10月1日、新しい月の始まりともに、気持ち新たにこの活動報告の内容を考えているところでした。が、お昼に100%達成のお知らせが。そしてそれと同時に、「達成おめでとう!」と連絡をしてくれたお友達が。毎日チェックしている人が数人、、すぐに教えてくれたことでなんて見守られているのだ、ととても心強くなりました。本当にご支援いただいた方々、ありがとうございます。また、この成り行きを、私と同じような温度感で見守ってくれている人がいることに、クラファンすることの大変さはありますし、今も毎日心配でしょうがないですが、やはり一人で本を出すことよりもリスクを取ってでも、みんなに知らせていくことが大事だったということに気づきました。そして、100%達成!で終わりではなく、ここで、NEXT GOALを設定いたします。私自身が勇気をもって、このことを拡散していくためにも目標が必要なのです。。。次なる目標は、支援者数 88人。88は末広がりの八八。めでたい語呂合わせです。今47人の方に支援をいただいていますので、約2倍です。残り25日間、少しでも多くの人にこのプロジェクトが届き、輪が広がっていきますように。ちなみに、インスタグラムも立ち上げています。izumonoshugen で検索されるとでてくるかと。ハッシュタグ「出雲の祝言」とかでも出てくるかと思います(インスタ、そんなに強くなく、確かではありません) こちらでも、写真をいろいろ挙げて、本にはカットされた写真もありますので、見てみてください。それでは、引き続き、プロジェクトの成り行きを見守ってください!写真は、5月の斐川平野の築地松。新緑の頃の築地松の写真を撮るために、何年か5月になるとカメラを持って斐川平野をうろうろしていました。水を張った田んぼには、水に築地松が写って、その時期ならではの絵になるのでした。
開始から2週間経ちました。現在90%の達成となりました!ありがとうございます。このクラファンを始めて、私のことを知ってくれている方々からたくさんのサポートを得、応援コメントにも励まされる日々です。せっかくなので、このことをきっかけに出雲というところに興味をもっている人とつながりあえたらと思い、instagram でページを作り、本には載せなかった写真なども公開しています。また写真をきっかけにこのクラファンを知ってもらえることも期待し、動かしています。よかったら、そちらのフォローもお願いいたします。instagram: izumonoshugen今回は、お世話になった美容師さんを紹介したいと思います。美容室タナベ 田部光恵 さんです。出雲市斐川町の方です。私が漠然とやりたいと思っていた婚礼の風景が、とあるたまたま行った美容院に大きなパネル写真で飾ってあったことが、最初の田部さんのお仕事との出会いです。すぐに、その写真がどのようにして撮影されたのかを尋ね、田部さんにも直接会ってお話しに伺いました。古い着物が着たい、という私の考えをすぐに受け止めてくれ、提案してくださったのが、写真にある着物でした。白無垢、黒引振袖ともに昭和初期に使われていたもので、ともに100%絹で作られていました。特に白無垢の色の自然な象牙色が印象的でした。(絹はより白さを出すため漂白しているものも多いとのことでした。)それに合わせた帯や、小物一式もそろえてくださいました。田部さんは、着付師として早くから資格を取って活動され、出雲市斐川地域がまだ自宅で婚礼を挙げていた時代に、家に訪問して着付けを行っておられました。着物への思いが強く、女性の一生を着物で表現したファッションショーをやったという話も聞きました。女性が着物を着る場面をもっと広げたいし、その文化をつないでいきたいと話されていたいことなど、いつもたくさんお話いただきました。美容の方面で活躍されていた田部さんは、さらに出雲の薬草を使って美容商品を作りたいと新しいことに挑戦され、県の試験場などの協力を得ながら根気強く研究開発された末、出雲の葛を使ったヘアケア商品を商品開発されました。また、現在は葛のエキス入りのジュレやお茶、ソープなど様々商品展開されています。今回のリターンにも、この田部さんが開発された「出雲葛ソープ」をご用意しました。田部さんは精力的に販売促進もされ、ハワイや中国、アメリカなどにも商品を販売されています。