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<映画化!> アリスが願う未来 〜 地域を豊かにする給食と "生かしあう経済"

予約の取れないレストラン「シェ・パニース」と、学校教育を変えた「エディブル・スクールヤード」の創始者、アリス・ウォータース氏が2023年秋に来日する。日本を旅して "地域を豊かにする食" と "生かしあう経済" に出会う時、彼女は何を想い、何を語るのか?その貴重な言葉を映画化し、未来に語り継ぎたい。

現在の支援総額

11,207,500

112%

目標金額は10,000,000円

支援者数

592

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2023/09/21に募集を開始し、 592人の支援により 11,207,500円の資金を集め、 2023/10/31に募集を終了しました

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現在の支援総額

11,207,500

112%達成

終了

目標金額10,000,000

支援者数592

このプロジェクトは、2023/09/21に募集を開始し、 592人の支援により 11,207,500円の資金を集め、 2023/10/31に募集を終了しました

予約の取れないレストラン「シェ・パニース」と、学校教育を変えた「エディブル・スクールヤード」の創始者、アリス・ウォータース氏が2023年秋に来日する。日本を旅して "地域を豊かにする食" と "生かしあう経済" に出会う時、彼女は何を想い、何を語るのか?その貴重な言葉を映画化し、未来に語り継ぎたい。

