
南三陸・上山八幡宮の静かな境内で、ひとつの時間をつくります。
江戸もんきりで、日本の文化にふれながら、お抹茶をいただき、ゆっくりと言葉を交わす。
特別なことをするわけではありません。
けれど、こうした時間の中で、人は少しずつ、心をほどき、自分の暮らしを取り戻していくのだと思います。
この江戸もんきりの時間には、はじまりがあります。
震災後、仮設住宅での暮らしの中に、そっと彩りを届けてくれた方がいました。
紋切りのキットをたくさん届けてくださり、「楽しいからやってみて!」と。
そのひとことから、仮設の中に、小さな楽しみの時間が生まれました。
仮設住宅での暮らしの中に届いた、紋切りの時間。
ここから、すべてが始まりました。
最初は、ただ手を動かして遊んでいた時間。
けれどその時間を共にした方々が、やがて「南三陸椿くらぶ」のメンバーとなり、今につながっています。

長い時間をかけて、つながってきた想い。
椿の文様のように、人と人がつながり、ここまで続いてきました。
ひとつの手しごとが、人をつなぎ、時間をつなぎ、今の活動へと続いています。
今回のリターンについて、真弓さんはこう話します。
「今回のリターンに、なぜ江戸紋切りなの?
それは、15年前からのご縁の延長線上に、いまの活動がつながっているからなんです。
この長い長い、椿の文様のように。」
震災から年月が経ち、日常は戻ってきたように見えても、本当の意味で「安心して暮らす」ということは、まだ途上にあります。
だからこそ、あらためて“日常を整える時間”を大切にしたい。
この場で過ごすひとときは、防災の訓練でも、知識の共有でもありません。
けれど、人と人がつながり、心が整い、「ここにいていい」と思える時間こそが、いざというときに、誰かを支える力になる。
そう信じています。
そして、その時間の記憶を、かたちとして持ち帰っていただくために、防災風呂敷をお届けします。
“もしも”のときの備えとしてだけではなく、日々の暮らしの中で使いながら、思い出してもらえたら嬉しいです。
このリターンは、体験を届けるものでもあり、これからの地域のあり方を、一緒に考えていくための、小さな場でもあります。
セット内容
・江戸もんきり体験参加
・お抹茶(お菓子付き)
・防災風呂敷(1枚)
スケジュール
防災風呂敷のお届けは6月以降となります。
江戸もんきり遊びとお抹茶体験
日程 2027年3月頃を予定しています
場所 宮城県南三陸町 上山八幡宮
※日程は後日調整・ご連絡いたします
※支援者様の交通費や滞在費は各自でご負担ください。



