイクとします。マイクは村に姉を尋ねて居候しにきたところでした。毎朝ジョイスが卵をその家に配達する度にマイクと会い、ふたりは友人関係になりました。村の景色ジョイスは、マイクは不平等な立場をうまく利用してきたと振り返ります。「プレゼント」という名でお金を何回かジョイスに渡した後、性交渉を要求し始めたのです。ジョイスは母親に「あの家にはもう卵配達にいかない」と言いましたが、理由を伝えることはできませんでした。母親は配達を続けるよう命令し、ジョイスは従うよりほかにありませんでした。なぜならケニアでは親子関係は日本とは少し違うからです。親に対して、ため口などは許されず、厳しく命令されれば従うのが絶対です。村の別のおうちついにある日、マイクはジョイスを捕えて性交渉を迫りました。ジョイスはマイクに避妊無しの性交渉では妊娠することがあり、せめてコンドームを使ってほしいと言いました。しかし、コンドームを売っている場所はマイクが言うには遠く、手元にもなかったためそのまま性交渉を強要されました。その後、ジョイスは生理が来ず、病院に行きました。血液検査と尿検査の結果、妊娠が判明しました。妊娠をマイクに伝えると、マイクは喜んでみせましたがジョイスの心は重く沈みました。ストレスにさいなまれ、家族の誰にも妊娠のことを言えません。しかし刻々と体型は変化し、妊娠6カ月目に母親に妊娠を気づかれました。その途端に、「その妊娠の責任を取るべき男のところへ行け」とジョイスは家から叩き出されました。ジョイスはマイクと早期結婚をし、赤ちゃんをそのまま産みました。小学校は中退し、今も学校には通っていません。敷石に寝転ぶ男の子これが、ケニアには本当にたくさんあるおはなしです。そして、変えることができるはずだと、PLASが今新たに挑戦しようとしているおはなしです。ここまで読んでくださり、ありがとうございます。ぜひ、温かいご支援と応援のほどよろしくお願いいたします。


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7月20日に開催したクラウドファンディング開始記念イベントには56名の方に、ご参加いただきました。イベントにご参加くださったみなさま、ありがとうございます!今回はクラウドファンディング開始記念イベント第2弾のお知らせです。こちらのイベントでは、『「にんしん」をきっかけに、だれもが孤立することなく、自由に幸せに生きることができる社会の実現』を目指して活動をしているピッコラーレさんとコラボし、日本とケニアの妊娠・出産の問題について、クロストークでお届けします。 ___________ ◆開催概要 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄・日時:2023年8月18日(金)20:00~21:30・場所:オンライン(Zoom)・参加費:無料・詳細・お申し込み:Peatixをご覧ください。_____________◆当日プログラム ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄1.プログラム説明2.ピッコラーレ活動説明3.PLAS活動説明4.クロストーク5.参加者さまからのQA6.アンケート記入_____________◆登壇者 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄【土屋麻由美/認定NPO法人ピッコラーレ 理事】助産師。大学病院、助産院勤務を経て1997年4月に出張専門の助産婦として中野区で開業。その後練馬区で麻の実助産所を開業。自宅出産のかたわら、自治体などの母親学級の講師や、きょうだいが生まれる家族に対しての出産準備教育の実践、幼稚園・保育園、学校、地域での保護者向け講座などの性教育実践も行う。妊娠に関する相談支援窓口「にんしんSOS東京」を運営する認定NPO法人ピッコラーレの理事も務める。[認定NPO法人 ピッコラーレ について]ピッコラーレは、『「にんしん」をきっかけに、だれもが孤立することなく、自由に幸せに生きることができる社会の実現』を目指して、現在4つの事業を中心に活動しています。窓口開設から7年目を迎えた妊娠葛藤相談窓口「にんしんSOS東京」では、妊娠にまつわる全ての「困った・どうしよう」に寄り添うことをミッションに、365日メールと電話で相談を受け付けています。また、相談支援員のスキルアップを目的とした研修の開催や、相談窓口から見えてきた課題を社会に広く伝えるための啓発活動として、「妊娠葛藤白書」を2021年4月に発行しました。