ロシアに「シロフネ来航」!日本最古の物語・舞台古事記で世界に文明開化を起こします

1853年、「クロフネ」が日本へ来航、それを機に明治維新が起きました。時は流れ2016年、ロシア人演出家が日本人俳優と創った舞台・古事記を「シロフネ」としてロシアに上陸させます。「演劇が世界を変える」。私達は演劇芸術によって、本当の意味での文明開化が世界に起きる未来を信じて舞台を創り、上演します。

現在の支援総額

576,000

57%

目標金額は1,000,000円

支援者数

49

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2016/08/28に募集を開始し、 49人の支援により 576,000円の資金を集め、 2016/10/03に募集を終了しました

ロシアに「シロフネ来航」!日本最古の物語・舞台古事記で世界に文明開化を起こします

現在の支援総額

576,000

57%達成

終了

目標金額1,000,000

支援者数49

このプロジェクトは、2016/08/28に募集を開始し、 49人の支援により 576,000円の資金を集め、 2016/10/03に募集を終了しました

1853年、「クロフネ」が日本へ来航、それを機に明治維新が起きました。時は流れ2016年、ロシア人演出家が日本人俳優と創った舞台・古事記を「シロフネ」としてロシアに上陸させます。「演劇が世界を変える」。私達は演劇芸術によって、本当の意味での文明開化が世界に起きる未来を信じて舞台を創り、上演します。

エンタメ領域特化型クラファン

手数料0円から実施可能。 企画からリターン配送まで、すべてお任せのプランもあります!

このプロジェクトを見た人はこちらもチェックしています

昨日からロシア公演に向けての集中稽古が始まりました。朝は11時から3時間半、夜は18時半から3時間半の長丁場です。 まずはウラジーミルで行われる国際演劇祭で上演するドストエフスキー「白痴」の稽古をし、そしてモスクワで上演する舞台「古事記」の稽古に入ります。 白痴は2011年初演、古事記は2014年初演の作品ですが、演出家アニシモフは驚くべきことに、まるで最初から全て創り直すかのような勢いで次々と演出を変えていきます。俳優に対しても徹底的に繰り返しの演技を禁じ、新しい創造、新しいアクションを求めます。 「歌舞伎の悪役みたいにやってみなさい」 という一言で、ある俳優の役がそれまでとは全く違うキャラクターを帯び始め、稽古に参加している他の役者も大爆笑、劇場が熱気に包まれます。 「漫才みたいにやってみなさい」 という一言で、また別の俳優の演技が生まれ変わる。手品でも見ているかのようです。しかしこれも、何年もかけてそれぞれの俳優が役の内面を創り続けてきたからこそできる芸当です。 きっとロシアに持って行く頃にはまったく違う舞台に生まれ変わっていることでしょう。 9/19からはSNSなどでロシア遠征の様子を実況中継致しますのでお楽しみに。  


