明治の町家の灯りを守りたい——温泉津シェア文庫「本と舍」屋根修繕プロジェクト

島根県温泉津(ゆのつ)のシェア文庫「本と舍」は、令和7年6月の開業から1年が経ちました。無料で誰でも利用できるこの場所を、これからも守り続けるために、今回は屋根の修繕費用のご支援をお願いしたいと思います。本と人がめぐりあう場所を、どうかもう少し、続けさせてください。

現在の支援総額

2,308,500

115%

目標金額は2,000,000円

支援者数

207

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2026/06/01に募集を開始し、 207人の支援により 2,308,500円の資金を集め、 2026/07/30に募集を終了しました

明治の町家の灯りを守りたい——温泉津シェア文庫「本と舍」屋根修繕プロジェクト

現在の支援総額

2,308,500

115%達成

終了

目標金額2,000,000

支援者数207

このプロジェクトは、2026/06/01に募集を開始し、 207人の支援により 2,308,500円の資金を集め、 2026/07/30に募集を終了しました

島根県温泉津(ゆのつ)のシェア文庫「本と舍」は、令和7年6月の開業から1年が経ちました。無料で誰でも利用できるこの場所を、これからも守り続けるために、今回は屋根の修繕費用のご支援をお願いしたいと思います。本と人がめぐりあう場所を、どうかもう少し、続けさせてください。

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本と舍 西田優花です。このたび、新しいリターンが仲間入りしました。本と舍オリジナルしおり 4枚セット(SOKIA SUKOKA 作画)/5,000円イラストレーター・SOKIA SUKOKA(ソキアスコカ)さんが描いてくださった、本と舍だけのオリジナルしおりです。4枚それぞれに、ちがう景色本のページをめくるたび、そっと誰かの気配がよぎるような。静かな景色のなかに、物語がふわりと浮かびあがるような。猫、神楽、本棚、旅人——4枚それぞれに、異なる場面が広がっています。本と舍という場所が持つ時間の層を、SOKIAさんならではの筆致で、そっと切り取っていただきました。読む時間のそばに、置いていただけたら嬉しいです。【内容】4枚セット(異なるデザイン4種)【サイズ】約5cm × 約15cmSOKIAさんとの出会いSOKIAさんとの出会いは、ゲンショウシャにカレーを食べに来てくださったことがきっかけでした。そのとき、彼女は帰り際に、ご自身の作品のフライヤーを置いていってくれました。そこに描かれたイラストが、とても愛らしくて。どこか人間臭さもあって、それでいて躍動的で。ひと目見て、「絶対にこの人に作ってもらいたい」と思ったのを覚えています。しっかりと対面でお話しできたのは、実はイラスト制作をお願いしたあとの、オンラインでの打ち合わせでした。カレーを食べに来てくれた一度きりのご縁から、こうして一つのセットが生まれたことを、不思議で、ありがたく思っています。「絵・言葉・空間」――SOKIAさんのことSOKIAさんは、ご自身の作品についてこんな言葉を綴っています。私たちが「知らないうちに目にしている」モノの中で、SOKIA SUKOKAは、ハダカンボで存在していたいです。絵や言葉、時に空間となって、見る人を誘いたいです。日々の風景のなかに、ふっと物語を忍ばせるような彼女のまなざしは、本と舍という場所の空気とも、どこか通じ合っているように感じます。▼SOKIA SUKOKAさんのサイト https://sokiasukoka.com/限られた期間のなかで、こうして新しいご縁が形になったことを嬉しく思います。読書のおともに、ぜひお手元に置いていただけたら幸いです。引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。西田優花


