<映画化!> アリスが願う未来 〜 地域を豊かにする給食と "生かしあう経済"

予約の取れないレストラン「シェ・パニース」と、学校教育を変えた「エディブル・スクールヤード」の創始者、アリス・ウォータース氏が2023年秋に来日する。日本を旅して "地域を豊かにする食" と "生かしあう経済" に出会う時、彼女は何を想い、何を語るのか?その貴重な言葉を映画化し、未来に語り継ぎたい。

現在の支援総額

11,207,500

112%

目標金額は10,000,000円

支援者数

592

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2023/09/21に募集を開始し、 592人の支援により 11,207,500円の資金を集め、 2023/10/31に募集を終了しました

<映画化!> アリスが願う未来 〜 地域を豊かにする給食と "生かしあう経済"

現在の支援総額

11,207,500

112%達成

終了

目標金額10,000,000

支援者数592

このプロジェクトは、2023/09/21に募集を開始し、 592人の支援により 11,207,500円の資金を集め、 2023/10/31に募集を終了しました

予約の取れないレストラン「シェ・パニース」と、学校教育を変えた「エディブル・スクールヤード」の創始者、アリス・ウォータース氏が2023年秋に来日する。日本を旅して "地域を豊かにする食" と "生かしあう経済" に出会う時、彼女は何を想い、何を語るのか?その貴重な言葉を映画化し、未来に語り継ぎたい。