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皆さんこんにちは!クラウドファンディング担当の開です。『スローフード宣言』の1周年を記念して日本を旅をしていたアリスですが先日帰国の途につかれました。あっという間に過ぎ去って夢のような時間でした。そんな今日は来日旅の裏側のレポート第2弾!海士町の次に訪れた、同じ島根県にある石見銀山でのレポートをお届けしますね。この町は、2007年、「石見銀山遺跡とその文化的景観」として、鉱山遺跡としてはアジアでは初めて世界遺産に登録されたそう。江戸時代にタイムスリップしたかのような町並みを歩き、たどり着いたのは「暮らす宿・他郷阿部家」でした。1789年に建てられたという家屋は、オーナーの 松場登美さんが購入した当時は見る影もなく朽ち果てていました。それを21年間かけて少しずつ、地元の職人たちの手で改修したお宿は「日本のスローフードを追求すると、ここまで美しくなるのか…!」とため息が出るような空間です。驚いたのは、修繕をするのに、新しいものは何ひとつ購入しなかったという姿勢です。「お風呂のタイル、1枚1枚色が違うでしょう。 “色ムラがあるから売り物にならなくて” というものをいただいてきたんです。窓のガラスも、廃屋で割れていたものを職人さんに四角く切り出してもらって、小さいものをはめ込みました」夕食と朝食をいただいた大きなテーブルは、廃校になった小学校の階段の腰板だったもの。テーブルの脚は廃線になったトロッコのレールだし、床板も小学校の廊下の床材!登美さんはこうして手作りで少しずつ積み上げた空間のことを「ボロの美」「根のある暮らし」と呼ばれていました。アリスはそのすべてに「私も同じ!私たちは姉妹ね」と、深く共感していました。「登美さんが場づくりで大事にしていることは、シェパニースと同じです。美しさは何より大事。だって、美しさが人の五感を開くんですから。創業の頃、私も、お金がなかったけれど、美しさを整えるのに、お金はそれほど必要ないって知っていました。大事なのは、お客さまに居心地よく、安心して五感を開いていただくことであって、お金をかけることではないんです。美しさは、テーブルにキャンドルを一つ灯すことからだってはじまります。道端の野の花が、小さな花瓶に生けてあるのもいい。(目の前のイチジクを差しながら)近所にある木からもぎたてで完熟の果物も、圧倒的に美しい。”いつでも手に入れたい” と、遠くからなんでも取り寄せることができるのが豊かさだなんて幻想です。本当は、その時、その場所でしか手に入らない旬の完熟ほど、おいしくて、美しいものってないんですから」夕食の途中で、食卓のすぐ横にある ”おくどさん” に火が入りました。竈でご飯を炊き始めると、アリスの顔も華やぎます。「なんて素敵なんでしょう。キッチンを隠すことなく、お客さまにすべてご覧いただきたい気持ち、とてもよく分かります。シェパニースでも、料理を作る風景も、音も、薪の香りや火の存在感も、全部ふくめてご馳走だと考えています。レストランだけでなく、私の自宅でも、キッチンの主役は大きなオーブンで、いつだって炭を焼くところから準備をするんですよ」翌日は、松場登美さんが衣料品・雑貨を取り扱って34年になる「郡言堂」を訪問。「今、国内市場で売られている衣料品の98%が海外製なんです。でも、ここにあるものは全部、日本で作っています。日本にだってこんなにいいものがあるのに ”安いから” というだけで海外製のものを選び、使い捨てるように買い替えつづける習慣を変えたい、と思って」アリスは、そんな登美さんの言葉に深く頷きました。「実は、お買い物をするのは2年ぶりなの。バークレーも、友達の小さな店しか買わなかったけれど、パンデミック間に小さな店が次々に閉店してしまったから」器をいくつか、それにスカーフも。それはそれは嬉しそうに、友人たちへのお土産を購入していました。さて、映画化のためのクラウドファンディングの返礼品に、藍色のエプロンがあります。実はこちら、郡言堂のオリジナルデザインです。和綿、藍染めのエプロンにアリスの手書き文字で「We Are What We Eat」と刺繍されたエプロン。本社でエプロンを贈られたアリスは、目に涙を浮かべて喜んでいました。「ものづくりにここまで心を込めることができるのかと、思いやりを形にして見せていただいたような気持ちです。皆さんの仕事には希望があります。気持ちのいい社屋で働き、築230年の美しい家で食卓を囲む休憩があり、職人技と文化をつなぐためのとても大切なお仕事をしている。世界中の皆の仕事が、こんなふうに働きがいのあるものであったらいいのにと思いますが、アメリカではそれは、簡単ではありません。車で2時間かけて出勤して、窓もない工場で働き、お昼には一人でファストフードを食べ、また働いてから2時間かけて家に戻るという生活の人もいます。仕事は分業化され、自分の仕事が何につながっているかもわからない。そんな毎日を送っていたら、残るのは疲れ、怒り、ストレスです。何のために生きるのか、見えなくなってしまう。すべての人たちに、美しさや温かさ、つながりが見える仕事が必要です。日々、世界についての理解が深まり、自らの成長を実感することができたら、仕事はもはや、仕事ではなくなります。料理でも、ものづくりでもいい。土地を守り、皆のために食べものを育てる農業なら、働きがいのある仕事の中でも最高です。好きなことをして生きている、そして、誰かの役に立っている。その実感は、私たちの暮らしに人間らしい価値観を取り戻させてくれます。皆さんのお仕事、日本のものづくりは、なんとシンプルで、美しいのでしょう!ありがとう。本当にありがとう」アリスとお揃いのこのエプロン、Campfireのサイトから購入していただくことができます。購入費用は、群言堂、そして今回の来日ツアーの映画化の応援になります。石見銀山では、アリスが「人生で最良の朝ごはん」という朝食を食べたり、美しい古民家で園児が自ら火おこしして、給食を作る園を訪問したりと、まだまだ書きたいことはあるのですが…続きはぜひ、映画とムックでご覧ください♪次は、いよいよ京都に!レポートを楽しみにしていてくださいね。


