本日は美術家の飯山由貴さんからのメッセージをご紹介します!メッセージの紹介とともに、私たち百美+は、関東大震災の朝鮮人虐殺事件に触れていることなどを理由に飯山由貴さんの映像作品《In-Mates》を検閲し上映中止とした東京都人権部及び東京都に対し抗議することをここに表明します。#東京都の歴史修正とレイシズムによる検閲反対*** 関東大震災を甚大な自然災害として記憶し、来るべき未来の災害に備えて記憶しようという試みは、地震と「共生」する日本社会ではさまざまな自治体によって取り組まれています。 しかし、地震発生後に東京や横浜、千葉、埼玉、群馬などで起きた朝鮮人虐殺事件は、小池百合子東京都知事をはじめとする政治家の歴史否定、国会での歴史的記録の無視などによって、常に公的な語りの場と機会を脅かされ続けており、国や行政による調査は100年経つにもかかわらず、行われていません。 異なるルーツの人々が「共生」する現在の日本社会では、二度と繰り返してはいけない事件であるにもかかわらず、この事実をいろいろな側面から学び、表現し、語る機会を作ることを、人々が草の根で行わなければいけない状況があります。 虐殺を「災害」という言葉のなかに隠し、忘却するのではなく、人が人に為したこと、「人災」として記憶する。この事実に心を寄せる人々に対して、場と機会を開こうとする本企画の趣旨に心から賛同します。***もっと多くの方々に届くよう、シェア・拡散にご協力いただければとってもありがたいです♡初のクラウドファンディングで不安も大きい中、たくさんの方にご支援いただき感謝でいっぱいです。応援メッセージも励みになっております♡残り10日、引き続き応援のほどよろしくお願いいたします!
アンニョンハシムニカ!百美+(ヒャクビ)です。昨日に続き、今日は船橋エリアのFWの活動報告3回のうち、2回目をお届けいたします。百美+ではこれまで2回のフィールドワーク(FW)を実施してきました。場所は船橋と、習志野・八千代の2エリアです。FWの一番の意義は、実際の虐殺が行われた(あるいは関連する)現場を自分たちの目で見て足で歩いてみることで、文字で読んできた歴史的事実を実体験として体感することだと思います。百美+ではさらに、各FWごとのアートの要素を加えたFWを展開しました。ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー船橋エリアFW◎巡ったスポット天沼弁天池公園に集合→徒歩で①九日市交差点→車で②行田公園(船橋無線跡地 )→③北方交差点→④馬込霊園→⑤途中で東武アーバンライン塚田駅付近を通過して解散→参加希望者で⑥船橋商工会議所前◎各スポット①九日市交差点・・・朝鮮人殺害現場②行田公園(船橋無線跡地 )・・・流言を発信した無線所の石碑およびモニュメント③北方交差点・・・北総線の労働に従事していた鎌ヶ谷粟野方面からの朝鮮人が送り届け中に殺害された現場④馬込霊園・・・朝鮮人慰霊碑・法曹界無縁塔・移転碑⑤東武アーバンライン塚田駅付近・・・旧北総鉄道建設のために多くの朝鮮人たちが従事していた。飯場ーがあったようだが現在の様子からは伺えない。⑥船橋商工会議所・・・朝鮮人殺害現場ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー2、北方交差点~馬込霊園・行田公園の後は北方交差点に向かいました。参加者は数台の車に分散して乗りますが、毎回乗る車をチェンジすることでいろんな参加者と車の中で交流がはかれるようにしました。それぞれの車で感想が飛び交ったかと思います。毎回異なるメンバーの乗車で交流を図った車内・北方交差点は中山競馬場の目の前の交差点でした。大型トラックも通過するなど、大変交通量の多い交差点です。ここでは北総線の労働に従事していた鎌ヶ谷粟野方面からの朝鮮人が送り届け中に殺害された現場でした。虐殺を示すものはなく、今は日常の忙しい交差点です。参加者で集まり、この虐殺現場の様子を証言した資料をメンバーが読み上げ、当時の様子に思いを馳せました。また、BOX用に周辺散策をしました。北方交差点で当時の証言を読み上げるメンバー周辺を散策するBOXに入れるものを探す・最後のスポットは船橋馬込霊園です。ここには在日朝鮮人コミュニティである在日本朝鮮人総連が建てた朝鮮人慰霊碑、船橋仏教連合会が建てた法曹界無縁塔そして移転したことを記した移転碑の3つの碑があります。朝鮮人慰霊碑は、唯一、関東大震災の朝鮮人虐殺が当時の軍閥内閣により計られて起きたことを伝えている碑でした。裏面に刻まれた朝鮮文字の文面をメンバーの解説など交えて参加者で読みました。朝鮮人慰霊碑朝鮮人慰霊碑の裏面には虐殺が当時の日本の軍閥内閣によるものであることが彫られている追悼の時を持ちましたそして馬込霊園内の休息所にて、今回のFWについて参加者で感想を話す時間を持ちました。このことについては明後日報告しますね。では、アンニョン!
本プロジェクトの学習会やフィールドワーク等にも参加してくださっている「マヤ」さんから応援メッセージをいただきました!******虐殺は一夜にして起こるものではありません。私たちには、このようなことを二度と起こさないよう、記憶し、伝承する力と責任があります。 私は関東大震災朝鮮人虐殺の歴史が消されたり、都合よく漂白されることを許しません。 千葉県民の一人として、このプロジェクトを応援します。 (マヤ・支援者の一人)******応援メッセージ、すごく励みになります。本当にありがとうございます !・・・・・クラウドファンディングも残り12日となりました!もっと多くの方々に届くよう、シェア・拡散にご協力いただければとってもありがたいです♡初のクラウドファンディングで不安も大きい中、たくさんの方にご支援いただき感謝でいっぱいです。引き続き応援のほどよろしくお願いいたします!