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皆さんこんにちは。クラウドファンディング担当の開です。応援終了まであと2日!!自宅映画視聴券、試写会参加券、上映会実施権などなど、ぜひご協力をお願いします!そして本日の活動報告は来日レポート第5弾となります。ツアー5日目は、立命館大学食マネジメント学部へ。別名「スローフード大学」とも言われるこちらの学部は、経済学、経営学を基盤として「食」のあらゆる側面を総合的に学ぶことを目的に、2018年に開設されました。日本の大学で初めてガストロノミーを学問として学べる場所であり、数年後には海外からの学生も受け入れ、バイリンガル学部にすることを視野に入れているそうです。 この学部で教鞭をとる Masayoshi Ishida 先生は、長年イタリアに暮らし、スローフードインターナショナルの事務局でも働いていたことのある方です。アリスがスローフードインターナショナルの副代表だった時代は、何度も同じテーブルで対話を重ねた間柄でした。「”ファーマーズファースト=生産者がいちばん大事” と言って、世界中から農家を集めて、農家同士が知恵や困りごとを共有し、連帯する場所を作ろうと決めた年がありましたね。代表のカルロから ”日本からも各都道府県から農家を呼べ!” と無茶苦茶な指令を受けて、奔走したこともありました」 思い出話に花が咲きます。「ファーマーズ・ファースト」は、今回の旅でも何度となく、アリスからも聞いた言葉です。農家さんを祝福せよ、自分の食べ物を作ってくれる大地の世話人に感謝せよ、と。 石田先生やアリスと話していると、本当のサステナビリティとは何か、本当の意味での食糧の安全保障とはどんなことか、考えさせられます。さて、そんな立命館大学の訪問は、学生たちによる大歓迎ではじまりました。 食マネ学部は、真のナポリピッツァ協会(Associazione Verace Pizza Napoletana)と連携協定を締結していて、キャンパス内に立派なピザ窯があります。講演前、石田先生と森の中に設置されたテーブルでお話していると、ガーデンから収穫したパプリカを乗せたピザを、地元の料理人が焼き上げ、学生たちが運んできてくれます。「これこそスローフード、というテーブルですね。森の香りがして、風が気持ちよくて、シンプルで、美しくて、テーブルには旬の果物。 大事な対話は、いつだってこんなテーブルで始まるもの。午後の講演会も、(室内ではなく)森で開催したらいいのに!」と、アリスもとても嬉しそう。「こんな場所にいれば、自然と五感が開きます。人のありようを変えるには、それが一番。しっかりと見て、触れて、聞いて、香って、味わって…  五感を使うことが、脳への一番の栄養なのです。 私は、1968年、ロンドンでモンテッソーリ教師の資格をとりました。100年前、イタリアで初の女性医師であったマリア・モンテッソーリは、貧困や飢えの中にいる子どもたちが、なぜ、他の子どもたちのように学ぶことができないのかと考えるようになりました。  インドやローマに住み、子どもたちの観察を続けて発見したのが、”五感が脳に直結している” こと、そして、”人は(言葉で教わるよりも)やってみることで学んでいる” ということでした。  貧困地域の子どもたちは、五感を奪われている状態でした。安心感の中で十分に匂いを感じ、味わい、聞いて、見るという経験に乏しかったのです。We Are What We Eat - 私たちは食べたものでできている。なのに、早くて、安くて、簡単な栄養補給の機会しか与えられていない子どもたちは、五感が閉じ込められている状態で、世界を知ることができません。  