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皆さんこんにちは!クラウドファンディング担当の開です。『スローフード宣言』の1周年を記念してアリスが来日して旅も後半となりました。今日は来日旅のレポートをお届けしたいと思います!最初の訪問地は、島根県隠岐諸島の海士町でした。スーパーもコンビニもない人口2300人の島で、お米は100%自給。農家さんの組合が元気で、耕作放棄された水田はほとんどありません。海も豊かで、人と人、人と自然の距離が近く、神楽やしめ縄作りなど、町の皆で集まる行事も盛ん。 町で唯一の信号機は、「いつか子どもたちが島を出るときに戸惑わないように」小学校のそばに作られたと聞きました。そんな島にできた小さな出版社「海士の風」から、アリスの本は出版されました。ツアーはやはり、このリアル・スローフード・アイランドからはじめました。(フェリーでは本州側から3時間かかるため、Peace Winds Japanのご協力でなんとヘリで移動! 30分で島に到着しました。災害支援や離島医療にも活躍するヘリだそうです)後鳥羽上皇の皇太子も過ごした歴史ある資料館「村上家」に島の人たちが50人以上集まった歓迎会では、手作りのおはぎに感激!材料はすべて島根県産(もち米は海士町産)、器まで、海士の粘土で焼いた海士産のものでした。 そんな地産地食の歓迎を美味しくいただいてから、『スローフード宣言』についてアリスがスピーチ。「今回、私が出版したこの本は、政治的な本です。何しろタイトルに “宣言” とありますからね。課題が山積みなこの世界を変えていくために、次世代にもう一度、人間らしい価値観を伝えていくこと。 それ以上に大切なことはないと信じて、書いた本です。“We Are What We Eat” - 私たちは、食べたものでできています。人は皆、ラッキーなら、1日3回、食事をすることができます。毎日の食卓に、誰がどこで作った何を選ぶか。 その選択と決断で、私たち自身の健康も、この地球の健康も、いいほうにも悪いほうにも変わります。何をどう食べるか、それは、私たち誰もが参加できる、世界とつながるためのパワフルで政治的な選択なのです」と、一言だけご挨拶いただく予定が、このあとも金言だらけでした。(続きはクラウドファンディングの応援で完成する映画でご覧ください!!)この会には、地元の高校生たちも(学校を早退して!)参加してくれて、16歳の一人から、こんな質問が出ました。「小学校のとき、校庭でみんなで育てた野菜を食べたのがとても楽しくて、美味しかったです。こちらの高校では寮生活をしていますが、寮の食事がもっと美味しくなったらいいなと思って、学校で エディブルスクールヤードをやりたいと提案しようと思っています。どこから始めたらいいか、ヒントをもらえますか?」アリスは大きな地図を広げながら、言いました。「嬉しい!それは素晴らしい提案だと思います。28年前、バークレーのたった一つの公立校から始まったエディブルスクールヤードは、 今では全米で6200校以上に広がりました。毎年、夏に、世界中から集まる教育者の研修を行なっていますから、 あなたもよかったら、バークレーに来てくださいね。エディブルスクールヤードで次世代に伝えたいのが、本書で “スローフード的価値観” と呼んでいる、人間らしい価値観を取り戻すことです。それは、ガーデンやキッチンからはじまります。ガーデンで学ぶといっても、伝えているのは農作業のスキルではありません。五感をはたらかせ、手を動かしながら、子どもたちが自分で経験する中で 国語算数理科社会などの教科学習を、教室の外で学んでいくのです。たとえば地理の授業なら、キッチンで食材を選び、巻き寿司を作って、箸を使って食べたら、日本ってどんな場所だろうと好奇心が湧きますよね。それがここ、海士町でも広がるのは、素晴らしいことです。あなたのその情熱、どうか持ち続けてください。 そして、学校内の仲間だけでなく、校長先生や理事長、地域の人たちを巻き込んでね」巻き込む、とはどうしたらいいのかを聞かれると、「私が誰かを仲間にしたいときは、いつもその人と一緒に食卓を囲みます。場所は、家に招待してもいいし、公園でのピクニックでもいい。大事なのは、ハッとするようなおいしさや美しさを共有することです。それはいつだって、どんな言葉よりも変化のきっかけになるのだから。エディブルスクールヤードで大切にしている言葉をお伝えしておきますね。それは "Beauty is a language of care (美しさは、愛情の言語です)"子どもに接する姿勢も、場づくりにおいても、美しさは必ず人の心をつかみます。ぜひ、仲間をピクニックに連れ出して、あなたの情熱を伝えてみてください」夜は、100%海士町産のおいしいお食事を島の漁師さんや農家さんと一緒にいただき、翌日は地元小学校を訪問。素晴らしい学校給食をいただきました。そんな様子も是非、映画を楽しみにしていてください。次回のレポートもお楽しみに!!!!


