多様性を問う大長編ADV、日本から世界に通用する多様で普遍的な物語を届けたい。

『Witch of Yelekedis』は、未曾有の大災厄と余波として生じた分断と排斥を描いた、選択式の超大長編ファンタジーADVです。日本発、無料で体験できる多角的群像劇で世界に挑戦したい。商業では決してできないこだわり抜かれた世界観構築と圧倒的スケールの物語を以て、個人開発の限界に挑みます!

現在の支援総額

17,400

34%

目標金額は50,000円

支援者数

3

募集終了まで残り

19

多様性を問う大長編ADV、日本から世界に通用する多様で普遍的な物語を届けたい。

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『Witch of Yelekedis』は、未曾有の大災厄と余波として生じた分断と排斥を描いた、選択式の超大長編ファンタジーADVです。日本発、無料で体験できる多角的群像劇で世界に挑戦したい。商業では決してできないこだわり抜かれた世界観構築と圧倒的スケールの物語を以て、個人開発の限界に挑みます!

GAME の付いた活動報告

支援者の皆様、いつも温かい応援をありがとうございます! そして、この記事で初めて本作を知ってくださった皆様、数あるプロジェクトの中から見つけていただき心より感謝いたします。本作『Witch of Yelekedis』の世界を語る上で欠かせないのが、大気に満ち、万物を生かす根源物質「マナ」の存在です。 しかし、この輝かしい恩寵の裏側に、どす黒い影が潜んでいることに、既にお気づきの方も多いでしょう。 今回は、世界の理を揺るがす「マナ」の性質と、今まさにエールケディスの世界を脅かしている怪異「顛化(てんげ)」の核心に迫ります。呼吸するように「魔」を呑み込む日常この世界において、マナは酸素と同じです――生命を育み、精霊を介して「魔法」という奇跡を顕現させる、そういう存在なのです。地下深くを流れる地脈は、いわば世界の血管であり、マナはその中を巡る熱い血潮のよう。ですが、考えてみてください。この「あまりに都合の良いエネルギー」は、一体どこから湧き出しているのでしょうか?なぜ、魔法はこれほどまでに、使う者の意志を――時にその「悪意」さえも――鮮やかに具象化できてしまうのでしょうか。その答えの片鱗は、今のラニャーマにはまだ、あまりに毒が強すぎるかもしれません。「精霊」と「魔物」を分かつ、あまりに細い境界線本作における魔物は、単なる「異形の怪物」ではありません。彼らの正体は、遠い遠い昔にこの世界から退場したはずの「古代人たちの霊魂」。穏やかな魂が「精霊」と呼ばれる一方で、強いエゴや怨念を抱えた魂がマナと結びついたとき、それは生ける者を襲う「魔物」へと姿を変えます。凶悪な個体がその身に宿す「核」。それは、彼らが抱き続けた「執着」の結晶なのかもしれません。そして今、聖地ウルガルに出現した「大穴」を起点に、かつてない規模の魔物の大量発生が始まっています。「わたし」が「それ」に変わる恐怖――現象「顛化」今、エールケディス社会を最も震え上がらせているのは、魔物そのものではありません。魔物の攻撃を受け、あるいは何らかの要因で自我を喪失した者が、その姿を魔物へと変えてしまう現象「顛化(てんげ)」です。最新のあるエピソードの中では、ある戦士が恐ろしい仮説を口にしています。「俺たち個々が持つ自我がマナと結合し、この姿かたちを描き出しているだけなのかもしれない」もし、私たちが「わたし」であるための輪郭が、マナという不安定な物質によって保たれているのだとしたら? その輪郭が崩れたとき、残るのはマナを際限なく吸い込み続ける「空虚な抜け殻」だけです。大都市ドファボーラで目撃され始めた、殺意すら持たず、ただそこにあるだけの「白い魔物」。彼らは果たして、倒すべき敵なのか。それとも、救うべきだった「誰か」の成れの果てなのでしょうか。あなたは、その手を汚せるか本作の主人公ラニャーマは、この残酷な世界の仕組みを根底から覆す、ある「力」を秘めています。それは、顛化を止める唯一の希望であると同時に、人としての倫理を、そしてラニャーマ自身の心を激しく削り取る禁忌の力です。「世界の平和」という美しい言葉の裏で、誰の自我がすり潰され、誰の怨念がマナとして消費されているのか。その真実に辿り着いたとき、あなたは、そしてラニャーマは、どのような選択を下すのでしょうか。