そこで彼女は、子どもたちが自ら手を動かしながら、感覚的に学ぶことができる場づくりを教育法として体系化しました。 私のレストラン、シェパニースも、エディブルスクールヤードも、モンテッソーリの思想に大きく影響を受けて、いかに人の五感を開く場所であるかを大切にしています」「今の子どもたちは、経済的に困窮していなくても、スマホとパソコンで忙しくて、五感が開く機会を奪われています。多いほどいい、時は金なり、いつでも同じが安心、今すぐ車の中で食べたい… ファストフードを身体に取り込みながら、そんな風に、価値観も塗り替えられてしまっている。この森にあるような、草の香りや風の音、美しさを十分に感じることができていないんです。 だからほら、本当は学生たちも外に連れ出して授業をしたらいいのに!いつだって、空の下がいちばんなんですよ」...と、冗談?いや、本気の提案をしながら、大教室に移動しました。講演会には400人以上が集まり、オンラインの参加も400人以上、あわせて800人以上の方と語り合う機会となりました。アリスはまず冒頭で(前の投稿「ビジネスリーダーへのメッセージ」にも書いた)SSA=学校支援型農業の提案を紹介しました。「学校が生産者を買い支え、すべての子どもたちにローカルでリジェネラティブな学校給食を与えること。それは、気候変動を止め、私たちの健康と地球の健康を回復するために欠かせない “Delicious solution = おいしい解決策” なのですよ」と。その上で、「石田先生。ピザ窯もとっても素敵だったけれど、学校として、その前にやることがあります。 キャンパス内を歩いていたら、空き地がたくさんありました。すべての空き地に果樹を植え、畑を作るところから始めましょう。食堂の食べ残しをコンポストして、堆肥を作り、空き地で食べ物を育てたら、新鮮な食材が手に入るだけでなく、炭素も固定できるんですから。  私の友人、ゲリラガーデナーのロン・フィンリーはいつも言うんですよ。”食べ物を植えることは、札束を刷るようなものだ” って。  季節ごとの果樹や野菜でいっぱいのキャンパスは、どんなに美しいでしょう!きっと日本のモデルになることができます」「(温室効果ガスの排出量を劇的に減らさなくてはならない)2030年まで、私たちに残された時間は、あとわずかです。大学や自治体、モデルとして注目を集められる場所ではじめていくしかありません。  デンマークのコペンハーゲンでは、ローカルでオーガニックな給食を義務化して、ほぼ達成できています。フランスのパリでも、市長の英断で学校給食が変わりました。今、市内のすべての学校に、200km圏内にあるリジェネラティブ(環境再生型)な農園から食材調達をする義務があります。  日本の学校にも、フランスのように、皆で食卓を囲む美しい文化が残っています。ここで始めることならきっと、世界のモデルにだってなれるんです。食マネジメント学部なら、なおさらですよね?」「小さな町バークレーで私たちがやったのは、決して、たくさんのことじゃない。たった2つのモデル - シェパニースとエディブルスクールヤード - を大切に育むことでした。エディブルスクールヤードのネットワークは、28年間で6200校に広がったけれど、それを自分一人でやろうと思ったことはありません。目の前の小さなモデルを皆で確実に育むこと、それが大切なんです。  この学校でなら、日本の皆さんなら、きっとできます」そんな風に結ばれて、石田先生も、参加者も、通訳のわたしも、楽しい宿題を受け取ったような気持ちなりました。他にもたくさんの素敵な物語がありましたが…  続きはぜひ、映画でご覧ください!


