昨日は、少し先の未来の農業を想像しました。今日は、足元の話です。2020年からブドウを育ててきた、この土。毎年土壌分析を行いながら、病気が出れば考え、葉の色が変われば考え、実がつかなければまた考える。そんな試行錯誤を繰り返してきました。でも、まだわからないことがたくさんあります。土は今、どんな状態なのか。何が足りないのか。私たちのやり方に、改善できるところはないのか。だからネクストゴールでは、有機栽培の専門家に、この土だけでなく畑全体を診てもらいたいと考えています。自分たちで考えることをやめるのではなく、もっと深く考えるために、専門家の目を借りたい。この6年間の試行錯誤を、次の一歩につなげたいと思っています。クラウドファンディングも、あと5日。ネクストゴール130万円まで、あと一歩です。最後まで、ブドウの声を聴きながら。
このところ私は想像するのです。未来の農業って、どうなっているんだろう?有機栽培は、農薬や化成肥料に頼らない分、即効性がありません。葉を見て、土を見て、草を刈って、悪くなった粒を落として。コツコツとした作業が求められます。要するに、手間がかかる。イコール、人手が要る。でも、これから人口は減っていく。農業に携わる人も減っていく。「いやいや、うちは大丈夫!」とは、間違っても言えません。では、どうするのか。そんなことを考えているとき、ふと想像した光景があります。畑の中を、AIを搭載したロボットが歩き回っている姿です。私たちが手で行っている作業、歩き回って確認していること。そのすべてを人間がやらなくてもいいのではないか。葉っぱの異常を見つける。必要な作業を知らせる。誘引をする。枝をカットする。一定の知識と判断でできる仕事は、いつかロボットに任せられるかもしれません。実際、この畑ではすでに自動草刈機が活躍しています。これが、とても役に立っています。ならば、この延長線上に——ブドウの垣根の間を、ファミレスで見かけるようなロボットがゆっくり行き交い、ブドウを一本一本見ながら働いている。そんな畑があってもいい。もちろん、最後は人です。人にしか気づけないこと。人にしか考えられないこと。人にしかできないこと。そこに私たちは力を注ぎ、それ以外の仕事をテクノロジーに助けてもらう。そうすれば、農業の姿は大きく変わるかもしれません。もしかすると、こんな技術はもうどこかで始まっているのかもしれません。でも、こんな突拍子もない想像が、10年後、20年後には当たり前の光景になっているかもしれない。そう考えると、未来の農業は、ちょっと楽しみになってきます。今日もブドウの声を聴きながら、そんな未来を想像しています。▽(写真)現在、畑の中で自動で草刈りをする草刈ロボット
今週は天気が荒れました。台風の影響もあり、豪雨や雷雨、そして急に晴れたり。ブドウにとっても、なかなか厳しい天候が続いています。そんな中でも私たちは、コツコツと畑に入ります。葉が茂りすぎないように整理したり、悪くなった粒を一粒ずつ落としたり。これ以上病気が広がりませんように。少しでも栄養が実に流れて、粒がふくらんでくれますように。ヴィンヤードオーナーの皆さんにも手伝っていただき、汗だくになりながら、コツコツ。そんな努力がブドウにも伝わっているのでしょうか。少しずつ粒がふくらみ、色も透けて見えるようになってきました。今年の出来は、もしかしたら良くないかもしれません。でも、今年この畑で経験したことは、きっとまた来年の知恵になります。うまくいったことも、うまくいかなかったことも積み重ねながら、畑を育てていく。今日も、ブドウの声を聴きながら、一歩ずつ。
8月も半ばになり、畑のブドウたちも少しずつ色づき始めました。春に芽を出し、花が咲き、小さな実をつけて。暑さや雨、そして病気とも付き合いながら、ここまで育ってきました。写真を見ると、葉には病気の跡もあります。有機栽培では、毎年すべてがきれいに育つわけではありません。それでもブドウは、少しずつ収穫へ向かっています。毎年同じように見えて、同じ年は一度もありません。房の様子を見ながら、葉を見ながら、味を確かめながら、「今年はいつ収穫しようか」と考える時期に入ります。そして収穫したブドウは、山下町の醸造所へ。今年はどんなワインになってくれるでしょう。クラウドファンディングは現在、ネクストゴール130万円に挑戦しています。この畑をもっと元気に、そして長く続けていくために、専門家による土壌調査と畑全体の診断を目指しています。今日も、ブドウの声を聴きながら、一歩ずつ。
私は毎日、ブドウを見ています。葉を見て、芽を見て、房を見て、土も見ています。でも、見えていないものがあります。それが、土の中です。私たちは毎年2回、土壌分析を行っています。しかし、それは限られた地点の数値を調べるものです。実際の畑では、「なぜこの症状が出るのか。」「何が足りないのか。」「今の管理方法で本当に良いのか。」「病気を予防する方法はないのか。」そんな問いを抱えながら、2020年から試行錯誤を重ねてきました。だから今回のネクストゴールでは、有機栽培の専門家による畑全体の診断をお願いしたいと考えています。専門家の目で見れば、「ここは改善できる。」「この管理方法を変えた方がいい。」「もっとこうすればブドウは元気になる。」そんな厳しい指摘も、きっとあるでしょう。でも、それこそが私たちに必要なことです。もっと良い畑をつくるために。もっと元気なブドウを育てるために。そして、横浜で続けられる有機ブドウ栽培を次の世代へつないでいくために。ネクストゴールでいただいたご支援は、この畑の未来につながる土壌調査・診断に活用させていただきます。今日も、ブドウの声を聴きながら、一歩ずつ。