支援者の皆様、いつも温かい応援をありがとうございます! そして、この記事で初めて本作を知ってくださった皆様、数あるプロジェクトの中から見つけていただき心より感謝いたします。本作は、圧倒的な作り込みのハイファンタジーでありながら、その裏側にSF的な真実が隠された、独自の重厚な世界観を持つ選択式アドベンチャーゲーム(ADV)です。ヴィジュアルノベル、ノベルゲームとも呼ばれるジャンルですね。本日は、PixivFanboxのアーカイブより、本作の核心に触れる「シナリオの方向性」についての記事を再構成してお届けします。前作から続く「歴史」のねじれ前作『エールケディスの旅人(Wanderer of Yelekedis)』において、断片的に語られた衝撃的な事件――「ライタフィルズ城陥落」。前作の時点では、それはあくまで「遠い過去の歴史の一部」として語られていました。しかも、その内容はあくまで「南のエルフ」から見た、一方的な視点によるものです。【南のエルフが定義する歴史】西の王ラドゥイアゴスが、聖遺物「聖槍」をガゼルゼンスから奪うため城を強襲。ライタフィルズの白亜の城は崩れ、城下町は業火に包まれ、多くの犠牲が出た。南の王妃グジェラジェスドは、この日を境に心を閉ざしてしまった。しかし、今作『Witch of Yelekedis』で描かれるのは、この「ライタフィルズ城陥落」事件からわずか13年後。まだ歴史が固定される前の「生々しい混乱の時代」です。主人公ラニャーマが信じる「解釈」主人公のラニャーマは、この陥落事件に両親が巻き込まれ、その後に両親共々失踪するという過酷な過去を背負っています。彼女は、この過去を以下のように解釈しています。「両親は変わり果てた故郷と、亡くなった仲間たちを見て絶望したのだ」「心を病んだ二人は、自らこの世から消えることを選んだのだ」この悲劇を繰り返さないために、彼女は「国を守るための大いなる力」を求め、あろうことか城を破壊した張本人・魔道士ラドゥイアゴスへの弟子入りを決意します。物語はここから動き出しますが、ここで重要なのは、「ラニャーマが信じていること」が、必ずしも世界の「真相」ではないという点です。「正直」だが「すべて」は明かさない西のエルフたち物語の舞台となる「魔の島イグレスラッド」に住まう西のエルフたちには、ある暗黙の了解があります。「常に正直たれ」彼らは嘘をつきません(ただし異端の西のエルフ、ゲルトダラスは除く)。しかし、同時に「すべてを話す」こともしません。 彼らが口を閉ざす「黙っていたほうがいいこと」の中にこそ、ラニャーマが追い求める真実が眠っています。断片を繋ぎ合わせ、世界の輪郭を作る楽しみ本作『Witch of Yelekedis』のシナリオは、単なる一本道の物語ではありません。 ・各キャラクターが語る、嘘のない、しかし限定的な言葉。 ・他の種族から見た、異なる視点の証言。 プレイヤーの皆様には、これら情報の断片を積み重ね、「歴史の裏側にある真実」を少しずつ形作っていく体験を楽しんでいただきたいと考えています。西のエルフたちの信頼を勝ち取り、その沈黙の先にある答えに辿り着けるのか。そして「すべてを知る者」の口から、全容を引き出せるのか。 そんなミステリアスで重厚な物語を目指して、現在制作を進めております。引き続き、本作の応援をよろしくお願いいたします!


