多様性を問う大長編ADV、日本から世界に通用する多様で普遍的な物語を届けたい。

『Witch of Yelekedis』は、未曾有の大災厄と余波として生じた分断と排斥を描いた、選択式の超大長編ファンタジーADVです。日本発、無料で体験できる多角的群像劇で世界に挑戦したい。商業では決してできないこだわり抜かれた世界観構築と圧倒的スケールの物語を以て、個人開発の限界に挑みます!

現在の支援総額

17,400

34%

目標金額は50,000円

支援者数

3

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2026/03/27に募集を開始し、 3人の支援により 17,400円の資金を集め、 2026/06/12に募集を終了しました

多様性を問う大長編ADV、日本から世界に通用する多様で普遍的な物語を届けたい。

現在の支援総額

17,400

34%達成

終了

目標金額50,000

支援者数3

このプロジェクトは、2026/03/27に募集を開始し、 3人の支援により 17,400円の資金を集め、 2026/06/12に募集を終了しました

『Witch of Yelekedis』は、未曾有の大災厄と余波として生じた分断と排斥を描いた、選択式の超大長編ファンタジーADVです。日本発、無料で体験できる多角的群像劇で世界に挑戦したい。商業では決してできないこだわり抜かれた世界観構築と圧倒的スケールの物語を以て、個人開発の限界に挑みます!

