棚田は、ただ米を育てる場所ではなく、世代を越えて受け継がれてきた人々の記憶と、暮らしの営みがあります。畦を踏みしめる足跡、水路を流れる音、季節ごとに変わる風景――そのすべてが、誰かの思い出につながっています。そして今も、手間ひまかけた手入れが続いていることこそが、棚田が生きている証です。また、地域の人々が「この場所を残したい」と願っている証でもあります。これまでの活動で、地域の子どもたちが棚田に触れ、自然と人の営みを感じる機会をつくってきました。泥に足を入れ、苗を植え、風の匂いを感じながら過ごす時間は、子どもたちにとって新鮮で、心に深く刻まれる体験です。そうした記憶は、大人になってからもふとした瞬間に思い出され、「ふるさと」や「人とのつながり」を思い起こすきっかけになります。皆さまからいただいたご支援は、こうした体験の場を守り、未来へとつなぐために、大切に使わせていただいています。この棚田で、思いを受け継ぎ、未来を育てる一歩になるご支援をよろしくお願いいたします!!