9/4にモスクワから車で3時間かけてウラジーミル市へ。 我々が9/21に「白痴」で参加する第4回全ロシア演劇フォーラム「黄金の門にて」フェスティバル・オブ・フェスティバルの会場となるウラジーミル州立アカデミードラマ劇場を視察に行く。 ウラジーミルは12世紀初頭から13世紀中ごろまで栄えたウラジーミル・スーズダリ公国の首都でロシアの歴史の中でも重要な古都。歴史的建造物も多く市内の聖堂群は、お隣のスーズダリにある聖堂群とともに1992年に「ウラジーミルとスーズダリの白亜の建造物群」として、ユネスコの世界遺産に登録されている。 天気はいまいちだったが、道中の景色はすごく綺麗。 森を通るたびに、リューバさんも今回運転をしてくれた元舞台美術家のヴィーカさんも、「あそこはキノコがたくさんある筈よ。帰りにキノコ狩りしましょう!」と大はしゃぎ。 本当はすごく行きたかったのだが、夕方にはモスクワに戻って知人に会う約束をしていたので、やんわりとお断り。 さて、ドラマ劇場は街のまさにど真ん中、演劇祭の名前にもなっている12世紀に建てられた「黄金の門」のすぐ脇に存在。 ドラマ劇場入口   劇場の目の前にある黄金の門(奥の白い建物)とトロイツカヤ教会。   劇場横にフェスティバルの案内が掲載されていて、我々の「白痴」の写真もあり(真ん中)、本当に参加するんだと実感する。今回はロシア全土から以外に、我々日本をはじめ、アメリカ、イスラエル、ウズベキスタン、スウェーデン、ドイツ、モンゴルの劇団が参加予定。 劇場は9/6まで夏休みでスタッフも誰もいないと聞いていたが、行ってみたら芸術監督はじめスタッフが勢ぞろい。16日から始まるフェスティバルの準備に勤しんでおられる様子。 早速スタッフさんに案内されて劇場拝見。 本当に立派な劇場で、ここで「白痴」を上演できることにワクワクするとともに大きなプレッシャーも感じる。 芸術監督のグーニン氏はじめ劇場関係者から大きな期待を寄せられ、万全な体制で我々を迎え入れて下さるとの有り難いお言葉を頂き、さらに身が引き締まる思い。 我々も万全の準備で現地入りしなければ・・・。 さて、こちらが今回のウラジーミルに同行したお二人。右がコーディネーターのリューバさん。左が運転をしてくれたヴィーカさん。キノコ狩りのお誘いを断ってスミマセン・・・。    


当劇団でアニシモフ氏の通訳をしている国際部の上世が、9/2~4に今回のロシア公演の現地打ち合わせと会場下見に行ってきました。   出張費削減の為、直行便なら成田からモスクワまで10時間のところを、中国・上海経由の格安航空券でトランジット含めて17時間半かけてモスクワ入り。長かった!! 現地時間の9月2日朝6:20にモスクワへ到着。ホテルへ移動し少し休んでから、ロシア公演のコーディネーターであるリューバさんとお昼に待ち合わせ。リューバさんは当劇団の芸術監督アニシモフ氏がウラジオストク室内ドラマ劇場で芸術監督を務めていた時の制作部長。アニシモフ氏が日本で活動を始めて以降モスクワに移り住み、なんとモスクワ芸術座の制作部長を務めていたバリバリの演劇制作者。そのリューバさんと一緒に、早速モスクワ日本文化センター、ロシア演劇人同盟とあいさつ回り。 日本文化センターでは我々が「古事記」を上演することを大変に喜んでくださり、公演の宣伝に積極的に協力をして下さるとのことで大変に心強いお言葉を頂く。 ロシア演劇界の最高権威団体とも言えるロシア演劇人同盟は、我々の今回の公演を推薦してくれ、公演翌日にここの建物内にあるブルーホールという部屋でロシア演劇人との交流会を企画してくれている。こちらではマスコミ担当部長にご挨拶。 ロシア演劇人同盟入口の看板 ブルーホール そして、いよいよ今回の古事記の公演会場であるモスクワ国際音楽会館へ。 表紙の写真にあるガラス張りの円形の建物がモスクワ国際音楽会館。ここには音楽専用のスヴェトラーノフスキーホール、室内楽ホール、そして演劇ホールの3つの会場があるが、我々が上演するのは演劇ホール。 演劇ホール入口 楽屋口で今回の公演の件でいろいろとメールのやり取りをしていた提携公演企画担当のタマーラさんが出迎えて下さり、早速設備を見せて頂く。   ホール内。   舞台から。手前の女性がリューバさん。奥の背の高い女性がタマーラさん。 その後、提携公演制作部長や技術スタッフと打合せをするが、資料として送っていた古事記公演の映像を観て大変に興味を持ってくださっており、我々と提携公演ができることをすごく楽しみにしてくださっているとのこと。スタッフさんたちもすごく協力的で、万全の態勢で公演が迎えられそうです。 ロシアの皆さんの我々に対する期待の高さを感じ、「古事記」モスクワ公演の責任の重大さを改めて思い知らされた出張初日でした。