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GAME の付いた活動報告

「Witch of Yelekedis」は、本格的なファンタジー世界を舞台にしたノベルゲームです。しかし一般的なビジュアルノベルとは異なり、歴史、神話、架空言語、民族文化といった要素が密接に結びついているため、プレイ前にさまざまな疑問を抱く方も少なくありません。「どんな物語なのか」「世界観はどれほど作り込まれているのか」「ゲームとしてどう楽しめるのか」この記事では、そうした疑問にお答えいたします!プレイ前の不安解消だけでなく、本格的なファンタジー世界をどう作るのかという創作上の課題にもお答えしますよ!世界観のスケールと歴史設計:ファンタジーに必要な要素ファンタジーにおいて重要なのは、単に魔法や異世界が存在することではありません。国家や民族の成立史、神話体系、宗教観、文化的背景が相互に影響し合い、一つの世界として機能していることが重要です。現実がそうであるように、架空の御伽噺であるファンタジーにもまた、そのような「積層された歴史」が重要なのです。Witch of Yelekedisでは、現代のエールケディス世界だけでなく、その遥か以前に存在した古代人文明や失われた時代の痕跡が物語の根幹に関わっています。過去の出来事が現在の文化や地理、人々の価値観にどう影響を与えているかを逆算して配置することで、プレイヤーが世界のどこを切り取っても「生きている歴史」を感じることができる。歴史の積み重ねが現在の社会構造や価値観を形成しているため、世界そのものが物語を語る構造になっているのです。物語の核を定める方法 — テーマと葛藤の作り方ブレない物語性を確立するためには、派手なイベントを起こす前に「中心となるテーマ」を定める必要があります。なぜならば優れたファンタジー作品は設定の量ではなく、テーマによって記憶されているからです(これはファンタジーに限らずいえることかもしれません)。本作において機能しているのは、異なる価値観の衝突から生まれる根深い葛藤。何を信じるのか、何を失って何を守るのか、個人と歴史はどう向き合うのか――こうした問いが登場人物の葛藤となり、物語を前進させ、シナリオ全体の強度を格段に向上させています。キャラクターダイナミクスが物語に与える影響キャラクター同士のダイナミクス(動的な関係性)は、世界観を単なる設定資料に終わらせないための重要な駆動源です。単なる記号的な仲良しグループではなく、過去の因縁や社会的立場による緊張感を内包した関係性を描くことで、セリフ一つひとつに重みが生まれますし、関係性が物語の進行とともに変化していく様そのものが、プレイヤーを惹きつける強力な推進力となります。ラドゥイアゴスを巡る、フロイダナスとガゼルゼンスの対立。それは政治的なコンフリクトにも繋がり、「フロイダナスの統治する西の民」と「ガゼルゼンスの統治する南の民」の間に相容れなさをもたらした。――この関係性はまさに「キャラクター同士が衝突し、数多の選択と過ちを繰り返し、そうして歴史を織ってきた」ことを象徴的に物語っています。架空言語と文化表現架空言語の役割と導入タイミング架空言語は、異世界への没入感を飛躍的に高めてくれる魔法のスパイスなのですが、最初から大量に浴びせるとプレイヤーが混乱しかねません! 魔法のスパイスも使いすぎると胃が疲れてしまいます。本作では、固有名詞、魔術の詠唱など、効果的なタイミングに絞って架空言語を登場させています。これにより、プレイヤーに「未知の文化に触れている」という適度な緊張感と興奮を与えることができます。最低限の文法と語彙で作る実用的な架空言語の設計法完全に独立した言語を一つ丸ごと作り上げるのは、膨大な労力がかかり現実的ではありません。実用的なアプローチとしては、基本となる語順(主語・動詞・目的語の並び)を決め、世界観を象徴する重要なキーワードを中心に数十語の語彙を固め、音素に意味を紐づけることから始めます。本作の設計においても、すべての会話を翻訳可能にする必要はなく、記号としての法則性を感じさせる工夫が凝らされています。 食物の名前には「f・p・b・m」の唇音が配置されます。例:平たいパン fbujm, オーツ麦のお粥 kamoj wahom, 麦酒 ala manjan, 等々 植物・木の実には「大自然を象徴する音:k」が含まれていることが多いです。例:ナツメヤシ videlk, オリーブ itelk, ニワトコ filorjak, 枝垂柳 hellicka, 等々 汁けが多い果実には「水を意味するvid, またはそれを省略したv」が大抵含まれています。例:トマト leividan, イチゴやラズベリー等の赤い液果/漿果 vildowcha, デーツ videlk, ブドウ wevm, 等々 こういった一貫した法則性があるだけでも「それっぽい」空気感を演出することが可能です。プレイヤー向け表示設計架空言語や専門用語を提示する際は、プレイヤーを置き去りにしないためのUI設計が不可欠です。テキスト内にクリックで表示されるポップアップ注釈、文脈から意味が推測できる配置、いつでも見返せる用語集の実装など、ゲームプレイのテンポを阻害せずに知識を補足する工夫が重要となります。なおWitch of Yelekedisではhororoさま製作の「TIPプラグイン」をお借りしています。