
未来につなごう能登/restaurant ecoutieresの川本 紀男です。
クラウドファンディングも残り10日となりました。 連日のご支援、シェアによる拡散、本当にありがとうございます。
さて、本日はリターンにご用意をした「オリジナルカレー」について、少しお話しさせてください。
「なぜフレンチのシェフが、カレー?」
そう思われるかもしれません。 実はこのカレーには、私の過去の「原体験」と、現在の能登での「確信」が詰まっています。
■言葉が通じない厨房で
私が29歳の頃の話です。 単身アメリカに渡り、現地のフレンチレストランのシェフを勤めていました。
異国の地での挑戦。言葉の壁、文化の違い。 厨房はまさに戦場で、毎日が緊張の連続でした。
そんな中、当時の部下だったインド人のスタッフが、まかないで作ってくれたカレーが衝撃的でした。
複雑に絡み合うスパイスの香り、奥深いコク。 一口食べた瞬間、張り詰めていた神経がほどけ、体の中からエネルギーが湧いてくるのを感じました。
言葉が通じなくても、美味しい料理があれば、人は一瞬で心を通わせることができる。 スパイスには、人の心を解きほぐし、元気にする「魔法」がある。
そのことを、私は彼から教わりました。
■被災地で見た「魔法」の力
そして今。震災後の能登の被災地で、私は再びその「魔法」の力を目の当たりにしています。
私たちは炊き出しのメニューとして、このアメリカ時代の経験を活かした「スープカレー」を提供することがあります。
避難所生活で疲弊し、表情が曇りがちだった方々が、スパイスの香りを嗅いだ瞬間、パッと顔を上げます。 そして、カレーを一口食べると、「少し辛いけど、美味しいね!」「体がポカポカするよ」と、みるみる笑顔になっていくのです。
「久しぶりに汗をかいたよ。元気が出た」
そう言って笑うおじいちゃんの顔を見たとき、私は確信しました。 あの時、アメリカで感じたスパイスの力は、間違いなくここ能登でも、人々の心を救っているのだと。
■能登へ届ける「本気の味」
今回、リターンに「特製スパイスカレー」を選んだのは、単に私が得意だからではありません。 このカレーこそが、「言葉を超えて心を通わせ、人を元気にする」という、このプロジェクトの魂そのものだからです。
普段、お店では出していないカレーです。ぜひ、この「魔法のスパイス」を味わっていただく形で、私たちの挑戦を応援していただけないでしょうか。 皆様からいただいたご支援は、必ず能登の次の笑顔に変えてまいります。
残り10日。 皆様の温かいご支援を、心よりお待ちしております。
未来につなごう能登/restaurant ecoutieres 川本 紀男