支援者の皆様、いつも温かい応援をありがとうございます! そして、この記事で初めて本作を知ってくださった皆様、数あるプロジェクトの中から見つけていただき心より感謝いたします。本作は、圧倒的な作り込みのハイファンタジーでありながら、その裏側にSF的な真実が隠された、独自の重厚な世界観を持つ選択式アドベンチャーゲーム(ADV)です。ヴィジュアルノベル、ノベルゲームともいいます。本日は、本編の一部「フロイダナスを軸に展開されるサブプロット」の内容を掻い摘んでご紹介したいと思います!正義が国を滅ぼす。ハイファンタジーの皮を被った『社会派政治劇』『Witch of Yelekedis』の世界において、西のエルフの地「ユダレスト」は今、静かに、しかし確実に崩壊へと向かっています。本作は単なる勧善懲悪の物語ではありません。そこにあるのは、重厚なハイファンタジーの世界観で描かれる、逃げ場のない社会派政治劇です。本日は、その中心人物である「隠居生活を楽しんでいたのに、再登板させられる羽目になった宰相フロイダナス」と、彼が直面している「教育のデッドロック」について少し深掘りしてみましょう。「若者への投資は無駄」冷徹な宰相が下した、教育放棄という名の死刑宣告。最古の世代の生き残りの一人である「西の宰相フロイダナス」は冷徹なまでの合理主義者であり、手段を択ばぬマキャベリアンです。彼は長命種であるエルフの社会において、ある独自の、しかし残酷な信念を持っています。「百年程度で死ぬが着実に成長しそれが次世代に引き継がれる短命種と違い、長命でありながら成長と変化を嫌う頑固な西のエルフのために教育機関を整えるのは、行政投資としてのリターンが見合わない」   (第10章「ヒサク・ハフラ」第42話「トラブルシューター」より)彼にとって、基礎的な教学とは家庭で身につけるべきものであり、行政が手を差し伸べるのは「真に才ある者」か「本気で挑みたいのだと覚悟を見せた者」のみ。この徹底した選別思想により、ユダレスト、特に主要都市ドファボーラには「読み書きもできず、分別も知らないまま身体だけが成長した若者たち」が溢れかえることとなりました。これが本作における「教育のデッドロック」です。教育を放棄された若者は、自分たちの困窮を「外部から来た避難民」のせいにし、排外主義を加速させます。フロイダナスが避難民を保護すればするほど、彼が切り捨ててきた「自国の若者」たちの殺意は高まっていくのです。そして若者たちは叫びます。フロイダナスの首を取れ、と。「格の違い」が殺意に変わる時。姿なき扇動者『シロアリ』の甘い囁き。(第10章「ヒサク・ハフラ」第66話「後遺症」より)暗殺予告が街に響いても、フロイダナスは眉一つ動かしません。彼のような「最古の世代のエルフ」にとって、戦う術も知らぬ若者など、無力な幼子と大差ないような存在。幼子が泣いて喚いたところで、それは子供の癇癪に過ぎないのです。(第8章「フォギアー・ハイカナン」より)この「圧倒的な格の違い」に端を発する無関心が、さらなる悲劇を呼び込みます。