プロデューサーの千種ゆり子です!先日、ご支援者の皆様には、監督・プロデューサーからデジタル手書きメッセージをお送りしましたが、ご覧いただけましたでしょうか?現在は編集作業中ですが、今年は、作品の完成・試写・若者向けの上映会、劇場公開に向けた準備など、この作品がたくさん広がるように活動していきます!----------------------------さて、年明け最初の記事は、映画『わたしかもしれない(仮)』に関わって下さったスタッフの皆さんの紹介です。まずは技術部のスタッフの皆さん。スタッフの皆さんに、お仕事の内容や、気を付けていることを教えてもらいました!撮影 知多良さん( X / Instagram )ロケハンをし、リハーサルに帯同し、撮影前に監督とカット割の打ち合わせをし、現場に臨む。さらに、撮影をする際は、誰の視点なのかを考え、カメラ位置や高さを決め、被写体とのリアルな距離感が出るようにレンズを決めていくそうです。照明 斉藤徹さん(HP)撮影時の光(備え付けのライトや光源)を整理して、明るさや色味を自分で調整できるライトを使って、光を作っていきます。ロケハンの際には太陽の光と陰をみて、屋内外とも、光の具合を見たり想像したりして必要な機材を準備。役者の心情に即しつつも、ストーリーの邪魔にならない自然な光をつくることを心がけているそうです。録音 横田彰文さんセリフはもちろんですが、役者さんの周囲に存在しているベースの音(例えば外から聞こえる車の音など、人物の動きとは関係のない音)も録音するのが、録音部のお仕事。仕上げの音声を組み立てながら録っていきます。現場を待たせることなく、スムーズに、きれいに録ることを第一に心がけているそうです。撮影助手 金子愛奈さん撮影助手の金子さんは、レンズ交換やカメラ移動の補助担当してくれました。バッテリー・モニターの管理、画面に映り込んでるもののチェックといった撮影の方を補助する役割です。ストレスなく円滑に撮影できる現場を作ってくださっていました。千種ゆり子という1人の人間を起点に始まった映画制作プロジェクト…職人技をもつ技術部スタッフさんが奮闘してくれたことが本当にうれしく、ずっと夢の中にいるような気がしていました。今思い返しても、なんだか不思議な気持ちです。次回の記事では、助監督、ヘアメイクさんと衣裳さん、記事に掲載している素敵な写真を撮影してくださったスチールカメラマンを紹介します!千種ゆり子
こんにちは、プロデューサーの千種ゆり子です。クラウドファンディングのリターンとしてご用意していた②エイジアムービー過去作視聴12月22日に、Campfireのメッセージ機能より、視聴URLとパスワードをお送りしました。お送りした作品は、稲村久美子がプロデュース、野本梢が監督をした2019年『次は何に生まれましょうか』。年明けの映画祭で上映も予定されている作品です。『次は何に生まれましょうか』あらすじシングルマザーの聡美は娘の望結(みゆ)が他の子たちと少し違うことに苦悩しつつも誰にも相談できずにいた。親に叱責され、担任の先生に泣きつかれ、聡美は苛立ちがつのり、ついに望結に当たってしまう。Message from 稲村久美子この作品では、一般的に”ハンディキャップ”と言われるものは「個性」であると考え、日々の生活の上で起こる大変なところを描きました。映画祭をまわる中で、審査員の方に「人物像がステレオタイプ」などのコメントをいただいたこともありましたが、私の子が実際にしていた行動など、実話をベースに描いています。しかし、他の方が見ると誇張があるように見える。そうした認識のずれにこそ、現実のトラブルの原因があるのだと考えています。困難に直面して大変だと感じることは、誰にでもあることだと思います。ただ、多くの方々に共感してもらえれば、それは一般的なこととなり、別におかしなことではありません。でも、共感されることが少なければ孤立してしまうので辛いと思います。「こういう言い方のほうが分かりやすいよ。」とか、「こう言った方が傷つかないよ。」といった話を周りとしながら解決していくことが大切ではないかと考えています。そういった会話のきっかけになる作品となっていれば幸いです。Message from 野本梢この作品は稲村さんにご自身の経験や心理士としての活動を通して感じたことから、お声がけいただきました。ただ私の中でイメージが掴めておりませんでした。そんな中、知り合いの方と何気なく話をしているときに、ご自身のお子さんに対して愛情を持って向き合っているのにうまくいかない、どうしてか軋轢が生まれてしまう、このままでは子どもを傷つけてしまうのではないかと怖くなって周りに相談したという話を聞きました。そしてのちに特性があることを知りました。こういった家族間の悩みは他者には見えていないことが多く、私自身もその方がそんな悩みを持たれているとは思いもせずでしたので、きっと多くの方が「なんかうまくいかない」を抱えていて、それを努力不足だとか怠慢だとか誤解されていることがあるのではないか、私自身もそう感じてしまっていたことがあったのではないかと気付かされ、早く、たくさんの方に観てほしいと思い、稲村さんと共に脚本を進めました。今回『わたしかもしれない(仮)』のリターンという形ですが、多くの方にご覧いただけて嬉しいです。『次は何に生まれましょうか』監督/野本梢 主演/根矢涼香出演/笠松七海 森恵美 山下ケイジ 橋本美和 村田啓治 高木悠衣 天白奏音 稲村美桜子脚本/野本梢、稲村久美子制作/有限会社エイジア(エイジアムービー)プロデューサー/稲村久美子楽曲提供/LOOP LINE PASSENGER 高畠俊太郎作品HP:https://asia-ina.com/movie/film/tsugiha-nanni-umaremashouka/