皆さんこんにちは! クラウドファンディングも残りあと3日となりました!残りの日数皆さまに少しでもアリスの思いをお伝え出来るよう活動報告をさせていただきます。今回の報告は書籍スローフード宣言を読んで自主的にビジネスリーダープログラムに参加したいと 声を上げてくれた神奈川県出身の高校生「ここさん」の研修レポートをお届けしたいと思います。 大人に揉まれて二日間を過ごしてここさん。どんな人生のヒントを得たのでしょうか。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・私は『スローなイノベーションを生み出すビジネスリーダープログラム』に二日間高校生インターンとして参加させていただきました。 二日間を今客観的に振り返ってみますと二日間という短い期間とはいえ言葉にできないほど密の濃い時間を過ごさせていただきました。その中で私が特に印象に残った3つの言葉から今回学んで感じたことを振り返ろうと思います。一つ目は『スロー』という言葉について。私は恥ずかしながら今回参加させていただくまで『スロー』という言葉をこんなにも深い意図で聞いたことがありませんでした。 放課後に安いジャンクフードを食べて幸せを感じるという、どっぷりファストフード文化の私にはないとても新しい考え方でした。スローとは何なのか。私は2日間参加した自分に問いてみても私は「綺麗に言語化することができない。それがいいのかもしれない。」 と思いました。二日間通してたくさんの素敵な方のお話を聞いて『スロー』を言語化するのではなくまた、ファーストな生活、スローな生活が良い悪いではなく自分が生活において何を大切にしたいのかがとても大切なんだと気づきました。私は何を大切にしたいのか自分の心に傾聴して日々の生活を過ごして行きます。二つ目は『五感』について。1日目に畑に行き新鮮な野菜が包む空気に触れてとれたての野菜を説明と共に調理してくださる様子を見てテーブルを囲んで美味しいご飯を食べる。お寺に行き座禅を組む。など五感をとても使う活動をとてもしました。普段「五感」を強く意識して日常生活を送っていない私はその夜とても疲労感を味わいました。 私がいかに日々の生活でスマホばかりさわり五感を感じていないことをとても身に沁みる1日でした。 体全体で感じるってこんなにも充実して幸せなんだなと小学生の頃家の周りで友達とたくさん遊んだことを思い出しました。「『便利=幸せ』にはならない。」とおっしゃっていましたが本当にその通りだなと感じました。 スマホを使ってどこにいてもいろんな人と話せることはとても便利ですが、やはり直接相手の顔や仕草を見ながら お話するたのしさとは大きな差があるように私は感じます。便利な世の中になってきたからこそ立ち止まって考えて不便ではあるがその中の幸せに気づくきっかけになりました。最後に「美しさ」について。今回参加した際自分の心が「美しい」と思うものにたくさん出会いました。 色とりどりとのサラダ、お寺から見てる夕日などなど…。とても些細なことも「とても美しいな」と感じました。 私は毎日母の美味しいサラダや下校中見える空をいつもの生活でも見ることができるのにこんなにも美しいと特に思った理由として 「食を通じて私自身がとても元気になった」からなのではないかなと思っています。今何を食べているのか、この食べ物たちはどこからきているのか、どんな風に育ったのか、どのように調理されたのか、を理解して体全体を使って食べるということがどんなにも幸せなことなのか体験することができました。元気になるに決まっています。日常に自然の力で心が喜ぶものはたくさん溢れていて私にパワーをくれているのに私は全く気づけていないことを再確認することができました。今回教えていただいた「美しく 丁寧に 素早く」 この言葉を私はとても大切にしていきたいです。 以上です。話は少しズレるのですが参加した際に他の参加者のみなさんが人生の先輩として私にたくさんのアドバイスをしてくださったり 高校一年生の私をを人の大人としてお話を聞いていただけたことが本当にとても嬉しかったです。将来の夢が全く決まっておらず今回何かしらのきっかけがあればいいなと思いながら参加した私ですが、参加者の皆さんの 自信たっぷりに自分の仕事を語る姿を見て私も自身の人生に自信をもって語れる大人になりたいと心から思いました。本当に密の濃い最高の時間をすごすことできました。本当に参加者の皆さん含め主催者のみなさん二日間ありがとうございました。忘れることのできないとても素敵な体験をありがとうございました。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・この研修を終えてここさんは地元で自主上映会を開催してくれるそうです!アリスの思いが未来に繋がっていくことは本当に嬉しいことですね!