彼が若者を「話の通じる対等な存在」として扱わず、ただの「統計上のノイズ」として処理し続けた結果、若者たちの不満は、姿なき扇動者「シロアリ」にとって格好の餌食となってしまいました。シロアリは闇の中で、このような教えを説きます。「汚れを落とせ。邪魔者を排除せよ。綺麗になって、みんな“ひとつ”になろう」善意という名の一撃が、国家の破滅を加速させる:前宰相エディアスの失政。そんな不穏な空気が満ちる街に、追い打ちをかけるのが「北の女王ヤムリシェンドが仕掛けた『避難民の送り込みという波状攻撃』によって失脚させられた前宰相エディアス」の存在です。平時は有能な為政者であったエディアスも、未曾有の災害と難民流入という有事を前に機能不全となり骨抜きに。胃潰瘍を発症したことによって宰相の座から降りざるを得ず、隠居していたフロイダナスにすべてを押し付けてしまったという背景があります。さらに、エディアスはある「デマ」を信じ込み、正義感ゆえに致命的な失政を犯します。良かれと思って放った一撃が、最悪の事態を招く導火線に火をつけてしまったのです。(第11章「ゲルテ」第66話「無能」より)フロイダナスがエディアスを「無能」と罵倒し、そのプライドを粉々に打ち砕いたとき、物語の歯車は「救済」ではなく「破滅」へと加速し始めます。選択の重みに震えるノベルゲーム。地下牢に隠された「口にするのも憚られる真実」現在、ユダレストの街並みは表向きの平穏を保っています。しかしその裏で、フロイダナスは「ある特定の者たち」を片っ端から逮捕し、地下牢へと隔離し続けています。果たして、彼が「地下牢への隔離命令」を出したのは、単なる治安維持のためだけだったのでしょうか?彼が街の平穏を保つために飲み込んだ「口にするのも憚られる真実」とは一体何なのか。(第11章「ゲルテ」第84話「不幸は続けてやってくる」より)それは、プレイヤーである貴方自身が、このエールケディスの大地で目撃することになります。「正解」のない選択の果てに待つ結末を、ぜひ本編で確かめてみてください!最後に宰相フロイダナスが冷徹な決断を下すシーン、そして若者たちの怒りが街に満ちるシーン。それらの緊迫感を支えるのが、本作の重厚な楽曲群です。現在、本プロジェクトではアルバム3枚分(Vol.1~3)をまとめて手に入れられる「サウンドトラック・プラン」をご用意しています。単なるBGM集ではなく、エールケディス世界の空気感そのものを閉じ込めた、こだわりの楽曲たちです。ゲーム本編は無料で公開し、一人でも多くの方にこの物語を届けたいと考えています。しかし、音楽制作をはじめとするクオリティ維持には、皆様のお力添えが必要です。もし今回の設定紹介で「この世界に浸りたい」と感じていただけたなら、ぜひ音の面からも本作を支えていただけませんか?ご支援のほど、何卒宜しくお願い申し上げます!OST視聴はYoutubeから可能です!         