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こんにちはクラウドファンディング担当の開です。皆さまからのご支援がなんと400万円を超えました!本当に有難うございます。今日は雑誌 Richesse(リシェス)No.45 (発売日2023年09月28日) に掲載されている素敵な記事をご紹介いたします。今回、アリス来日ツアー中にも、講師として、そしてシェフとしてご協力くださる 東京・西麻布のフレンチ「レフェルヴェソンス」の総料理長、生江史伸さんと、 アリスさんとの往復書簡を巡るとあるお話です。手紙を通して、国境を越えて心がつながるお二人のご様子、温かさが 本記事からひしひしと伝わってきます。シェ・パニースで味わった、「おいしい!」という衝撃的な感情が、 生江さんに大きな影響を与え、彼のその先の生き方につながった。「おいしい!」が原点になって、人がつながる。そして、その”つながり“がやがて大きな力となり、”おいしい革命”が起こる。アリスさんが、 『「どのように食べるか」ということは、すべてにつながっています』 とお手紙で述べたように、 私たちが食にどう向き合うかが、 自分、自然、社会とのつながりの形を創る。食は、“つながり”がキーワードだなと改めて感じます。また、生江さん直筆のお手紙にも心が温まります。SNSをはじめ、相手に伝える手段はたくさんある現代。その中で、手紙で自分の想いを伝えると、 文章だけでなく文字からも、 本人の様々な感情を感じとることができますし、何より形として残るのが手紙の魅力ですね。ほっと心が温かくなる、素敵な記事です。 ぜひ下記URLから覗いてみてくださいhttps://www.richessemag.jp/gourmet/a45234602/shinobunamae/


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皆さんこんにちは!クラウドファンディング担当の開です。アリスが日本に来日し、素晴らしい活動が展開されています!さらに、皆さまからのご支援がなんと200名を超えました。本当に感謝しています。本日は、代官山T-SITEで開催中のアリス・ウォータース来日特別企画のフェアをご紹介させていただきます。この特別なフェアでは、来日ツアーに関わるレフェルヴェソンス総料理長の生江史伸さん、株式会社石見銀山生活文化研究所の相談役である松場登美さん、One Rice One Soup Inc.の代表である中東篤志さん、そして私たちアリス・ウォータース来日プロジェクトのチームメンバーである、『スローフード宣言』の訳者であり、日本スローフード協会の理事である小野寺愛さんなどが、「食を変えれば、世界が変わる」というテーマで書籍を紹介しています。 実際に私もフェアに足を運んできたのですが、アリスの哲学を受け継いでいる皆さんが選ぶ 「食を変えれば、世界が変わる1冊」のラインナップが非常に興味深く、すべての本を購入したいくらいでした。お住まいが近い方も遠方の方も、ぜひフェア期間中にお越しいただき、"食べる"ことが変わるきっかけを見つけてくださいね。【フェア概要】会期:2023年10月7日(土)から2023年10月23日(月)まで営業時間:通常の営業時間に準じます場所:蔦屋書店3号館 1階 料理フロア主催:代官山蔦屋書店問い合わせ先:03-3770-2525


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皆さん、たくさんのご支援本当にありがとうございます!クラウドファンディング担当の開です。とうとうアリスの来日が近づいてきました!今日はアリスの来日ツアーに関してご紹介させていただきます。10/9-18の10日間、様々な地域に訪問します。------------------------来日ツアーの概要------------------------2023年10月9日〜18日■島根県 海士町のまちづくり、地産地消給食大森町・他郷阿部家の食事■滋賀県 立命館大学が目指す、地域に根ざしたガストロノミー■京都府 京都市で行うビジネスリーダーとの対話亀岡市のオーガニックビレッジ宣言■徳島県神山町の食農教育とスクールフードフォーラム■東京都都市の屋上菜園が育んだ生かしあうつながり------------------------------------------------------------------------10日間の滞在とは思えないほどの移動距離と訪問地域の数。都心から離島、四国に大学まで実にバラエティに富む内容の旅ですが これらの地域全てに一貫しているテーマは 「スローで人間らしい価値観をいかに取り戻すか」。これから、それぞれの地域の魅力、そしてなぜアリスが その地域に訪れるのか来日後もこの活動報告でご紹介させていただきます。お楽しみに!!