おはようございます。。
京都市中京区にある。満福寺の第28世住職。また、六満こどもの家(夜間保育園)の園長をしいています。内海秀乘(うつみ しゅうじょう)です。
7月1日から9月13日までの期間で「満福寺を日本一幸せになれるお寺にする」を目標に掲げてクラウドファンディングに挑戦中です。
クラウドファンディング挑戦終了まで残すところ24時間を切りました。
これまでにたくさんのご支援のおかげで、キャンプファイヤーのサイト・直接満福寺にご支援をしていただいた総額を合わせますと、第1目標金額の1000万円まで支援額を達成することができました。
本当に皆さまのおかげです。ありがとうございます。
最後まで楽しむ気持ちを忘れずに進んでいくので、あなたの力を貸していただき温かい応援をしていただけると嬉しいです。
昨日は満福寺の本堂で六満こども園の9月の子ども達の『お誕生感謝会』をいたしました。
なぜ、「お誕生日会」ではなく、『お誕生感謝会』なのか?
それは、この世に生まれてきたのはお父さんとお母さんがいてくれたから今の自分は存在する。
生んでくれて「ありがとう」今日まで愛情いっぱいに育ててくれて「ありがとう」という気持ちを大切にしてもらいたいという思いから
六満こども園では自分が生れた誕生の日を「お誕生感謝の日」としています。だから『お誕生感謝会』なのです。
そして、毎月のお誕生感謝会で子ども達にお話をするのですが、今月は9月17日の中秋の名月にちなんで「月のうさぎ」のお話を子ども達にしました。
どういったお話をしたかと言いますと・・・
「秋には自然の恵みに感謝して満月のお月さまに『ありがとう』とみんなでお月見団子を食べてお祝するんだよ。みんなでお祝いすると神さま・仏様も嬉しくなって来年もお米や野菜もいっぱい取れて、みんなが病気することなく一年中、幸せに暮らすことができる」
「満月のお月さまには『うさぎ』がいる。なんでお月さまには『うさぎ』がいるのかのお話をするね」
「あるとき3匹の動物が仲良く遊んでいると、お腹を空かしたおじいさんが『お腹が空いたので何か食べ物を持って来てほしい』と3匹の動物にお願いした。」
「その3匹の動物は『猿・キツネ・うさぎ』で、『猿』は木に登ることが得意なので木の実や果物を取っておじいさんに渡した。『キツネ』は川に行って魚を取ってきておじいさんに渡した。」
「しかし、『うさぎ』は何も見つけることができず、おじいさんに何も渡すことができなかった。」
「そこで色々と考えた『うさぎ』は、『猿』に大量の木の枝を持って来てもらい、『キツネ』にその木の枝に火をつけてもらうようにお願いをした。
「そして、『うさぎ』は「私は何もおじいさんに何もあげることはできないけど自分のカラダを食べてもらうことはできる」と言って、自分のカラダをその燃え盛る火の中に投げ入れた。」
「実は、そのおじいさんは帝釈天(たいしゃくてん)という神さまであり、おじいさんに変装して本当の優しい心の動物は誰なのかを見ていたのです。『うさぎ』は自らのカラダを燃え盛る火に投げ入れたが、その火は熱くなく『うさぎ』は無事だった。」
「何もできないから諦めるのではなく、自分にできることは何かないかと考え相手の笑顔のために行動することができる。」
そんな『うさぎ』のように自分のことではなく他の人のことを先に考えられる優しい心を世界中の多くの人に知ってもらえるように。神様がお月さまに『うさぎ』の絵を描いたんだよ。
お友達が困っていたら誰かが助けてくれるから僕はいいやではなく。「大丈夫?」、「一緒にやろう」と声をかけてあげられる、『月のうさぎ』のような他人のことを考えることができるみんなになってほしいとお話をしました。
この月のうさぎの由来は、中国やインドからきたといういくつかの説がありますが、その起源はインドの「ジャータカ神話」という仏教説話らしいです。
インドの仏教説話にあった「月うさぎ伝説」が日本に伝わって、平安末期に成立した説話集「今昔物語集」に載って広まったそうです。
子どもに少しでも理解してもらいやすいように少し僕なりにアレンジしましたので、本当の「月のうさぎ」を知りたいひとは「月のうさぎ・仏教」で検索していただけると詳しい内容を知ることができると思います。
今年の中秋の名月はいいお天気で『うさぎ』のお月さまが見れるといいですね。
クラウドファンディング挑戦終了まで残すところ24時間を切りました。
最後まで楽しむ気持ちを忘れずに進んでいくので、最後まで応援をしていただけると嬉しいです。