ゲームデザインとダイナミクスノベルゲームにおいて重要なのは、分岐の多さと意味のある選択です。プレイヤーの選択がキャラクターや世界に影響を与えることで、没入感が生まれます。……とはいえ無計画な分岐は整合性を崩壊させかねません。本作では、どのルートを選んでも世界の本質的な「タイムライン」が矛盾しないよう、綿密なプロット管理が行われています。また、重要な局面の手前でセーブを促すなど、プレイヤーがリプレイ性を楽しめる構造を維持しています。またテンポ管理――文章量、演出、イベント配置――も、見落としてはならない要素です。テキストの分量が膨大になりがちな本格ファンタジーだからこそ、読ませるテンポの管理が命。設定説明だけが続くと読者は疲れてしまいます。説明、会話、事件、発見と進展、感情の変化、これらの異なるイベントを適切な間隔で配置し、波のような緩急をつけることで、プレイヤーは「超大作級のボリューム」でも疲れることなく没入し続けることができる……はずです。そして読者が知るべき情報だけを適切なタイミングで提示すること、その匙加減にはシビアになる必要があります。過剰な説明は避けつつも、語り手となるキャラクターの「体験・視点」として切り出しながら、しかし世界の断片をしっかりと見せることが理想です。BGMやSEといった音響も、Witch of Yelekedisの世界観構築に一役買っている、外すことができないピースのひとつ。ユニークな響きを持つ民族楽器や、スペーシーで軽やかな残響を与えるシンセサイザー、架空言語で歌われるボーカルラインを活用することで、歴史や文化、そのシーンの雰囲気や空気感を強化し、より没入的な体験をプレイヤーに提供できます。Witch of Yelekedis よくある疑問Q1: Witch of Yelekedisはどんなジャンルのノベルゲームですか?本作は「本格ファンタジー」と「少しのSF(ポスト・アポカリプス)」を志向したノベルゲーム/ビジュアルノベルです。塵に埋もれた古代人の歴史、民族間の対立、発生した天災、避難民と地元民の衝突を描く政治劇、神話が相互に関連しながら物語が展開します。詳細なあらすじについては公式サイトのほうをご覧になってください。Q2: 平均的なプレイ時間と推奨の遊び方は?現時点(α:その20)では80時間程度のプレイ時間を想定しています。完成品は120時間かそれ以上になるだろうと予想しています。世界観をじっくり読み解きながら進める遊び方を推奨しています。ヘッドフォンを装着して音響演出を楽しみながら、少しずつ小説を読み進めるように没頭して頂ければ幸いです。用語集や資料も適宜確認すると理解が深まるはずです!Q3: 対応機種は?Steamで遊べる?対応機種はPCのみ。Windows10以上とLinuxに対応。Android向けにサンプル版apk(α:その19と同一の内容)をリリースしていますが、そちらはあくまで「試験的」なものですので、サポートは提供しておらず、今後はアップデートの予定もありません。配布につきましては、現在はitch.ioのみとなっています。Steamでの公開や、庭用ゲーム機での展開については「もし、どこかのパブリッシャーさまと提携できたたら……」という感じです。Q4: セーブ・ロード・分岐の仕組みはどうなっている?一般的なビジュアルノベルのシステムに準拠しており、いつでも手動でセーブ・ロードが可能です。物語の重要な分岐点では、プレイヤーの選択によってキャラクターの運命や世界の行く末が大きく変わるため、選択肢の直前にはセーブデータを分けて保存しておくことをお勧めします。Q5: 架空言語はどれくらい理解する必要がある?翻訳はある?物語理解に必須となる部分には「用語集」という補助機能がついています。そしてプレイにあたって、プレイヤー自身が架空言語を事前に勉強したり暗記したりする必要は一切ありません。ゲーム内では状況に応じて適切な翻訳や注釈、コンテキストによる補足が表示されるため、架空言語が織りなす異国情緒の雰囲気をそのまま楽しんでいただければ問題ありません。また物語本編は日本語/英語で書かれており、たまに固有名詞が登場する程度になっています。なので、そこまで身構えずとも大丈夫です!Q6: 世界観が難しすぎてわからない!仕様です。作中では、物語の進行に合わせて用語集が徐々に解禁されていく仕組みが用意されています。一度読んだだけでは掴みきれなかった歴史の繋がりも、これらのゲーム内資料を読み解くことで、より深く構造を理解できるようになっています。「物語についてこられる」読者の皆様を信頼し、全力投球のシナリオを執筆させてもらっています。Q7: エンディング数は幾つですか? 重要な分岐の見分け方は?本作には4つのマルチエンディング(A, B, C, D)が用意される予定。B/Cルートは、そろそろ実装される予定です(05月31日現在)。重要な分岐は、一見すると何気ない会話の選択肢に見えることもあります。キャラクターの信念や今後の展開に深く影響を与えそうな問いであることが多いです。True(Dルート)を目指す場合は物語全体の整合性を意識しながら、自分の信じる選択を選び取ってください。あと、序盤にかなりの探求心が必要です。Q8: 戦闘やギルドなどゲーム性はどの程度ある?本作は純粋に物語を読み進めるビジュアルノベル(VN)としての性質を徹底しています。