支援者の皆様、いつも温かい応援をありがとうございます! そして、この記事で初めて本作を知ってくださった皆様、数あるプロジェクトの中から見つけていただき心より感謝いたします。本作『Witch of Yelekedis』は、輝かしい王道の英雄譚ではありません。本作の深層に横たわるのは「世界の維持・存続」という大義名分の影で、一人の個人の尊厳が徹底的に搾取され、すり潰されていく社会構造の歪みです。その歪みの中心で、心も、体も、居場所も、すべてを奪われた存在。それが始祖の四柱の一角であり、最初に誕生した西のエルフ――「黄金のラドゥイアゴス」です。今回の記事では、自らを「最強で最弱」と自嘲するラドゥイアゴスが抱える、暗澹たる孤独と絶望に触れていきます。世界の存続を支える「インフラ」という名の檻物語の序盤、あるルートの中で東のエルフの外交特使メサキナはこのようなことを語ります。ラドゥイアゴスとは巫覡(ふげき)のような存在であると。ラドゥイアゴスは、世界に満ちる根源物質「マナ」の汚濁を浄化できる唯一の存在。ラドゥイアゴスが機能を停止すれば、マナの汚濁から魔物がひっきりなしに発生するようになり、世界は魔物に呑み込まれ、やがてあらゆる生命は死に絶えるとされています。その圧倒的な希少価値ゆえにラドゥイアゴスは「個人」であることを許されませんでした。現在のラドゥイアゴスは、古城の奥深くに据え置かれた「世界を存続させるための生体インフラ」に過ぎません。徹底的に管理され、生かされ、ただ呼吸を続けることだけを義務付けられた装置。「生かされている」だけの存在。その事実がもたらす絶望的な無力感が、かつての賢者から覇気を奪い、酒へと逃避させ、自暴自棄な言葉を吐き散らす「無気力な抜け殻」へと変えてしまったのです。剥ぎ取られた自認と居場所ラドゥイアゴスの悲劇を語る上で避けて通れないのは、その「身体」と「魂」の不一致、そして社会による暴力的なラベリングです。ラドゥイアゴスは、半陰陽という特異な身体を持って生を受けました。しかし、その魂は紛れもなく「女性」です。若かりし日のラドゥイアゴスが何より愛したのは、女性たちと共に集い、静かに糸を紡ぎ、布を織り上げる時間。その規則正しく右へ左へと滑る杼の音を背景に、談笑を楽しむ空間こそが、ラドゥイアゴスが自分らしくいられる場所だったのです。しかし、その楽しみは「社会」という怪物によって食い破られます。ラドゥイアゴス自身すらも知らなかった「身体的特徴」が発覚するや否や、浴びせられたのは心無い影口と、好奇の目、そして冷酷な排斥。居場所を奪われたラドゥイアゴスは、コミュニティの端で、たった一人で糸を紡ぐようになります。さらに過酷だったのは、外の世界がラドゥイアゴスに「王」としての役割を求めたこと。つまり「男」という役を期待されるようになったことでした。「男ならば、それを証明してみせろ」向けられた悪意は、時に逃げ場のない暴力となってラドゥイアゴスを襲いました。最強の魔道士と謳われながら、恐怖に身を竦ませ、自分の心一つ守れなかったという屈辱。魂を踏みにじられたその夜の記憶は、今もラドゥイアゴスの芯を凍らせたままです。現在、ラドゥイアゴスが独りで外を歩くことは叶いません。今のラドゥイアゴスを支配しているのは、「もう誰にも見られたくない、触れられたくない」という、喉を掻き切るような恐怖心なのです。ラニャーマが呑むべき「毒」主人公ラニャーマがラドゥイアゴスと対峙したとき、そこにいるのは伝説の賢者でもなく、最強の英雄でもありません。酒の匂いを漂わせ、小さな物音に怯え、過去の泥濘から抜け出せない「壊れきった一人のエルフ」がうずくまっているだけです。本作は、プレイヤーであるあなたに、あまりに不躾な問いを突きつけます。あなたは、この歪んだ世界の共犯者となり、ラドゥイアゴスを「便利な装置」として飼い殺し、歪な平和を享受し続けるのか?それとも、世界の破滅を天秤にかけ、ラドゥイアゴスを一人の「個」として救い出すのか?はたまた、ラドゥイアゴスの背負う地獄を肩代わりする道を模索するのか?本作に、好感度を稼げば辿り着ける「安易な正解」など存在しません。ラニャーマが発する言葉の一つひとつが、ラドゥイアゴスの心を砕く楔になることもあれば、ラドゥイアゴスを地獄の底から引き上げる指先になることもあります。時には、ラドゥイアゴスの甘えを冷徹に叩き潰す必要があるかもしれません。時には、共に地獄の底まで沈む覚悟が必要かもしれません。結末の「救い」は、どのようなカタチを取るのか――ラドゥイアゴスが再び陽の光の下で、誰に怯えることもなく糸を紡ぐ日は来るのでしょうか。あるいは、名前も知らぬ誰かのために搾り取られ、枯れ木のように朽ちていくのか……。この物語は、私の個人的な情熱から生まれた、非常に偏執的で、そして切実な叫びです。あなたが、この「最強で最弱の魔道士」の運命を見届ける目撃者となってくれることを、心より願っております。