皆さんこんにちは!クラウドファンディング担当の開です。とうとう寄付が700万円を超えました!! 皆さまのご支援のおかげです。ラストスパート、GOALまであと4日。 まだまだご支援お待ちしております!さて本日の活動報告は引き続き来日レポートをお届け。昨日の投稿その4 京都大原からの続きとなります!さて、大原から京都市内に戻ります。お昼は、大原で収穫した野菜を使って、生江さんと中東さんにお料理していただくのを目の前で見せていただきながら、アリスの話を聞くという、なんとも贅沢な時間です。アリスは、大小様々な日本のビジネスに携わる人々に話をする機会ということで、何をメインメッセージにすべきか、考えているようでした。話してくれた骨子は、こんな内容でした。 ・「日本のビジネスリーダーの皆さん、こんにちは! 私は皆さんに、ある大切な提案をお伝えしたくて、今日、ここに立っています。それは、地域の農業を豊かにするために、学校が経済エンジンになり得る、というアイディアです。この地球上の誰もが、食べずに生きることができません。そして、世界中の誰もが状況さえ許せば学校に行き学びます。”子ども” と ”食” をつなぐことに、私は未来を感じています。  60年前、私たちはどんなふうに食事をしていましたか?当時、輸入するのはコーヒー、紅茶、スパイスくらいで、他はすべて、そのとき、その土地にあるものを工夫していただいていましたね。食材は、ローカルで、オーガニックで、リジェネラティブ(環境再生型)な農家さんから買う他に、選択肢がありませんでした。ニュージャージーで育った私は、冬の楽しみかたを知っていました。野菜があまりとれなくなるあの時期は、母が秋に仕込んだアップルソースや、冬に旬を迎えるカボチャのスープを美味しく食べました。大きなビジネスが「いつでもどこでもなんでも手に入る」という状況を作る前の時代は、世界中のどんな土地にも、豊かに暮らすための知恵がありました」「52年前、留学先のフランスから帰国して自分のレストラン “シェ・パニース “を始めたとき、私は美味しさを求めていました。小さなフランス料理屋を始めたら “あの味” に出会えるかな?と思っていたけれど、美味しさを作るのは、レストランではありませんでした。地元で、リジェネラティブ(環境再生型)な農家さんに出会えて初めて、私たちは美味しさを発見したのです。  生産者とつながるたび、彼らは私の親友となりました。種の大切さや、気候危機を乗り越えるための土壌の役割など、この地球上で生きていく上で大事なことを、たくさん教わりました。自分の食べものを作ってくれる人たちと直接つながることは、本当に大切なことですね。ローカルで、オーガニックで、リジェネラティブな農家、酪農家、漁師が安心して仕事をできるよう、私たちは仲買人を挟むことなく、彼らに必要な “本当のコスト” を直接、届ける必要があります。そうすることで、彼らもまた、私たちに一番美味しい、 “本当の食べもの” を届けてくれるようになります。シェパニースの成功は、私に旬や完熟の美味しさを教えてくれた農家さんなしには、あり得ませんでした」「さて、シェパニースがこの52年間してきたことを、学校がするようになったらどうでしょう?つまり、学校が、地域の生産者と直接つながり、彼らに必要な “本当のコスト” を直接、地域の生産者に届けるようになったら。そうすることで、学校の子どもたちにこそ、地域で一番栄養価が高くて美味しい、 “本当の食べもの” が届くようになったら?  公的な機関で給食を食べる子どもの数は、米国には3000万人います(日本だと小学校だけで600万人)。こんなに大きな購買力を持つレストランチェーンは、他にありません。バークレーの小さなレストランに立って、地域の経済圏を変えることができたのです。もし、すべての学校がそのエンジンになったらどうでしょう?  CSA(地域支援型農業)から、一歩先へ。各地の学校を起点にSSA(学校支援型農業)が導入されて、地元の農家さんを買い支える形で、すべての子どもたちに無料で、オーガニックな給食を提供することができたら。