アンニョンハシムニカ!百美+(ヒャクビ)です。百美+ではこれまで2回のフィールドワーク(FW)を実施してきました。場所は船橋と、習志野・八千代の2エリアです。FWの一番の意義は、実際の虐殺が行われた(あるいは関連する)現場を自分たちの目で見て足で歩いてみることで、文字で読んできた歴史的事実を実体験として体感することだと思います。百美+ではさらに、各FWごとのアートの要素を加えたFWを展開しました。今回は船橋エリアのFWの活動報告を3回に分けてお届けします。ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー船橋エリアFW◎巡ったスポット天沼弁天池公園に集合→徒歩で①九日市交差点→車で②行田公園(船橋無線跡地 )→③北方交差点→④馬込霊園→⑤途中で東武アーバンライン塚田駅付近を通過して解散→参加希望者で⑥船橋商工会議所前◎各スポット①九日市交差点・・・朝鮮人殺害現場②行田公園(船橋無線跡地 )・・・流言を発信した無線所の石碑およびモニュメント③北方交差点・・・北総線の労働に従事していた鎌ヶ谷粟野方面からの朝鮮人が送り届け中に殺害された現場④馬込霊園・・・朝鮮人慰霊碑・法曹界無縁塔・移転碑⑤東武アーバンライン塚田駅付近・・・旧北総鉄道建設のために多くの朝鮮人たちが従事していた。飯場ーがあったようだが現在の様子からは伺えない。⑥船橋商工会議所・・・朝鮮人殺害現場ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー1・天沼弁天池公園集合~九日市交差点~行田公園天沼弁天池公園に集合グラウンドルールを話すメンバー・はじめに、メンバー含めて13名が参加したFWではグラウンドルールの確認と資料配布からスタートです。そして、百美+ならではのFWの取り組みとして、各自に小さなBOXを配布しました。このBOXには各自がFWを巡りながら拾ったものなどを入れて今日の思い出を作るものです。FWの終わるころには、一体どんなBOXが出来上がるでしょうか?配布されたBOX・歩いて最初のスポットである九日市交差点に移動しました。ここは広い道ではないですが、往来の多い通りになっています。一度集合して、当時の様子の証言をメンバーが読み上げるのをみんなで聞きました。それから虐殺現場となったこの場所を少し散策しました。虐殺現場であった痕跡は何もありません。九日市交差点風景虐殺当時の証言を読み上げるメンバーと参加者配布資料・行田公園は船橋無線跡地 にできた公園です。船橋無線所は大日本帝国軍の重要施設でした。多くの情報が無線としてここから発信されてきましたが、特に真珠湾攻撃を支持した「ニイタカヤマノボレ」が発信されたことが栄光の歴史として記念碑に記されていました。一方で、関東大震災後の朝鮮人虐殺のきっかけとなったデマもこの無線所から流されているのです。しかしそのことの記載はなく、虐殺との関連を現場で見出すことはできませんでした。無線塔記念碑について解説するメンバー船橋無線塔記念碑一度記念撮影行田公園は他にも、かつての無線塔の石垣基礎が残っていました。また、公園全体ぐるっと円形に道があるのも軍施設としての名残を示しています。今は穏やかな市民のための公園を巡りつつ、多くの犠牲者を出すきっかけともなった無線塔の役割を思い巡らせました、もちろんBOXの素材も探しつつ。明日は北方交差点~馬込霊園について報告します。アンニョン!
読書会&プチワークショップ報告の続きです!この日扱った資料についてご紹介。①『地域に学ぶ関東大震災 千葉県における朝鮮人虐殺 その解明・追悼はいかになされたか』(日本経済評論社、2012年)/田中正敬・専修大学関東大震災史研究会編習志野収容所周辺での虐殺事件を文献や聞き取り調査で掘り起こし、犠牲者追悼を続けている「千葉県における関東大震災と朝鮮人犠牲者追悼・調査実行委員会(以下、実行委員会)」。実行委員会による船橋・八千代・習志野エリアのフィールドワーク記録と、長年の活動の記録がまとめられた本。https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784818822221②『いわれなく殺された人びと : 関東大震災と朝鮮人』(青木書店、1983年)/千葉県における関東大震災と朝鮮人犠牲者追悼・調査実行委員会編実行委員会が実際に地域を歩き、朝鮮人虐殺について収集した証言・資料集。地域の人々による、震災当時の様子、虐殺の実態などが生々しい証言として残されています。https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784250830242※以前の活動報告にもあるように、パレスチナでの虐殺に際して、イスラエル政府や軍に技術提供などを行っているためAmazonのリンクは使用していません。私たちは、これらの資料を通して学んだことをもって、実際に自分たちでもフィールドワークを行なってきました。(こちらも今後報告します!)プチワークショップで作った地図はFWでも活用しました◎資料学習、証言朗読、ワークショップを通した他者との対話、手を動かすこと、実際に地域を歩いてみること、そして想像すること。一回きりで終わらず継続し、多角的にアプローチすることで、ほんの少しずつ虐殺の事実と自分を接続させることができるのだなと、一連の活動を振り返りながら思いました。この日はインスタで偶然企画を知った人も参加してくれたり、ここで出会った方々が次以降の企画にも沢山参加してくれたりと、本当に貴重な出会いの場となりました。改めてご参加くださった皆様、ありがとうございました!・・・・・もっと多くの方々に届くよう、シェア・拡散にご協力いただければとってもありがたいです♡初のクラウドファンディングで不安も大きい中、たくさんの方にご支援いただき感謝でいっぱいです。応援メッセージも励みになっております♡残り14日、引き続き応援のほどよろしくお願いいたします!