9月にロシアで上演する舞台「古事記」の上演台本の元となった、鎌田東ニ著「超訳古事記」が、クラウドファンディングのリターンに追加されました。※鎌田先生のサイン入り。 鎌田東ニ先生は、思想・哲学・宗教の研究家で、特に古事記に関しては著書多数で、いわば第一人者とも言える方です。 古事記というと、なんだか難しいという印象があるかもしれませんが、鎌田先生の口を通して語られる古事記は、ものすごくダイナミックで面白おかしく、まるで熟練の落語家が寄席で面白い話をしているのを聞いているかのように、その世界に引き込まれます。それは講演を聞いてもそうですし、著書を読んでもそうです。 その由来、鎌田先生がなぜそこまで古事記に入れ込んで生涯を通して研究されているかという逸話が「超訳古事記」のあとがきに書かれています。 鎌田先生は小さな頃から「オニ」がいる、「オニ」が見えるなど言っては親や周りの人々からとりあってもらえず、そのことによって自分がおかしいのか?周りがおかしいのか?判断がつかず、その狭間で幼いながらに非常に苦しんでおられたそうです。しかし小学生のと偶然図書室で子供向けに書かれた「古事記」を読んで、衝撃を受けたそうです。「ここに書かれていることはすべて本当だ!すべて真実だ!」そこには目には見えない世界に存在する様々な神々や、あるいは妖怪や鬼や精霊とも言えるものが描かれており、それらが全て、完全にリアルなものとして感じられ、「自分が見てきたもの、見えているものはやはり本当のものだった」と感じたそうです。 そのことによって鎌田先生にとって古事記は「救いの書」となり、それが原体験となってその後何十年も古事記を研究し続けることになります。 鎌田先生の存在がなければ、もしかしたら舞台「古事記」も実現しなかったかもしれません。 また、鎌田先生は「フリー神主」「神道ソングライター」としても活動されており、私も法螺貝の演奏を聴いたことがあるのですが、まるで古代のはるか昔から響いてくるような特別な響きを感じました。 その鎌田先生が、自宅の和室に寝そべって、何の書物も手にすることなく、口から出るままに吟遊詩人のように古事記の物語を語ったものを、編集者が記録し、編纂したものが、この「超訳古事記」です。 そこに書かれているものは古事記原文とはかなり異なります。話の筋は大枠同じものですが、もっと詩的でリズミカルな、短歌や和歌のような響きがあり、口に出して読むと、祝詞(のりと)やお経を読んでいるような心持ちになります。 そもそも古事記に描かれている様々な物語は、それが書物になるよりずっと前から、人から人へ語り継がれてきた伝説や逸話であり、そもそもが「口で語る」口承の物語だったのです。 原文を読むのはちょっと、、、という方でもこの「超訳」であれば水を飲むように読めます。多くの方に手にとってもらいたい一冊です。 《Campfire掲載ページ》https://camp-fire.jp/projects/view/9534?token=3jmca6nh


東京ノーヴイ・レパートリーシアターの藤井です。 おかげさまで、掲載4日目で222,000円のご支援が集まってます!ご支援頂いた皆様ありがとうございます! また、その勢いを見てか、Campfire創業者の家入一真さんのtwitterでも「古事記ロシア公演プロジェクト」をご紹介頂きました。 本舞台の演出家、アニシモフ氏は言います。 「古事記における最大の事件は、天照大御神が洞窟から出てくることではなく、天照が洞窟に隠れて世界が闇に閉ざされたときに、光がないことなど関係なく神々が歌い踊り咲(わら)ったことだ。」 人として生きる喜び、舞台で神を演じるという奇跡をロシアでめいっぱい体現してきます!! ※9/19〜26はロシア遠征の道中や公演の様子をSNSで実況中継致します!    


新しいアイデアや挑戦を、アプリで見つけるcampfireにアプリが登場しました!
App Storeからダウンロード Google Playで手に入れよう
スマートフォンでQRコードを読み取って、アプリをダウンロード!