山梨県の高校生が考えた『わたしの想いノート』を形にする!

山梨県高校生探究発表大会で入賞した山梨英和高校の『わたしの想いノート』 素晴らしいこのノートを賞として終わらせるのではなく、実際に形にさせ、高校生の継続的な教育を支えたい。高校生が夢を追求し、成長するための手助けをしたい。 そのための資金を集めたいと考えています!

現在の支援総額

281,000

40%

目標金額は700,000円

支援者数

46

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2026/02/28に募集を開始し、 46人の支援により 281,000円の資金を集め、 2026/03/31に募集を終了しました

山梨県の高校生が考えた『わたしの想いノート』を形にする!

現在の支援総額

281,000

40%達成

終了

目標金額700,000

支援者数46

このプロジェクトは、2026/02/28に募集を開始し、 46人の支援により 281,000円の資金を集め、 2026/03/31に募集を終了しました

山梨県高校生探究発表大会で入賞した山梨英和高校の『わたしの想いノート』 素晴らしいこのノートを賞として終わらせるのではなく、実際に形にさせ、高校生の継続的な教育を支えたい。高校生が夢を追求し、成長するための手助けをしたい。 そのための資金を集めたいと考えています!

社会課題の解決をみんなで支え合う新しいクラファン

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4. 研究結果・考察 ①インタビュー調査の結果 医療現場では ACP をがん治療の後期など人生の最終段階で導入されることが多く、その内容は「本人 が何を大切にしたいか」をもとに治療方針を決める重要なプロセスであることが分かった。また、「死 について話すことがタブー視される日本社会の傾向」や、「若い世代が ACP を知る機会の不足」も指摘 された。また、若年層が早い段階で“自分らしさ”や“人生観”を言葉にしておくことの意義につい て共通して語られており、高校生において ACP を実施することの必要性を感じた。 ②質問紙調査の結果 全体の約 7 割が身近な人の死について考えたことがあると回答した一方で、身近な人と死について話 す機会はないと回答した人も約 7 割であった。しかし、身近な人と価値観は共有できていると感じて いる人はおよそ 6 割と半数を超えた。また、自分自身の死生観を「よくわからない」と感じている生 徒も約 6 割であり、多くの高校生が自分の価値観や死に対する考えを深く意識する機会が少ないこと が明らかとなった。(図 1 参照)③「もしばなゲーム」実践の結果 「もしバナゲーム」のようなカードゲームにより ACP のハードルが下がること、また生き方を考える 哲学的対話ができることを実感した。このことから、ACP は自分の価値観を見つめ、今後の「生き方」 を考える契機となりうるという示唆を得た。 ④高校生版「わたしの想いノート」の作成と活用 高校生向けに作成したこのノートは自分の価値観が可視化できるもの、かつ高校生が自分の想いを言 語化しやすい仕様にした。ノート記入者からは、「自分の死について考えたことがなかったが、死につ いて考えることにより、何を大切にして生活したいか、自分についてじっくり考えるきっかけになっ た」「迷ったときにこのノートを見返すことで、決意を新たにすることができると思った」という声が 聞かれ、若年期における ACP の有用性とノートが ACP の入り口として活用できることが推察された。 5. 結論・今後の展望 本研究では、高齢者や重篤患者に利用されてきた ACP が、アイデンティティの確立過程にある高校生 にとって、「生き方」を考える上で有用であることが分かった。また、作成したノートが ACP の入り口 となりえることが示唆された。今後は ACP が、十代の自殺防止に有効的であるかさらに研究を深めて いきたい。


2. 研究目的・意義 進路選択や将来に悩む高校生が、自分にとって大切なことや「わたしらしさ」を考えることは今後の 人生においても大いに価値があると考える。先行研究により、ACP は「死についての話し合い」だけで なく、「どう生きるか」を考える機会になるとわかった。また、高校生が ACP を学び考え、対話するこ とで得られた学びは、自分たちの将来を支える力になると同時に、「人生をどう生きるか」「大切な人 とどう向き合うか」という問いを、今この時から考える大切さにつながる。そこで、私たちは高校生 への ACP の有効性に着目し、若年期における ACP の意義と可能性について探究することにした。3. 研究方法 山梨英和高校、静岡英和高校、東洋英和高校、韓国の梨花女子高校の学生 477 名を対象に無記名によ る質問紙調査を行った。内容は、死に対する意識、身近な人との死生観の共有状況と価値観の把握状 況、ACP の認知度についてである。参加者は、各質問について6件法(1=全く当てはまらない;6= よく当てはまる)で回答した。また、山梨県内の終末期医療に関わる医療・行政関係者(医師、看護 師、行政職員等 計 5 名)にインタビュー調査を実施し、ACP の実際の運用や問題点について調査し た。また、実践活動として iACP が開発した「もしバナゲーム」を著者他 7 名が体験し、若者における ACP の意義を体感した。これらの活動から、高校生向けの「わたしの想いノート」という ACP の入り口 となるオリジナル冊子を作成し山梨英和の高校 1,2 年生に利用してもらい、感想と質問紙調査から若 年期における ACP の意義を検証した。


1. 研究背景 近年、医療の高度化と多様な生き方・価値観の尊重が求められる中で、「自分らしい人生の最終段階を どのように迎えるか」というテーマが注目を集めている。こうした背景のもと、自らの将来の医療や ケアに関する希望を事前に考え、信頼する人や医療従事者と共有するプロセスとして、Advance Care Planning(ACP:アドバンス・ケア・プランニング/人生会議)が、国内外でその重要性が指摘されて いる(秋葉, 2024)。従来、ACP は主に高齢者や重篤な疾患を抱える患者を対象に実施するものとして 理解されてきたが、宮下(2017, 2019)や川口ら(2021)などの研究は、「自分らしさ」や「尊厳ある 死」に関する意思決定が年齢を問わず人間にとって根源的なテーマであることを示している。日本で は高齢化が進む中で、ACP の重要性が医療・福祉の現場で広まりつつあるが、一方、若年層にとっては まだなじみが薄く、「ACP は大人や高齢者のもの」というイメージが根強く残っている。実際、高校生 を対象とした質問紙調査でも、「ACP を知らない」「死について話し合う機会がない」という回答が多数 を占めた。人生の選択や価値観に関わる対話は、高校生のような若い世代にとっても意味のあるもの であり、進路選択や生き方を見つめ直す機会にもなり得る。実際、米国では子どものころから死生観 や価値観を話し合う教育が取り入れられており(島薗・竹内,2008)、死を考えることを通じて自分自身 の「生き方」や「わたしらしさ」を主体的に考える力も育まれていることが推察される。


ACP研究概要
2026/03/10 10:22

昨年度7月26日(土)に行われた山梨英和高校の研究概要を分割して掲示します。彼女たちの真剣さがわかって頂けると嬉しいです。ACP(Advance Care Planning)の高校生への活用Abstract: 本研究は、Advance Care Planning(ACP:人生会議)の考え方を高校生の価値観・死生観の育成に活 用することの有効性について検討したものである。若年層にとって死生観を他者と共有することは心 理的ハードルが高く、日常的に話し合われる機会も少ない。一方で、「もしも」のときに備えて価値観 を共有しておくことの重要性は高まっている。本研究では、校内外の高校生を対象に質問紙調査を実 施するとともに、医師・看護師・行政職員へのインタビュー、「もしバナゲーム」の体験など多角的な 方法で調査を行った。その結果、カードゲームなど媒介物を活用することで、ACP に関する対話のハー ドルが下がる可能性が示唆された。そこで甲府市が配布している「わたしの想いノート」の高校生版 を作成し、その効果を検証した。


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