
未来につなごう能登/restaurant ecoutieresの川本 紀男です。 連日のご支援、本当にありがとうございます。
クラウドファンディングも、ついに残り2日となりました。
今日は、皆様が心のどこかで気になっているかもしれない、けれどなかなか聞きづらい「お金(活動資金)」の話を、包み隠さず正直にお話しします。
■「きっと誰かがバックにいる」という誤解
私たちが被災地で炊き出しをしていると、時々こう言われることがあります。
「すごいねぇ、これだけの材料、行政から補助金が出てるの?」 「どこかの大きなNPO団体の支援でやってるんでしょ?」
確かに、300人分の温かい食事を、キッチンカーやトラックを使って提供しているわけですから、そう思われるのも無理はありません。 しかし、はっきり申し上げます。
そのような公的な援助は、一切いただいていません。 ここまでの活動にかかった費用は、すべて私たちの「持ち出し(自腹)」と、見かねた仲間や個人的な繋がりからのカンパだけで賄ってきました。
毎回、大量の食材を仕入れて向かいます
■レストランのお客様が、支えてくれていた
では、その原資はどこから来ているのか。 それは、普段、私のレストラン「restaurant ecoutieres」に食事に来てくださるお客様から頂いた売上と利益です。
私が被災地でスープを配ることができたのは、金沢のお店に足を運び、料理を楽しんでくださったお客様お一人お一人のおかげです。 今回のクラウドファンディングをご支援くださった方の中にも、常連のお客様がたくさんいらっしゃいます。
この場を借りて、改めて感謝を伝えさせてください。 皆様がお店で食事をしてくださったその対価が、巡り巡って、能登の被災地での温かい一皿に変わっていました。 本当に、ありがとうございます。
■自分たちの力だけでは、限界がある
しかし、正直に言えば、一店舗の利益から活動費を捻出し続けることには、限界がありました。 「行きたいけれど、これ以上は店の経営に関わる…」と、歯痒い思いをしたこともあります。
そんな中、今回のクラウドファンディングに挑戦し、私は大切なことに気づかされました。
それは、「自分たちの力だけでやるのではなく、皆様の力を借りてもいいんだ」ということです。
「応援させてくれてありがとう」 「一緒に活動できて嬉しい」
そんな声をいただくたび、独りよがりな責任感で背負い込むのではなく、想いを持った皆様とチームになることこそが、復興支援の本来あるべき姿なのだと学びました。
■今回の支援金は、すべて「車両」へ
今回のクラウドファンディングで皆様から頂いた大切なお金は、日々の食材費には使いません。 全額、新しい「大型キッチンカー」の購入・製作費に充てさせていただきます。
なぜなら、まずはこの「器(プラットフォーム)」を完成させないことには、何も始まらないからです。
そして、この車が完成したあかつきには、食材の調達についても、自分たちの持ち出しだけに頼るのではなく、「支援したい人から食材を募る」仕組みや、「活動を長く続けるための資金循環」を作ることにチャレンジしていきます。
皆様の力を借りて、持続可能な復興支援のモデルを作りたい。 このキッチンカーは、そのための最初の、そして最大の第一歩です。
残り2日。 どうか、この「未来の基盤」を作るために、力を貸してください。
未来につなごう能登/restaurant ecoutieres 川本 紀男
<次回予告>
明日はいよいよ、残り1日(終了前日)です。 明日は、これまであまり表に出してこなかった、私たちの活動を支える「特別な仲間」についてお話しします。
被災地で多くの人の涙と笑顔を引き出してきた、私たちの愛犬「ルアン」の物語です。
明日もまた、この場所でお会いしましょう。



