ご支援、誠にありがとうございます。
おかげさまで達成率1,108%、支援総額3,326,764円、61名の方にご支援いただいています。募集終了の2026年10月25日まで、残り7日です。
「鹿が増えすぎている」という話は、ニュースなどで耳にされたことがあるかもしれません。今日は、それが森や畑で具体的に何を起こしているのかを、道や国の調査の数字でお話しさせてください。
北海道に、73万頭
北海道の推定によると、道内のエゾシカは令和6年度で73万頭。平成23年度のピークが77万頭でしたから、一度減ったあと、また増えてほぼピークに戻っています。捕獲は過去最多のペースで続いていますが、生息数は横ばいです。
畑で、年間52億円
エゾシカによる道内の農林業被害は、令和6年度で52億7,700万円。前年より1億円以上増えています。道内の鳥獣被害全体の約8割がエゾシカです。僕たちのいるオホーツク管内だけでも、6億円を超えます。
全国で見ても、野生鳥獣による農作物被害188億円のうち、シカが79億円で4割以上を占めています。イノシシでもクマでもなく、農家にとって一番の相手は鹿です。
森で、起きていること
林野庁の資料では、全国の野生鳥獣による森林被害面積のうち、約6割がシカによるものです。被害の中身は、植えた苗木の食害だけではありません。鹿は木の樹皮を食べます。皮を剥がれた木は枯れます。さらに、足元の草やササを食べ尽くすと、地面がむき出しになり、雨で土が流れます。
知床では、海岸の草原に広がっていたエゾキスゲやオニシモツケの群落が、2000年代に消えました。洞爺湖の中島では、ササがなくなったあと、大きな木の樹皮まで剥がされるようになった、と環境省の資料にあります。鹿が多すぎると、森の下の層がなくなる。そういうことが、北海道のあちこちで起きています。
だから、獲る。獲ったら、使う
鹿が悪いわけではありません。オオカミがいなくなり、雪が減り、人が山に入らなくなった。その結果として鹿が増えた。人が作った状況です。
森と畑を守るために鹿を獲る。それはもう避けられません。だとしたら、獲った鹿を捨てない。皮を革に、肉を食べものに。それが、この数字に対して僕たちができる、ほとんど唯一のことだと思っています。
このバッグの革は、こういう数字の中から来ています。
生産は2026年10月下旬から、2027年4月末までに順次発送いたします。募集終了は2026年10月25日です。
引き続き、どうぞよろしくお願い申し上げます。
LEATHERECTION
林 徹



