おかげさまで、このプロジェクトも4回目の挑戦となりました 応援され、見守られ、このプロジェクトを楽しみにして下さっている方がたくさんいるおかげで、こうして今年も開催することができました。本当に感謝の気持ちでいっぱいです コーヒーを通じて様々な生産国とつながり、子どもたちに広い世界を伝えたい。 これからの未来を生きる人として国際的視野を広げたい。という願いからこのプロジェクトが始まりました。 様々な国の教育事情も知る中で「不登校」という概念さえもない国があることに、大きな気づきを得ることができました。 そしてもうひとつこのプロジェクトは、「自分の力で思いを形にし、夢を実現させる」という大きな目的もあります 不登校だから学校の修学旅行には参加するのは難しいけれど、みんなとだったら勇気を出して色んなことにチャレンジできる。その思いを大切にしてあげたくて毎年「自分たちでプロデュースする旅」を実施し、カフェ運営はその旅行資金を生み出すためのひとつでもあります このプロジェクトを通して、子どもたちはそれぞれに、目を見張るほどの成長を遂げました 笑顔で元気に運営している姿から、楽しい取り組みを想像するでしょうですが、ここまでつくりあげる過程は、並大抵のことではありません。企画から交渉、原価計算や広報活動、そしてクラファンのページ作成まで、すべてのことを子どもたちと一緒に取り組みました。さらに今回は卒業生が関わることもあり、何度も夜遅くまでミーティングを重ね、みんなが同じ方向性で取り組むことを心がけました 少ない人数で、より良いものをつくりあげようと、これまで以上の熱量で取り組みました小中学生にとっては、とても大変だったと想像します(いつも見て見ぬふりしてごめんなさい。苦笑)ですが「自分がやりたいと決めたから」と、どの子も弱音を吐かず、主体的に意欲をもって取り組んでくれました。 自分の力で何かを成し遂げることの達成感や、みんなといっしょに何かに打ち込むことの一体感を、子どもたち一人ひとりの心にしっかりと根を張ることができているからこそ、こうして毎年たくさんの成長を見せてくれるのでしょうそんな彼らの姿を見ていると、私のやりたいことは単なる「不登校支援」でも「居場所づくり」でもないことを、最近考えるようになりました。「誰かのためでなく、自分にとって必要な力をつけるために学び続けること」その目的さえ明確であれば、たとえ学校であってもフリースクールでも、変わりのないように思っています。「不登校」である彼らの生き生きとした姿から、ここで何を学び、社会で生きるためにどんな力をつけてきたのかを、ぜひたくさんの方に見て感じ取っていただきたいと願っております なお、会場であるやまなし地域づくり交流センターさんとの出会いをきっかけに、にじLaboで過ごす子どもたちの一年間をUTYテレビ山梨さんが撮影してくださいました 来年のお正月にドキュメンタリー番組として放送される予定です! 表面的に切り取られた部分だけでなく、この背景にある子どもたち一人ひとりの思いや子どもたち同士の日々の関り合い、そこから自然と生み出される「思いやりの心」「チームワーク」を、より多くの方に深く知っていただけたら幸いです 最後に、子どもたちが主体となって取り組むプロジェクトなので、至らないことも多々あるかと思いますが、子どもたちの未来に希望が持てるよう、どうか温かい目で見守っていただきますようよろしくお願い申し上げますそれでは会場でお会いできるのを楽しみにしております! このプロジェクトを支えてくださった皆様へ 感謝の気持ちを込めて「CAFE 日々草」 プロジェクト責任者・田巻 典子