その地域の農業の風景が変わり、子どもたちの未来が変わります。ぜひ、皆さんにはその応援をしていただきたい」最初から勢いよく語るアリスの言葉を、会場にいた皆さんがぎゅっと吸収していたように感じました。その間にも、中東さんと生江さんにより、美しい手つきで食材が料理されていきます。アリスは、話をしながら、豆の鞘取りをしたり、野菜くずが出るたびにそれをコンポスト行きのバットに盛る役目を楽しそうに買って出ていました。「野菜くずはいつも、感謝の気持ちと共に農園に戻しに行かないとね。これをエネルギーを使って燃やすなんて、もったいない。養分として土に還すことで、土壌が豊かになり、炭素も固定できるのだから」と。参加者から、「農家さんから多くを教わったという話がありましたが、レストランとして農家さんの役に立った、アイディアを提供した、という経験もありましたか?」という質問がありました。「レストランをはじめて、すぐにわかりました。私たちがいかに生産者(=自分たちの食べものをつくってくれる大地の世話人)に頼りきりであるかということを。私は料理人で、今日も、素晴らしいお二人が料理を作ってくれていますが、生産者がいなければ、料理人は役に立ちません」 …私たちは、生産者なしには、生きていくことができない。 朝、生江さんが仰ったのと同じ言葉を、アリスからも聞くことになりました。(打ち合わせなどしていなかったのでびっくり!)「その土地で、いつ、何がよく育つのか、農家さんはよく知っています。初期の頃、メニューにこだわるあまり、そのとき目の前にある食材を料理に使わないことで、怒られたこともありました。私は、農家さんをガッカリさせたくなくて、”いま畑にあるものを全部ください” と伝え、言い値で食材を購入するようになりました」…そのとき畑にあるものを、すべて購入して農家さんを支える。朝、中東さんが仰ったのと同じ言葉を、アリスが言いました。(もちろん、打ち合わせなど、してないですw)「それでね、食べ物の本当の値段を生産者に支払うようになったら、面白いことが起こるようになったんですよ。あるとき、私たちが頼りにしている農家のボブ・カナードが、バスケット一杯にネトル(イラクサ)の新芽を持ってきて、“栄養満点だよ。食べてみて” と言うんです。驚きましたが、工夫してみることにしました。オリーブオイルをたっぷり使って、ニンニクで炒めて、、、ピザに乗せてみた。それが、大人気!  皆がネトルのピザを食べたくて、店は行列になりました。ネトルって、あの雑草ですよ。世界中、どこでも生えている雑草!  そんな風に、私たちが農家さんを買い支ることで、農家さんは、私たちがそれまで考えてもみなかったような美味しさを届けてくれるようになりました」「生物多様性の美しさも、生産者が教えてくれました。トマトだけでも、数百種類はある。それぞれの品種をどう育てるか、旬がいつかを知っているのは、農家さんなんです。私は、少しずつ全部違う野菜の美しさに、いつも見惚れます。いちばんいい時に出したいから、メニューは、食材に合わせて変えていきます。カリフォルニアのセントラルバレーに、ずっとお付き合いのあるマス・マスモトという桃農家がいます。私は彼の桃の大ファンですが、その旬はものすごく短いんです。マスさんから “もうすぐ時期だよ” と一報が入ると、レストランのデザートメニューはすぐに変更するんですよ」そんな話を聞いている間に、素晴らしいお料理が出来上がりました。 生江さんが24年前、シェパニースにインスピレーションを受けたという、野菜の色と形を愛でるサラダ。ドレッシングは、アリスが数日前に訪れた海士町の漁師さんが突いたイシダイの骨の出汁、大原のすだち、フレンチマスタードとオリーブオイルで。お料理をしている間にも、アリスはもちろん、生江さんからも中東さんからもたくさんの金言が飛び出して、食べる前から胸もお腹もいっぱいになるような昼下がりでした。全部お届けしたいけれど…  続きはぜひ、映画(&公式ムック)で観てください!