支援者の皆様、いつも温かい応援をありがとうございます!そして、この記事で初めて本作を知ってくださった皆様、数あるプロジェクトの中から見つけていただき心より感謝いたします。本作は、圧倒的な作り込みのハイファンタジーでありながら、その裏側にSF的な真実が隠された、独自の重厚な世界観を持つ選択式アドベンチャーゲーム(ADV)です。ヴィジュアルノベル、ノベルゲームともいいます。本日は、PixivFanboxアーカイブより、本作の「リアリティ」を支える裏設定、「架空言語と名付けの法則」についてお届けします。 「音」が持つ不思議な共通点私は言語学の専門家というわけではありませんが、創作において「納得感のある響き」を作るために、ある一つの面白い法則を大切にしています。それは、「食べ物(特に主食)」に関する言葉には、世界中の言語で「m」「p」「b」の音が頻出するという法則です。これらの音は、赤ん坊が最も初期に発声できる「唇音(しんおん)」でもあります。食事という生命維持に直結する行為は、人類にとって最も根源的な音と結びついているのです。 「m」の音: 饅頭(mántou)、Momo、Manioc、Meal、まんま 「p/b」の音: パン、Pita、Pizza、Baguette、Bagel、Bread、Bubur(粥) 身近な「コメ」「マメ」「ムギ」にもこれらの音が含まれていますよね。本作の架空言語に宿る「音の意味」本作『Witch of Yelekedis』内に登場する架空言語も、このような「実在する言語の法則」を転用して設計しています。適当な音を並べているわけではなく、一つ一つの音に意味を込めているのです。例を挙げてみます。 音(読み) 意味・定義 補足・例 m 命の維持に繋がるもの 食べ物など b 実体をもつもの 肉体など f 薄いもの 膜、布など j 生きていくうえで必要なもの 知恵など sha 白、明るい 光など vi 水 液体 例えば、作中に登場するピタパンのような食べ物は「フブジュム(fbujm)」と呼びます。 これを分解すると「f(薄い)+b(実体)+j(必要)+m(食)」となり、「薄っぺらな主食」というイメージが浮かび上がってきます。他にも、ピタパンを水でぐちゃぐちゃに解きほぐして作る麦酒は「アラ・マニャン(ala manjan)」、西のエルフが食べるマズいお粥(ポリッジ)は「カモジュ粥(kamoj wahom)」、バターは「ボルシャム(bolsham)」、ヨルドムがよく使うサワークリームないしスメタナは「シャヴィグズマ(Shavigzuma)」など、すべての単語に意味の裏付けを持たせています。ゲーム内の「ガチレシピ」の場合は「ドライイースト→ビール酵母」「牛乳→山羊ミルク」になります。名前は「運命」を語る。キャラクター名に秘められた意味本作において、キャラクターの名前は単なる記号ではありません。「音に紐付けられた意味」を考慮して名付けており、その人物の性格や言動、歩むべき運命を暗示しています。特に象徴的なのは「ガゼルゼンス」という名です。その意味は「暗闇を追いやり変化をもたらすが一方で無思慮である剣戟」。彼の作中での振る舞いは、まさにこの名前が示す通りなのです。主要キャラクターの名の意味をいくつかご紹介しましょう。 キャラクター名 名前の持つ意味 ガゼルゼンス 暗闇を追いやり変化をもたらすが一方で無思慮である剣戟 ギズルゼンス 物質世界に新たな変化を運び続ける、気高く、しかし愚直な者 ラニャーマ 衝動のまま無鉄砲に突き進み変わり続ける猛獣 ジズヴァル 守るため、決して折れぬ鋼鉄の牙 ラドゥイアゴス 至緻な思考を暗闇の中で自由に展開する者 ルゼルアンド 慈愛を以て育て上げ、送り出し、地に還す者 ヘザトワンド 移ろいに流されず、警戒と共に潜む者 ゲルトダラス 身を削り荒野を駆け、影から変革を起こす者 フロイダナス 蛮行を退ける蔽いの如き守護者 ルーザク 優雅にして確固たる、揺らがぬ樹 「どうしてその音でその意味になるのか?」を語りだすと、さらに長大な解説になってしまいますが(笑)、本作の徹底したこだわりを感じていただければ幸いです。最後に架空言語に「実際にありそうな響き(リアリティ)」を与えるためには、現実の世界にある法則を見出したうえで、それを独自に再構築する必要があります。単語ひとつ、名前ひとつにも、本作の世界観を凝縮して詰め込みました。 プレイ中、もし新しい単語に出会ったら「これはどんな意味の音で構成されているんだろう?」と想像を膨らませていただけると嬉しいです!引き続き、応援よろしくお願いいたします!


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