
こんにちは!絵本プロジェクトの やまぎしみゆき(文章担当)です。
いつもご支援ありがとうございます!
さて、今日は制作秘話シリーズ、その9。
前回は11月に、「みんなで、ひろさんに合流してもらえるように頑張りつつも、いかにソーシャルワークを絵にするか」というお話でした。
10月、11月は月に3回のペースで集まっていましたが、さすがにこれでは間に合わないんじゃないか、と思い始めた私たち。
実は、私たちの作業部屋としてお借りしていたのは芸術監督さくらいさんの勤務先の会議室でした。
ところが、年末になりさくらいさんが年末進行に入ったことで、絵本の制作にもかかわれなくなり、当然私たちはベースキャンプを失ったのです。
背に腹は代えられません。
私たちはさくらいさんから画材一式をお借りして、かとさんが所属する事業所、当時の支部長が所属している事業所を渡り歩くことになります。かくして、12月は7回集まりましたが、画材一式を抱えての流浪の民となりました。
もちろん、芸術監督さくらいさんには毎回グループLINEで報告していました。
本当はさくらいさんのアドバイスがほしいところですが、1頁でも多く描かなければ間に合わないんです。
ようやく、ひろさんと日程が合い、作業に合流してもらったのは、12月の中旬でした。
芸術監督さくらいさんの指示で、初心者のひろさんにはタナカさんの縦のぶち抜きの絵の背景の紙吹雪を塗ってもらったのですが…
「なにこれ全然終わらない!!」
3時間かけても紙吹雪を塗り終えることができなかったひろさんの絶叫が響きました。
実は、ひろさんの声を聞いてやまぎしはホッとしていました。
私たちの進みが遅いのではなくて、そもそもこれは時間がかかる作業なのだ、と納得すれば、あとは時間にものを言わせるのみです。
とはいえ、さくらいさん不在でも12月はそこそこ進んだんだじゃない?私とかとさんはちょっと浮かれていたと思います。
12月下旬に私はさくらいさんに尋ねました。
「ね、さくらいさん、今真っ白な画用紙の時点を0%として、今の進捗って何%くらい?」
さくらいさんからの回答は残酷でした。
「20ぱー」
マジですか。
あとから聞いたら、「1割強だなーと思ったけど、みんなのモチベを考えて20って言っておいた」というさくらいさん。
私たちは20%でも結構打ちのめされました。
かくして、冬季強化月間に、三泗支部の有志を募って、ひたすらの塗り絵大会を繰り広げました。
ちなみに、おかさん10月から黙々と塗っている表紙を12月の時点でもまだ塗っています。
さて、作業に許された時間はあとわずか。これで本当に間に合うのか?それはまた次回に。
さて、クラウドファンディングのご支援額は目標の72%を超えました!
ご支援いただいた皆さまは全国各地から210名を超えました。本当に、本当にありがとうございます。
プロジェクトも残り15日となり、いよいよゴールが近づいてきました。あとは目標額を達成するまで、皆様のお力添えが必要です。
どうか、友人知人の方に、1人でも多くこのプロジェクトの話をしてください、せめてこのサイトだけでも見てください。
私たちは、クラファンが終わったあとに「私も欲しかった!」という人を一人も取りこぼしたくないのです。
どうか引き続き、ご支援とご協力をよろしくお願いいたします!