皆さんこんにちは!クラウドファンディング担当の開です。映画化プロジェクトも残り5日となりました!映画のイメージが湧くようにより詳しい来日レポートを本日はお届けいたします。先日こちらの活動報告でビジネスリーダープログラムをレポートしましたが京都大原での初日の様子をより詳しく本日はお伝えします。今回アリスの来日企画を考えるにあたり、「日本の美しさを見てほしい」「子どもと食をつなぐ実践者に会ってほしい」という気持ちの他に、もうひとつ「日本のビジネスリーダーの背中を押してほしい」という願いがありました。便利さやスピード、大量生産やコスパを重視しすぎたあまり、作り手も消費者も疲弊している… そんな現代社会のバランスを少しだけ、スローな方向にシフトすることはできないか。そう考えているビジネスリーダーたちが、五感で気づきを得るような場を作ろうと、スローイノベーションTakahiko Nomura さんと、海士の風の Hiroshi Abeさん、そして Atsushi Nakahigashi さんが動きました。全国から集まったのは、大きな企業の経営者から、京都で16代続く老舗店の若旦那、それに「なんでもやります!」と乗り込んできてくれた高校1年生のインターンまで、多様なメンバーでした。朝は、「草喰なかひがし」の大将・中東久雄さんが雨の日も雪の日も毎朝収穫に通う、京都の大原に向かいました。日本を代表するシェフ、レフェルべソンスの生江史伸 Shinobu Namae さんもナビゲートしてくださいます。大原の30年間を語るだけで本が1冊書けそうですが、シンプルにどんな場所かをお伝えすると…30年前から、大原では農家が毎週「日曜朝市」を開催していた。中東さんが料理人だとわかると、農家さんから「持って帰って食べてくれ」と大量に野菜を手渡された。中東さんはそれを京都の料理人に配るようになった。すると「こんなうまい野菜があるのか」と料理人たちが皆、大原に通うようになり、いつからか、日曜朝市がはじまる前から料理人たちで集まってコーヒーを飲み、情報交換をするようになっていった。 中東さんたちは、端境期にはネギボウズまで買っていく。サツマイモの茎や葉、栗の殻までも美味しくいただく工夫をする。すると、農家さんは「こんなものまで売れるのか」と、ますます丁寧に野菜を育て、それまでは廃棄していた部分も朝市に並ぶようになった。朝市はどんどん多様性に溢れ、盛り上がっていった。そんな大原のもう一つの核となったのは「つくだ農園」の渡辺さん。17年前に大原に来て以来、1000年の歴史がある石垣の棚田を守りながら、若手の新規就農を支援している。 結果として、大原では耕作放棄地がゼロ。新規就農を目指す若手も多いが、使える土地がないという嬉しい悲鳴! ...そんな場所です。 ここに、昼に調理する食材を収穫しに立ち寄りました。「まだ若くて何も知らなかった私が大原に通い始めた頃にね、農家さんに言われたんですわ。”あんたら料理人は、生産地に来たらうまいもんがあると思っとる。わしらは野菜を作ってるんじゃない、土を作ってるんだ” と。  “ええもんだけ持って帰っても、いい料理はできない。未熟なもの、できすぎたもの。そのときそこにあるものをどう使うかを考えるのが料理人ちゃうか” と。目が覚めましたね。今では、ネギ坊主も、白菜の菜花も、カブラの花も、みな買うて帰るんですわ。それを美味しくいただく工夫を、他の料理人とも情報交換しますから、皆そうするようになってね。今ではそんなんを(大原の朝市だけでなく)錦でも売るようになりましたわ」そう中東さんが言うと、生江さんも言いました。「この中で、自分で食べるものを全部作っている人はいますか? ...いらっしゃらないですよね。 私たちは皆、誰かに頼らないと生きていけません。でも、食べ物はスーパーに行けば並んでいる。便利さの恩恵を受けている反面、自分自身と生産者の関係が閉ざされてしまったのが、現代社会です。  そんな中、その関係性を再接続しようと動いたのが、中東さんであり、アリスさんなのだと思っています。そこにこそレストランの存在意義があると思い、僕も先輩たちの背中を見ながら、できることをやっています。僕は、生産者さんを訪ねるほか、最近では海に潜って漁師さんの仕事を見せてもらったりもしています。人の元気を再生する場所は、自然の周りにあると感じています。農家さんは毎日このフィールドに立ち、環境がどうなっているかを感じ、身体で経験を積んでいる。僕らはもっと、生産者さんに近づかなくてはいけない。アリスさんがこの旅でキーワードにしている言葉に “リジェネラティブ(再生)” があります。 私たちがいい食事で元気になるのは、その食事を構成しているすべての命が元気で、それを生み出す風景が美しいから。こういうことに皆で取り組まないといけない。”サステナブル(持続可能)”ではもう、足りないのだと思います 」中東さんは、その話を聞きながら、道端のノビルを摘んでいました。「野菜ってね、もともと野草だったんですよ。縄文の頃は、こうしてみんな採取していただけ。 ノビルも、アサツキも、たんぽぽも、カタバミも、皆おいしいですよ。ノビルは、たまねぎのもと。アサツキは、ネギのもと。作付けするようになったのは弥生からのことです。  ここ大原の冬は、冷えます。でも、雪や雑草が守っていれば、土の中はマイナスにならないでしょう。植物たちはこうして支えあって、厳しい冬を越えることができるんです。人間にはこの ”草が守ってくれている” という理解が必要なんですね。人は、邪魔だと思うものは雑草と呼び、必要なものにだけ名前をつけたがる。でも、自然界ではみんなが役割を持っているんです。縄文人は知っていたことを、皆忘れています。人間は動物であり、生き物であると。いろんなこと偉そうに言うてますけど、人間の役目って、何でしょうか?火を使い、料理を皆で分け合うのは、人間だけなんです。人間にしか扱えない火を、我々はどう使うのか?… "再生" ですよ。私たちは、すべての命のために、火を使わなくてはいけない。焼畑が青々とした草を生み、それを牛が食む。そんな循環を作ることが、大事なんです。今、CO2とかなんとか言うてますけど、焚き火するだけで隣の誰かに怒られる、苦しい世の中ですなあ。人は、うまく力を発揮して、自然の循環をまもらないといけない。そのために火を使うことを許されている。 それを忘れて、火を使って戦争なんてはじめたら、いけませんなあ」大原の青空と美しい畑の風景、素晴らしく美味しい空気。そこで聞いたお二人の対話が良すぎて、、、 朝の時間だけで1つのレポートになってしまいました!!