この葛シリーズのパッケージは、『出雲の祝言』の書籍制作で私がお世話になっているデザイナーの森山さんが関わっておられます。葛ソープは私の周りにも愛用者がいて、私自身も使っています。安心安全な素材と、泡立ちや香りの良さでおすすめできる一品です。いつ会っても、パワフルでしゃべり続けられる田部さん、私の中では最強女性です。実は大きな病気もされているのに、何とか乗り越え、次々と新しいことに挑戦される姿は、後に続きたいと思わせてくれます。ということで、書籍の中でも田部さんのインタビューを載せています。話したいことがたくさんあって、いつもあちこち横道にそれてしまう田部さんのお話ですが、大事な要素もたくさん含まれた貴重なお話だと私は思っています。こちらだけは英訳がとても難しく、断念しました。(日本語は主語がなくてもなんとなく伝わるのですが、英語はそうもいかず。会話は英訳しづらいのです)そのため、日本語のみでお楽しみいただく形となります。本日は、お世話になった、田部光恵さんのご紹介でした。葛ソープもぜひ注目ください!引き続き、拡散のほうもよろしくお願いいたします。
9月11日の開始から1週間がたちました。1日1日が緊張の連続です。しかし! 現在 86% 達成まできましたーー。これは、すごいことです。想像をはるかに超えました。。本当にありがたい。。ご支援いただいた方、興味を持って読んでくださった方本当にありがとうございます。応援メッセージも読みながら、皆さんの応援が温かく、毎日励まされています。一方、自分としては、資金調達だけでなく、この活動への興味を持ってもらい、その輪を広げたいというところも当初の目的であり、まだまだそこが弱く、今後の課題かなと思っています。これから秋シーズン、いろいろなイベントがありますが、チラシを持って少しでも多くの人に周知し、知ってもらいたいと思っています。引き続き、応援よろしくお願いいたします。今日の写真は、婚礼当日の原鹿豪農屋敷の床の間です。床の間は伝統的な日本の家で最も大事な場所とされ、そこに飾るものも一番注目されます。一般的には季節に合った軸をかけ、花を生けたり香をたく香炉を置いたりします。この時は、父親が書を書き、軸に仕立てて準備してくれました。書かれている言葉は「慶雲」。慶びの雲、雲が慶ぶ という意味で、空の雲がそのように見えるという意味と合わせ、嫁ぎ先の「雲松寺」の雲にもかけていたと思われます。真ん中にある青い磁器製のオブジェは、大学の恩師から結婚式の数日前に贈られてきたもの。先生にはご夫婦で式に参列もいただきましたが、この贈り物にはびっくりしました。一生の宝だと思って受け取り、現在もお寺の床に飾られています。恩師は、陶芸家集団「走泥社」の会員だった方で、私からみたら陶芸界の超スーパースター。教え子にこんな贈り物をするって、粋な大人ってこういうことだなーと思います。作品のタイトルは「虹を架ける」(にじをかける)。幾何学的なかたちの中に、きちんと情緒的な言葉をタイトルとして付けるのが先生のスタイルでした。軸もオブジェも、新しい出発の晴々とした空気を表現したような、素敵な作品でした。一番左に、なぜだか座布団が置かれています。ここには、披露宴途中からお地蔵さんが鎮座することになります。「どういうこと?」と思われた方、その様子も本の中で紹介しています。詳しくは、ぜひ書籍で読んでみてくださいね。以上、『出雲の祝言』コソコソ話 でした。引き続き、ご興味ある方へのお知らせ、SNSでの拡散、どうぞよろしくお願いいたします。その際のリンクは、https://camp-fire.jp/projects/765203/view?utm_campaign=cp_po_share_c_msg_mypage_projects_showこちらをコピーしてお使いください。※また、すでにご支援いただいている方にご連絡です。領収書が必要という方がありましたら、メッセージにご連絡いただくとお送りできます。メッセージには①お名前②メールアドレス③領収書の記載宛名④領収書の送付先をお知らせください。それでは、引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。