そのため、一般的なRPGに見られるようなコマンド式の戦闘システムや、プレイヤーが所属するギルドシステムといったゲーム要素はありません。その代わり、人物関係の変化や選択による物語の推移といったナラティブダイナミクスが中心になります。Q9: 選択肢をミスったかも、物語が詰まった気がする!パズルや戦闘によるゲームオーバーはありませんが、選択肢によって物語がバッドエンドへ向かうことはあります(仮にバッドエンドに向かったとしても「愉快な神さま」があなたを助けてくれる、予定です)。詰まったときの対処法としては、そのシーンの視点人物の「周囲にいる者たちの反応」や「これまでの背景」を思い返し、大局的な視点に立って選択肢を選び直すことが最大の攻略のコツとなります。Q10: 時系列が分かりにくい! 古代人の時代と現エールケディス世界の繋がりって?「古代人の時代と現在の世界とのつながりが複雑で分かりにくい」という指摘が寄せられることがあります。これは本作が、あえて謎を一度に明かさず、断片的な歴史を少しずつ提示する手法を取っているためです。要するに、意図的に伏せているのです。時系列のパズルがカチリとハマる瞬間こそが本作の醍醐味ですので、焦らずに世界の変遷を見守ってください。もし、どうしても真相を知りたいという方は「空中要塞アルストグラン」という前日譚シリーズがありますので、そちらをご覧になってください。Q11: キャラクターの背景や動機が分かりにくいことがあるんだけど……。本作のキャラクターは、誰もが表に出さない本音や、過去の傷を抱えています。もし動機が掴みにくいと感じた場合は、そのキャラクターの出自、そして他者との関係性に注目してみてください。また、重大な秘密を「特定の連続イベント」でしか明かさないキャラクターも居たりします。Q12: MODや未対応言語のファン翻訳は作っていいの?個人で楽しむ範囲において、MODの導入や個人的なファン翻訳を行うことはご自由にどうぞ。ただし、あなたが翻訳したデータや改変したファイルを、インターネット上などで不特定多数に向けて配布したい場合は、トラブル防止のため、事前に製作者へ連絡し、許可を得るようお願いいたします。特に翻訳データを配布する場合は、必ず製作者へ連絡し、許可を得てから、公開するようにしてください。Q13:プレイ前に知っておきたい要点とかありますか?本作は、個人のインディー開発だからこそ成し得た、一切の妥協がない尖った本格ハイファンタジー作品です。驚くべきことに(と自分で言うのもどうかと思いますが)、ゲーム本体は無料配布が予定されています!!!!!!もしこの壮大な世界観や物語の魅力度に満足していただけましたら、こちらのクラウドファンディングに協力をしていただけますと幸いです。Q14: 物語構築の参考資料や世界観創作に役立つ書籍やツールって?世界観を構築するにあたり、神話学、民俗学、言語学に関する学術書は大いに参考になります。特に実在の古代文化や言語の構造を学ぶことは、架空の歴史に説得力を持たせるための強力な土台となります。個人的なMVPはPDICです。架空言語制作をするうえで、この辞書制作ツールの存在は本当に助かっています!それから、執筆に際してのお守りはカロリン・エムケの著書です。Q15: 似ている他の作品は何かある?「Fから始まる某シリーズや〇〇転生ってつく某シリーズに雰囲気が似ている」と言われることが、ボチボチあります。結構な頻度でそう言われるので、似ているんですかね?しかし、制作者である私自身はそれらの作品をプレイしたことがないため、内容を知りません。ただ、神話や伝承、実在していた人物等がパロディとしてポップカルチャーの文脈の中で安易に消費されることには思うところがあり、正直に言えば、その……ハハハ……。Q16: マルチプレイ要素の実装予定は?本作は完全なシングルプレイ専用のノベルゲームであり、マルチプレイ要素は一切ありません。オンライン通信が発生するのも、ゲーム本体をダウンロード・アップデートする時のみです。Q17: 開発記録にはどんなことが載っているの?本作のより深い設定や、架空言語の裏側、制作の試行錯誤を知りたい方は、ぜひ開発記録をチェックしてください!Fanboxのサブスクライバー限定記事では、一般には公開していない濃密な設定資料や制作秘話が多数掲載されています。……それと、くだらない落書きなども。この記事を読んで本作の構築論に興味を持たれた方は、ぜひ支援をご検討ください!サウンドトラック第3巻をはじめとする、魅力的な特典も用意してお待ちしております。最後に その世界には歴史が存在するか? 信仰は社会に影響しているか? 言語と発音は文化と結びついているか? 民族ごとの差異はあるか? 地理が政治に影響しているか? 神話は現代社会に残っているか、あるいはどう廃れた? 登場人物の価値観は背景と整合しているか? 選択が物語に影響しているか? 世界観説明がドラマになっているか? プレイヤーが探索したくなる余白を残しているか? Witch of Yelekedisは、単なる設定集ではなく、歴史・文化・言語・人物が有機的につながる本格ファンタジー作品を目指しています。進捗報告デモ版は鋭意アップデート中です! ぜひ、試してみませんか?Witch of Yelekedisはitch.ioにて無料公開配布中です!


