どうも 因州小鍛冶です。
今日は私のもとに集まった、古い道具がその後どうなったのかについて紹介します。
これは鹿児島の包丁です。90代のおばあちゃんに頂いた物です。鹿児島から嫁ぐ際にもって来た包丁です。研ぎ直してケースを作りとってあります。 光と銘があります。
これは幕末の小さい鉈を記念して桜の木で型を取ったものです。
この焼き物は江戸時代に製作された焼き物の失敗作です。
この人の焼き物は完成品があまりなく、木っ端の方が有名です。この方の工房跡地で陶器の破片ばかり収集する方もおられたみたいです。やっぱりこの方の破片が鳥取県立博物館にも保管されていました。
これも失敗したのか、ぐしゃっと潰れています。なまなましいですね。当時の職人の感情が伝わるようです。「いけん!こんなもん 世に出されん」と打ち捨てたんでしょう。 これを見つけたときは感動しました。
これは桑切包丁です。車に踏まれてベコべコでした。修理中に刃が千切れてしまいました。
古い絵の中にもこの形の包丁が登場します。
昔は刀のような雰囲気の包丁だったようです。
因州小鍛冶もこの手の包丁を制作しております。
使いにくそうに見えますか?
とても使いやすいですよ!