本日2日目。なんと72%達成しました!ありがとうございます。応援メッセージも読んでとっても励まされています。写真は、出雲民芸館にいる長男です。2歳頃だと思われます。この頃は、ちょうど 別冊太陽の「婚礼」という雑誌に出会い、そこに登場した山本家の婚礼道具を一目見たいと思い、民芸館に突撃。しかし、山本家の婚礼道具は民芸館にはもちろんなく、非公開だったのでした。でもそこにおられたスタッフさんの計らいで、「指樽(さしだる)」や「鉄漿付盥(かねつけたらい)」など、婚礼にまつわる民具を見せてもらうことになったのでした。それ以外にも民芸館にあった出雲の藍染は衝撃的で、婚礼時の油単(長持にかける布)、風呂敷や、孫迎えの道具など、出雲の民具のすごさに出会ったのが、この出雲民芸館でした。何度も通って写真を撮る母に付き添う、長男くんでした。どこから調べていいかわからない頃は、県立図書館の郷土資料コーナーにも毎週のように通っていました。「民俗誌」「郷土誌」とよばれる書籍の「冠婚葬祭」や「人生儀礼」のページをひたすら図書館でコピーして持ち帰って読み、何冊かを照らし合わせながらそれをもとに文章を書いていく、ということを進めていました。この時も時にはおんぶ紐でこどもを背負ってコピーしまくる謎の人になっていました。地下の書庫からの取り寄せもたくさんしてお手数をおかけしました。地域のことを書いている先人たちは、それを専門の仕事としておらず、何かの仕事の合間に地域のことを書き残していました。特に印象深いのが、「能義奥の民俗」を書かれていた畑伝之助さん。今の安来市比田という地域(畑さんは東比田にお住まいだったとか)に暮らし、その地域の生活を記録された郷土史家さん。雪深いその地域の暮らしを記録しておかなければ、という思いが伝わる本で、全体を語ったうえで、こまごま名称などの説明をされているところなど、自分が書く上での本の構成の参考となった書籍でした。おすすめの一冊です。郷土史は面白い話がいっぱい。そうだったのか!とたくさんの気付きがあります。また本を通して先人と対話し、楽しくなったり励まされたりしていました。紹介したい本もたくさんあるので、またこちらで紹介していきますね。まずは2日目、本当にありがとうございました。引き続き、よろしくお願いいたします!
『出雲の祝言』制作委員会 糸賀 香織です。いよいよ本日9月11日12:00からプロジェクト開始されました。この活動に興味を持ち、応援してくださる皆様本当にありがとうございます。初日が肝心、と言われていたこともあり、今日はかなりの緊張、そのためか夏の疲れか、前日は激しい腹痛で寝込んでしまいました。一日開け、今日は持ち直して、このクラファンを見守りつつ、遠くからも応援してくれる皆さんにたびたび泣きそうになっています。おかげで初日で35%達成しましたー!!ありがとうございます。今回クラファンを開催にするにあたり、これまで関係してくださった方々にお手紙を書きました。本を書こうと取材に行ったり、写真を撮らせてもらったり、そのための許可を取りに行ったりと、一人でちょこちょこと動いていましたが、やっとそのことが形になるよ、という14年前に挙げた婚礼に関わりのある人に送った手紙は、自分にとってまた感慨深いものがありました。私自身も「作り上げられるかな」という心配もありつつ、「まあ一人でやっていることだから」という思いでスタートはしましたが、関わる先々の方がいろんな思いと期待を寄せてくださったことで、「やらねば」に変わったところが大きかったです。そしてデザイン、文章の校正も何年もかけて何度もやり取りして直しを繰り返し、デザイナーさんの労力も大変なものがありました。私が写真のレイアウトやデザインについてもラフを渡して指定して配置してもらっていたこともあって、デザイナーさんには余計な手間もたくさんとらせてしまったことと思います。と、こんな感じで、苦労話が付きませんが、とにかくなんとかこんなかたちで、多くの人にこのことを知っていただき、支援いただけたことが本当にうれしいです。引き続き、このプロジェクトが達成されるかも含め、見守りいただき、興味のありそうな方にこのプロジェクトを広めていただくと嬉しいです。どうぞ引き続きよろしくお願いいたします。糸賀香織