昨日、26日に最新デモ版α:20を公開いたしました!🛠 今回のアップデートについてハイライト:・新規29話追加(※およそ4.5時間ぐらいのボリューム?)・誤植/誤訳の徹底討伐・前回アップデートで再定義されたサブキャラクターの年齢周りに関するシナリオの齟齬を修正今後の制作スケジュールアップデート公開に際して、今後の制作スケジュール、ロードマップを公開いたしました。【PDF: GoogleDrive】今年7月〜9月のどこかで、エンディング第一弾「Bエンド/Cエンド」の公開ができればと思っています。


支援者の皆様、いつも温かい応援をありがとうございます! そして、この記事で初めて本作を知ってくださった皆様、数あるプロジェクトの中から見つけていただき心より感謝いたします。本作『Witch of Yelekedis』の世界を語る上で欠かせないのが、大気に満ち、万物を生かす根源物質「マナ」の存在です。 しかし、この輝かしい恩寵の裏側に、どす黒い影が潜んでいることに、既にお気づきの方も多いでしょう。 今回は、世界の理を揺るがす「マナ」の性質と、今まさにエールケディスの世界を脅かしている怪異「顛化(てんげ)」の核心に迫ります。呼吸するように「魔」を呑み込む日常この世界において、マナは酸素と同じです――生命を育み、精霊を介して「魔法」という奇跡を顕現させる、そういう存在なのです。地下深くを流れる地脈は、いわば世界の血管であり、マナはその中を巡る熱い血潮のよう。ですが、考えてみてください。この「あまりに都合の良いエネルギー」は、一体どこから湧き出しているのでしょうか?なぜ、魔法はこれほどまでに、使う者の意志を――時にその「悪意」さえも――鮮やかに具象化できてしまうのでしょうか。その答えの片鱗は、今のラニャーマにはまだ、あまりに毒が強すぎるかもしれません。「精霊」と「魔物」を分かつ、あまりに細い境界線本作における魔物は、単なる「異形の怪物」ではありません。彼らの正体は、遠い遠い昔にこの世界から退場したはずの「古代人たちの霊魂」。穏やかな魂が「精霊」と呼ばれる一方で、強いエゴや怨念を抱えた魂がマナと結びついたとき、それは生ける者を襲う「魔物」へと姿を変えます。凶悪な個体がその身に宿す「核」。それは、彼らが抱き続けた「執着」の結晶なのかもしれません。そして今、聖地ウルガルに出現した「大穴」を起点に、かつてない規模の魔物の大量発生が始まっています。「わたし」が「それ」に変わる恐怖――現象「顛化」今、エールケディス社会を最も震え上がらせているのは、魔物そのものではありません。魔物の攻撃を受け、あるいは何らかの要因で自我を喪失した者が、その姿を魔物へと変えてしまう現象「顛化(てんげ)」です。最新のあるエピソードの中では、ある戦士が恐ろしい仮説を口にしています。「俺たち個々が持つ自我がマナと結合し、この姿かたちを描き出しているだけなのかもしれない」もし、私たちが「わたし」であるための輪郭が、マナという不安定な物質によって保たれているのだとしたら? その輪郭が崩れたとき、残るのはマナを際限なく吸い込み続ける「空虚な抜け殻」だけです。大都市ドファボーラで目撃され始めた、殺意すら持たず、ただそこにあるだけの「白い魔物」。彼らは果たして、倒すべき敵なのか。それとも、救うべきだった「誰か」の成れの果てなのでしょうか。あなたは、その手を汚せるか本作の主人公ラニャーマは、この残酷な世界の仕組みを根底から覆す、ある「力」を秘めています。それは、顛化を止める唯一の希望であると同時に、人としての倫理を、そしてラニャーマ自身の心を激しく削り取る禁忌の力です。「世界の平和」という美しい言葉の裏で、誰の自我がすり潰され、誰の怨念がマナとして消費されているのか。その真実に辿り着いたとき、あなたは、そしてラニャーマは、どのような選択を下すのでしょうか。


