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【CRAFTHOTEL】廃業したホテルの再生を通じてまちと旅人を繋ぎたい【焼津】

日本最高級に水産物が豊かな焼津。特有の温泉もあるのに、観光地としてはまだまだ盛り上がりが足りない…!そんな焼津の駅近くに10年程前に廃業したビジネスホテルがありました。これを再生する過程からまちや旅の人たちを巻き込み、その接点を増やし、焼津の盛り上げに寄与したい!ここにしかない宿泊プランを準備中!

現在の支援総額

2,312,000

115%

目標金額は2,000,000円

支援者数

191

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2023/12/16に募集を開始し、 191人の支援により 2,312,000円の資金を集め、 2024/01/30に募集を終了しました

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現在の支援総額

2,312,000

115%達成

終了

目標金額2,000,000

支援者数191

このプロジェクトは、2023/12/16に募集を開始し、 191人の支援により 2,312,000円の資金を集め、 2024/01/30に募集を終了しました

日本最高級に水産物が豊かな焼津。特有の温泉もあるのに、観光地としてはまだまだ盛り上がりが足りない…!そんな焼津の駅近くに10年程前に廃業したビジネスホテルがありました。これを再生する過程からまちや旅の人たちを巻き込み、その接点を増やし、焼津の盛り上げに寄与したい!ここにしかない宿泊プランを準備中!

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こんにちは!RenovateJapanインターン生の宮田まほです。

インタビュー企画「焼津クラフト人シリーズ」第3弾!

※焼津クラフト人シリーズでは、焼津で何か活動している方を取材し、その方のクラフトする(つくる・くわだてる)ものをご紹介していきます。


今回は一級建築士事務所「Mi CASA」の岩森ゆうじさんをご紹介します!

Mi CASAでは、主に住宅や店舗等の新築設計やリフォームを中心に行っています。ゆうじさんは、その代表です。


オフィス入口のおしゃれな照明。


それでは早速インタビュースタート!


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Q. 設計事務所のはじまりは?

私は北海道の出身で、ハウスメーカーの営業部で働いていました。

海外志向が強く、特にスペインが好き。ヨーロッパへも行ける仕事に付きましたが、いざ行くとなるとなかなか簡単には通用しませんでした。ふと振り返ると、お客さんこそたくさんいましたが、自分でつくったと胸を張れるものが無くて。もっと作り手として独立したい!と32歳で決めて、37歳で独立しました。

メーカーの営業をしながら建築のプランを描くことはしていましたが、基本はド素人でしたので、0から建築士の勉強を始めたわけです。


ひと昔前のゆうじさん。


――――――

Q. 焼津へ来たきっかけ!

焼津は妻の出身です。義父の病気がきっかけで焼津へ引っ越すことになりました。ちなみに今でも北海道のクライアントは多く、北海道へも足を運んでいます。


独立する前までは前述の通り海外志向、ずっと旅をしたくて。そのために入ったハウスメーカーでしたが、なかなか旅という形にはならなくて。その時に「旅をしながら建築をすればいいんだ!」と気づき、今では拠点を焼津におきながらも、東北、埼玉、神奈川など、適宜呼ばれたところで活動をしています。ちなみに、8月と9月は札幌にいて、1軒丸ごと直しました。最近はとにかく作ったもののメンテナンスの仕事が多いですかね。


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Q. ゆうじさんにとって焼津の魅力は?

建築的な目線でいうと、本州は瓦葺や漆喰に味がありますね。一方で、デザイン面は北海道の方が進んでいるんじゃないかな。北は雪が多いので高気密高断熱が進んでいて、見た目は箱っぽいけど中がオシャレみたいな傾向があります。


オフィス2階の施工模様。障子の廃材を活用。


北海道と比べて焼津は寒いな〜!今も寒いです笑。やはり高気密高断熱が進んでいるから、北海道の子たちは体が弱くなってきています。高気密高断熱は便利な反面、人を弱くしちゃうんですよね。相撲でも、北海道より静岡の力士の方が強くなってきていませんか?笑。自分の子どもたちをこの環境で育てたいと思ったのも焼津へ来た理由の一つです。


あと、焼津はカリスマが多く、エンタメに強い地域だなと思っていまして。影響を受けて、実は私も最近はアーティストとして活動を進めています!


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Q. アーティスト活動とは?

主に他のアーティストやサポートスタッフのバックヤード・楽屋の演出をしています!廃材を使った装飾・デザインが私たちのスタイルです。廃材は主に焼津で出たものを活用。解体屋で仲間のアキさん(今後インタビュー予定!)のところで出たものをデザインで使い、そこで作ったものを残す場合もあれば、処分したり、違うものを作ったりと、色々繰り返していますね。

例えば温水器を取り替えた時に、その廃材を解体して銅管と真鍮を取り出し、焚火のキャンドルをモチーフに演出をしました。当時はお金がなかったので、次の日にまた解体してすぐに素材として売りましたね笑。


ちなみに、ここのオフィスもお客さんが捨てたものや、いただいたもの、現場で余っていたものなど全て廃材で作っていて、材料費は0円です!


オフィスの中は廃材だらけ!こちらは瓦を活用したアート。


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Q. なぜ廃材に着目を?

何かしらで日本一を取りたい!と思い、古民家再生の仕事でゴミを掃除しているうちに着目し始めました。廃材には個体差があるので、設計ありきでものをつくるのではなく、ものありきで空間をデザインをする設計を考えています。廃材は地域性が高く、再利用でSDGsという利点もありますよね。


アートで廃材の再利用を促進。


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Q. アートにかける想い!

私は戦争が大嫌いです。反対運動にも参加していたけれど、なかなか変わることがなく、もどかしくて。反対運動ばかりで子どもにネガティブな言葉を聞かせたくはないし、ポジティブな言葉を唱えていきたいと思いました。そこで、目をつけたのがアートです。


戦争と真逆にあるものがアートだと思うんですよね。自分たちなりのゲルニカを立ち上げたい。好きなアートを応援して関わっていくうちに、気づいたら自分もやる側になっていました。近所の自動車整備屋のローさん(今後インタビュー予定!)とユニット「旅する椅子」を組んで活動しています。


今のところ廃材アートはあまり比較するものがないから人目が気にならないし、背景のある古いものを積極的に入手して材料にすれば、味が出て良いものができます。


イベントなども開催!


――――――

Q. 焼津には今後どんなまちになって欲しい?

このまま平和であってほしい!が一番ですよね。

気軽に自転車で友達のところへ遊びに行けるような、観光地すぎない、ほどよいローカル感がずっと続いていってほしいです。

子どももここで育っているので、大人として住みよい街にしていく責任があると思っています。


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Q. 応援メッセージをお願いします!

とても応援したくなる取り組みですよね!これまで基本的に元請けでしか仕事を受けないスタンスでしたが、甲斐さんにとても共感したので現場のフォロー役に進んで立候補しました。


時代はリフォームからリノベーション、リノベーションからコンバージョンへと変わりつつあります。用途やコンセプトを刷新するようなコンバージョンに取り組むという意味では、甲斐さんと私はかなり考え方が近いように感じます。西町DOCKは終わらない建築、私は作らない建築でね。


このオフィスは材料費がかかっていないですし、物々交換の世界観なので、何でも持っていってください笑。普段はお金に翻弄されてしまっていても、こうした空間に居たらその心配から解放される、そんな平和な場を共に作っていきたいです。


左から、まほ、ゆうじさん、弊社代表かい


――――――

取材は以上になります。

ありがとうございました!引き続きよろしくお願いいたします。


Renovate Japan
インターン生 宮田まほ

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