そして、居所のない妊婦のための居場所づくり「project HOME」も認定NPO法人PIECES との協働プロジェクトとして開始し、HOME第一号となる「ぴさら」(豊島区)を2020年春に開設、これまでに多くの妊産婦とその子どもたちが利用しています。2021年から豊島区から委託を受け、生きづらさを抱えながらも行政の相談機関を利用する機会がなかった若い世代の女性が行政サービスに繋がるきっかけになることを目的とした出張相談会「ぴこカフェ」を開催しています。【藤原 祐希(ふじわら ゆうき)/PLAS海外事業部プログラム・オフィサー】イギリスサセックス大学にて国際開発学を学び、夏季・冬季休暇で帰国中にPLASでインターンを経験。その後サセックス大学大学院でジェンダー・暴力・紛争を修了。UNHCR駐日事務所でのインターンなどを経て、2021年PLASに入職。


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クラファンのページを作成している時は感情が不安定でした。特にヴィオラのケースを書いている時は、虚しさを感じたり、胸が苦しくなったり、インタビューケースを読んで感じたことをみなさんに伝えられるか不安になりました。一方でポジティブな感情もありました。PLASがこれから実現したい社会や事業内容を書いている時は、とてもワクワクしたりと、感情の振り幅がとても大きかったです。前述の通り、今回のクラファンのページは私が担当しました。このエッセイではクラファンページのタイトルに12歳を設定した理由や12歳の頃の自分を振り返ってみました。よかったらみなさんも12歳の頃の自分を振り返ってみてください。12歳の頃のわたしみなさんは、今回のクラウドファンディングのタイトル「『12歳で母に』早すぎる妊娠を防ぐ!ケニアの女の子の未来をつくる新たな挑戦」を初めて見たとき、どんなことを思い、考えましたか。このタイトルは代表の門田と事務局長の小島と3人で話し合って決めました。現地でインタビューした女の子たちのケースがまとめられている資料を読んで、彼女たちが妊娠した年齢はいくつだったのか、子どもが子どもを妊娠してしまう現状を多くの方に知ってもらうためには、いくつに設定すると与えられるインパクトが大きいのかを考えた結果、「12歳」としました。私はこの「12歳」と決めた後、自分が小学6年生から中学1年生くらいの時、どんな子どもだったのかなと考えていました。当時の私は走ることが好きでした。小学生の頃は駅伝大会に出場したり、中学生の頃は県大会に出場をすることを目標に、日々辛い練習を友達と支え合いながら励んでいました。でも時々、どんなに仲の良い友達でも家族でも話せないモヤモヤ、不安が突然湧いてきて、ドロドロした感情を抱えていました。いわゆる思春期です。いま思うと、自分が思っていることを表現することで、他人は自分のことをどう思うのかを必要以上に気にしていたのだと思います。そんなことを考えすぎて、周りと上手くコミュニケーションが取れなくなってしまったこともありました。そんな時はいつも図書室に行き、図書室の先生に相談をしていました。その時間は私にとって、いまでも忘れられない大切な時間であり、周りとの人間関係を保つためにとても大事な時間でした。また周りに家族以外に信頼できる友達や、正しい知識を持つ大人がいたことも、12歳の私にとって、とても重要なことでした。子どもたちを適切な道に導くためにこれまでの現地の子どもたちへのインタビューを通して、「周りに相談できる人がいない」ということが分かってきました。月経や性と生殖について疑問を持ったときに、母親や父親に相談できる子どもは0人でした。またこれまで学校の先生に相談したことのある子どもは1人しかいませんでした。私たちは、子どもたちだけではなく、保護者や教師といった子どもたちに関係する大人たちへも、性や子どもを産むことに関するリプロダクティブヘルスの研修を実施していきます。プロジェクトの詳細はこちらをご覧ください。子どもたちが正しい性の知識を身につける研修も大事ですが、彼らを取り巻く大人たちが正しい性や生殖の知識を持つことは、子どもたちを適切な道に導くために重要なことです。わたしたちは、子ども・若者たちが自分らしく生きられる社会を実現するため、新しい挑戦を始めます。この社会を実現するためにはみなさんのお力が必要です。どうぞ、応援やご支援のほどよろしくお願いいたします。ここまでお読みいただき、ありがとうございます。