支援者の皆様、いつも温かい応援をありがとうございます! そして、この記事で初めて本作を知ってくださった皆様、数あるプロジェクトの中から見つけていただき心より感謝いたします。本作は、圧倒的な作り込みのハイファンタジーでありながら、その裏側にSF的な真実が隠された、独自の重厚な世界観を持つ選択式アドベンチャーゲーム(ADV)です。ヴィジュアルノベル、ノベルゲームとも呼ばれるジャンルですね。本日は、PixivFanboxのアーカイブより、本作の核心に触れる「シナリオの方向性」についての記事を再構成してお届けします。前作から続く「歴史」のねじれ前作『エールケディスの旅人(Wanderer of Yelekedis)』において、断片的に語られた衝撃的な事件――「ライタフィルズ城陥落」。前作の時点では、それはあくまで「遠い過去の歴史の一部」として語られていました。しかも、その内容はあくまで「南のエルフ」から見た、一方的な視点によるものです。【南のエルフが定義する歴史】西の王ラドゥイアゴスが、聖遺物「聖槍」をガゼルゼンスから奪うため城を強襲。ライタフィルズの白亜の城は崩れ、城下町は業火に包まれ、多くの犠牲が出た。南の王妃グジェラジェスドは、この日を境に心を閉ざしてしまった。しかし、今作『Witch of Yelekedis』で描かれるのは、この「ライタフィルズ城陥落」事件からわずか13年後。まだ歴史が固定される前の「生々しい混乱の時代」です。主人公ラニャーマが信じる「解釈」主人公のラニャーマは、この陥落事件に両親が巻き込まれ、その後に両親共々失踪するという過酷な過去を背負っています。彼女は、この過去を以下のように解釈しています。「両親は変わり果てた故郷と、亡くなった仲間たちを見て絶望したのだ」「心を病んだ二人は、自らこの世から消えることを選んだのだ」この悲劇を繰り返さないために、彼女は「国を守るための大いなる力」を求め、あろうことか城を破壊した張本人・魔道士ラドゥイアゴスへの弟子入りを決意します。物語はここから動き出しますが、ここで重要なのは、「ラニャーマが信じていること」が、必ずしも世界の「真相」ではないという点です。「正直」だが「すべて」は明かさない西のエルフたち物語の舞台となる「魔の島イグレスラッド」に住まう西のエルフたちには、ある暗黙の了解があります。「常に正直たれ」彼らは嘘をつきません(ただし異端の西のエルフ、ゲルトダラスは除く)。しかし、同時に「すべてを話す」こともしません。 彼らが口を閉ざす「黙っていたほうがいいこと」の中にこそ、ラニャーマが追い求める真実が眠っています。断片を繋ぎ合わせ、世界の輪郭を作る楽しみ本作『Witch of Yelekedis』のシナリオは、単なる一本道の物語ではありません。 ・各キャラクターが語る、嘘のない、しかし限定的な言葉。 ・他の種族から見た、異なる視点の証言。 プレイヤーの皆様には、これら情報の断片を積み重ね、「歴史の裏側にある真実」を少しずつ形作っていく体験を楽しんでいただきたいと考えています。西のエルフたちの信頼を勝ち取り、その沈黙の先にある答えに辿り着けるのか。そして「すべてを知る者」の口から、全容を引き出せるのか。 そんなミステリアスで重厚な物語を目指して、現在制作を進めております。引き続き、本作の応援をよろしくお願いいたします!