こんにちは。クラウドファンディング事務局の開です。応援終了まであと6日!!皆さまのお力添えがまだまだ必要です。引き続きご支援よろしくお願いいたします!さて、本日はリターンの一つでもある鎌倉で開催する試写会の概要をご紹介します。試写会の会場は、江ノ電の長谷駅から徒歩5分の場所にある「With Kamakura」です。岐阜県の白川郷から鎌倉へと移築された築220年の古民家には、驚くほど太い柱や梁が目をひきます。囲炉裏にはかつての温もりが残り、空へとまっすぐ伸びる三角屋根は眩しいばかりです。アリスは10日間の来日ツアーの間、こうした建築物を見るたびに何度も「数百年の歴史をこうして大事に次世代に繋ぐことができているのは素晴らしい。残す努力をしてくれた方々に感謝ですね」と呟いていました。この開放感のある空間での試写会は、1673年から続く千葉の酒蔵、寺田本家とパタゴニアプロヴィジョンズが共同開発した自然酒「繁土(Hand)」を片手にお楽しみください。このエリアで活動する二人の料理人が提供する「スローフードなおつまみと軽食」も、どうぞお楽しみに!(上:西村千恵(ファームキャニング代表) 下:井上園子(アミーゴマーケット代表、逗子葉山常備菜研究所主宰))※お料理はあくまでイメージとなっており、当日ご用意するものではございません。当日アペロの会はおつまみ1種となる予定です。以下、二人の料理人からメッセージをいただきましたので、共有させていただきます。お一人目は、土壌を大切に野菜を育てる農家さんから、そのとき畑にあるものを(A品B品問わず)言い値で買取り、美しい惣菜瓶に変身させる「ファームキャニング」の代表、西村千恵さんです。●西村千恵(ファームキャニング代表)「アリスが人を大切にするところに惹かれています。ローカルな生産者を大事にするのはもちろん、レストランを訪れるお客さまのことも、まるで自宅でおもてなしするように温かく迎え入れる姿勢を尊敬しています。彼女の美意識も、とても好きです。ローカルであることの大切さやサステナビリティの意識がシェ・パニースから世界中に伝わったのは、”環境を守ろう” と訴えたからというより、アリスの世界の切り取り方が美しかったからではないかと思っています。私自身が、そんな美しさを大切にしたいし、自然を大切に食べものを育ててくれる生産者さんや、彼らの生産物を皆で分かち合う場を作り続けていたいと思います。そう考えるようになったのは、アリスのおかげであることは言うまでもありません。  今回の試写会では、初めましての人とも、地元の方々とも、三浦半島ローカルな食材を囲むのを楽しみにしています。アリスから学んだ温かな場づくり、自分なりに共有できたらと思っています」もう一人は、海辺でカフェとおにぎり屋さんを営む井上園子さん。 ●井上園子(アミーゴマーケット代表、逗子葉山常備菜研究所主宰)「アリスとは、5年前に沖縄のスローフード総会で初めてお会いしました。人と自然を同じように大事にする姿勢、土や植物、食材の声を丁寧に聞こうとする在りようが素敵だなと思っています。彼女の活動や事業のありかた、そしてライフスタイルは、いつもまずは足元から大切なことをみつめ直しています。それが結果として大きな力と広い希望になるところに、勇気をもらっています。飲食店を営む私ですが、料理の先輩として、また食に携わる女性であり母親として、何かあると度々アリスの声をや精神を探して、人生の指針とさせてもらうことも度々あります。私が営むのは小さな町の小さな店ですが、ここからでも少しずつ永く続けていけば、大きな何かに繋がっていける。上映会では、そんな希望をくれたアリスへの感謝を込めて、地元・三浦半島の食材に心を込めて、美味しいおもてなしをいたします」映画監督のJunya Tanakaとアリス・ウォータース。 徳島県神山町で川を見渡せるお宿、WEEK Kamiyamaにて。


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