支援者の皆様、いつも温かい応援をありがとうございます! そして、この記事で初めて本作を知ってくださった皆様、数あるプロジェクトの中から見つけていただき心より感謝いたします。本作は、圧倒的な作り込みのハイファンタジーでありながら、その裏側にSF的な真実が隠された、独自の重厚な世界観を持つ選択式アドベンチャーゲーム(ADV)です。ヴィジュアルノベル、ノベルゲームともいいます。本日は、本編の一部「フロイダナスを軸に展開されるサブプロット」の内容を掻い摘んでご紹介したいと思います!正義が国を滅ぼす。ハイファンタジーの皮を被った『社会派政治劇』『Witch of Yelekedis』の世界において、西のエルフの地「ユダレスト」は今、静かに、しかし確実に崩壊へと向かっています。本作は単なる勧善懲悪の物語ではありません。そこにあるのは、重厚なハイファンタジーの世界観で描かれる、逃げ場のない社会派政治劇です。本日は、その中心人物である「隠居生活を楽しんでいたのに、再登板させられる羽目になった宰相フロイダナス」と、彼が直面している「教育のデッドロック」について少し深掘りしてみましょう。「若者への投資は無駄」冷徹な宰相が下した、教育放棄という名の死刑宣告。最古の世代の生き残りの一人である「西の宰相フロイダナス」は冷徹なまでの合理主義者であり、手段を択ばぬマキャベリアンです。彼は長命種であるエルフの社会において、ある独自の、しかし残酷な信念を持っています。「百年程度で死ぬが着実に成長しそれが次世代に引き継がれる短命種と違い、長命でありながら成長と変化を嫌う頑固な西のエルフのために教育機関を整えるのは、行政投資としてのリターンが見合わない」   (第10章「ヒサク・ハフラ」第42話「トラブルシューター」より)彼にとって、基礎的な教学とは家庭で身につけるべきものであり、行政が手を差し伸べるのは「真に才ある者」か「本気で挑みたいのだと覚悟を見せた者」のみ。この徹底した選別思想により、ユダレスト、特に主要都市ドファボーラには「読み書きもできず、分別も知らないまま身体だけが成長した若者たち」が溢れかえることとなりました。これが本作における「教育のデッドロック」です。教育を放棄された若者は、自分たちの困窮を「外部から来た避難民」のせいにし、排外主義を加速させます。フロイダナスが避難民を保護すればするほど、彼が切り捨ててきた「自国の若者」たちの殺意は高まっていくのです。そして若者たちは叫びます。フロイダナスの首を取れ、と。「格の違い」が殺意に変わる時。姿なき扇動者『シロアリ』の甘い囁き。(第10章「ヒサク・ハフラ」第66話「後遺症」より)暗殺予告が街に響いても、フロイダナスは眉一つ動かしません。彼のような「最古の世代のエルフ」にとって、戦う術も知らぬ若者など、無力な幼子と大差ないような存在。幼子が泣いて喚いたところで、それは子供の癇癪に過ぎないのです。(第8章「フォギアー・ハイカナン」より)この「圧倒的な格の違い」に端を発する無関心が、さらなる悲劇を呼び込みます。彼が若者を「話の通じる対等な存在」として扱わず、ただの「統計上のノイズ」として処理し続けた結果、若者たちの不満は、姿なき扇動者「シロアリ」にとって格好の餌食となってしまいました。シロアリは闇の中で、このような教えを説きます。「汚れを落とせ。邪魔者を排除せよ。綺麗になって、みんな“ひとつ”になろう」善意という名の一撃が、国家の破滅を加速させる:前宰相エディアスの失政。そんな不穏な空気が満ちる街に、追い打ちをかけるのが「北の女王ヤムリシェンドが仕掛けた『避難民の送り込みという波状攻撃』によって失脚させられた前宰相エディアス」の存在です。平時は有能な為政者であったエディアスも、未曾有の災害と難民流入という有事を前に機能不全となり骨抜きに。胃潰瘍を発症したことによって宰相の座から降りざるを得ず、隠居していたフロイダナスにすべてを押し付けてしまったという背景があります。さらに、エディアスはある「デマ」を信じ込み、正義感ゆえに致命的な失政を犯します。良かれと思って放った一撃が、最悪の事態を招く導火線に火をつけてしまったのです。(第11章「ゲルテ」第66話「無能」より)フロイダナスがエディアスを「無能」と罵倒し、そのプライドを粉々に打ち砕いたとき、物語の歯車は「救済」ではなく「破滅」へと加速し始めます。選択の重みに震えるノベルゲーム。地下牢に隠された「口にするのも憚られる真実」現在、ユダレストの街並みは表向きの平穏を保っています。しかしその裏で、フロイダナスは「ある特定の者たち」を片っ端から逮捕し、地下牢へと隔離し続けています。果たして、彼が「地下牢への隔離命令」を出したのは、単なる治安維持のためだけだったのでしょうか?彼が街の平穏を保つために飲み込んだ「口にするのも憚られる真実」とは一体何なのか。(第11章「ゲルテ」第84話「不幸は続けてやってくる」より)それは、プレイヤーである貴方自身が、このエールケディスの大地で目撃することになります。「正解」のない選択の果てに待つ結末を、ぜひ本編で確かめてみてください!最後に宰相フロイダナスが冷徹な決断を下すシーン、そして若者たちの怒りが街に満ちるシーン。それらの緊迫感を支えるのが、本作の重厚な楽曲群です。現在、本プロジェクトではアルバム3枚分(Vol.1~3)をまとめて手に入れられる「サウンドトラック・プラン」をご用意しています。単なるBGM集ではなく、エールケディス世界の空気感そのものを閉じ込めた、こだわりの楽曲たちです。ゲーム本編は無料で公開し、一人でも多くの方にこの物語を届けたいと考えています。しかし、音楽制作をはじめとするクオリティ維持には、皆様のお力添えが必要です。もし今回の設定紹介で「この世界に浸りたい」と感じていただけたなら、ぜひ音の面からも本作を支えていただけませんか?ご支援のほど、何卒宜しくお願い申し上げます!OST視聴はYoutubeから可能です!         


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