本と舍 西田優花です。おかげさまで、支援総額は着実に積み重なり、たくさんの方に見守っていただいています。ご支援くださった方、SNSでシェアしてくださった方、本当にありがとうございます。そして——残り、あと11日となりました。先日、工務店さんとの打ち合わせも終え、7月後半から周囲の養生に入り、いよいよ着工の準備が本格的に進んでいます。修繕へ向けて、確かに一歩ずつ動き出しています。今日は、その屋根修繕を託す工務店さんのことを、お話しさせてください。はじまりは、龍御前神社の隣の空き家私が温泉津への移住を決めて物件を探していたとき、大田市の空き家バンクで、龍御前神社の隣に空き家があることを見つけました。当時Youtubeチャンネルで改修の様子もお届けしてましたその頃すでに、私は石見神楽のことを知っていました。毎週土曜の夜、その神社では夜神楽の定期公演があります。その隣の家なら、大好きなお囃子が週に一度聞こえてくる。神社の隣という、これ以上ないほど恵まれた場所に住める。そのことがとても貴重に感じられて、すぐに購入を決めました。それが今、スパイスカレーのお店「ゲンショウシャ」になっています。そのときの物件の管理と改修で力を貸してくださったのが、中島工務店さんでした。中島浩司さんに書いていただいた当時の図面中島浩司さんのこと当時の社長は、今は亡き中島浩司さんでした。私はきっと、得体の知れない移住者だったと思います。何を考えているのか、どんな人物なのかもわからない。それでも浩司さんは、いつも親切にサポートしてくださいました。私にとっても、初めてお金をかけて工事をするわけですから、わからないことばかりで。本当にたくさんのやりとりをさせていただきました。今思えばしょうもないような質問にも、いつも優しく、丁寧に答えてくださいました。対話を重ねるなかで、忘れられない言葉があります。浩司さんがお父様から教わったという、「土のものと風のものは、仲良くしないといけない」という話です。土のものと、風のもの土のものとは、その土地に根を張って暮らす、地元の人のこと。彼らは、どこからともなくやってくるよそ者に対して、「どこの誰かもわからん。風みたいにふわふわして地に足がつかず、すぐどこかへ行ってしまう、信頼のおけないやつ」と身構えることがある。風のものとは、いつも自由で、制限がない人のこと。だからこそ、その土地にどっしり構える土のものを見て、「あいつらは動かない、頑固で、未来がない」と思ってしまう。でも、この関係のままでは、良くない。土は風を受け入れることで、新しい空気を取り込み、少しずつ柔らかくなっていく。そして風は、土という根を下ろす場所を得ることで、ただ通り過ぎるだけの存在ではなくなり、新しい種をその土地に残していける。風と土が交じり合って、はじめて「風土」になる。浩司さんは、そういうことをお父様から教わったのだと、話してくださいました。その話を聞いて、新参者の私は、この土地でどんなふうに振る舞おうか——と、深く考えるきっかけをいただきました。よそ者としてやってきた私が、この温泉津という土地とどう関わっていくのか。その原点のような言葉です。ゲンショウシャの建物はかつてパン屋さんだったそうです受け継がれていく思い浩司さんは、数年前に亡くなられました。今はその弟の中島祐司さんが、思いを引き継いでいらっしゃいます。以来、私はいろいろな場面で、祐司さんにお世話になってきました。そして今回の屋根修繕も、中島工務店さんにお願いしています。本と舍という「風のもの」が持ち込んだ場所を、温泉津という「土」にしっかりと根づかせていく。その屋根を託せる相手が中島工務店さんであることを、私はとても心強く思っています。残り11日、どうかお力を貸してください7月後半の養生から、着工へ。修繕はいよいよ現実のものとして動き出します。残された時間は、あと11日です。もしよろしければ、もう一度だけ、周りの方へのお声がけやSNSでのシェアなど、ご協力いただけるととても嬉しいです。この屋根の下で続いてきた、本と人のめぐりあい。そして、風と土が交じり合ってできていく、温泉津のこれから。最後まで、どうかよろしくお願いいたします。西田優花


おかげさまで、支援率が59%に達しました。みなさま一人ひとりの支援と言葉が、背中を押し続けてくれています。本当にありがとうございます。皆さんからいただいた言葉応援コメントを読むたびに、胸があたたかくなります。少しご紹介させてください。「素敵な縁側に人が集まりますように。」「町家の古民家の私設の本屋さんが、当たり前のようにそこにある ふらりと立ち寄れる場所 応援しています」「本が近くにあるという豊かさ。これからも大切に守り続けてほしいです。」「温泉津の灯りを守ってください!」「また温泉津に行ける日を楽しみにしています。1日も早く屋根が修繕して、雨漏りを気にせず、本との時間をより楽しめる空間になりますように◎」どの言葉も、温泉津のことを自分のこととして思ってくださっている方々からのものです。久しぶりの御縁が、ここでつながりました今日は、今回の支援の中で特に「ああ、御縁というのはこういうことだな」と感じた3つのことをご紹介したいと思います。しずかさんしずかさんとはじめてお会いしたのは、わたしが温泉津に移住するよりも前のことです。5年以上前、しずかさんが温泉津にお泊まりに来られた際に、宿でご縁をいただきました。小生活 KONAMAIKIの野草茶も楽しんでくださっており、こうして本と舍の活動にもご支援いただけたこと、本当に嬉しく思っています。温泉津での出会いが、こんなふうにまた続いていく。それがとても、この町らしいなと感じています。PKさんPKさんは、わたしが20代の頃に入社した会社の元同僚です。スパイスカレーのお店「ゲンショウシャ」を開業するにあたって、店に置く本を一緒に選んでくれた人物でもあります。彼女のおかげで、わたし一人では出会えなかった本や出版社をたくさん知ることができました。今、真鶴出版さんと協働の機会をいただいていますが、そのきっかけのひとつも、PKさんがあの頃「この本、いいよ」と教えてくれたことにあると思っています。そんな彼女がまたここで支援してくれることが、素直に嬉しい。上念司さん上念司さんとは、コロナ禍にわたしがドイツに滞在していた頃にご縁をいただきました。当時、ドイツでのコロナ対応の様子を毎日YouTubeでレポートしていたのですが、その頃に一度コラボをしていただいたことがあります。当時のコラボ動画はこちら今見返すと、素人丸出しの自分が恥ずかしくもあるのですが……あの頃のご縁が、こうして本と舍への支援という形でまたつながるとは、思ってもいませんでした。上念さん、ありがとうございます。あらためましてありがとうございますしずかさん、PKさん、上念さん——それぞれ出会った場所も時代も違いますが、こうしてまた同じ場所に集まってくださっていることが、不思議で、ありがたいです。人の縁というのは、ちゃんと続いているものだなと、改めて感じています。引き続き、どうぞよろしくお願いします。残りの日数も、一歩ずつ進んでいきます。西田 優花


本と舍 西田優花です。おかげさまで、支援者の方が79名、お気に入り登録も80名に達しました。そしてもうすぐ、支援総額が800,000円に届こうとしています。ここまで来られたのは、ご支援くださった方々、SNSで広めてくださった方々、そしてこのページをそっと見守ってくださっている方々のおかげです。本当にありがとうございます。利用くださったみなさまからの、手紙クラウドファンディングのご報告をしながら、今日はもうひとつ、皆さんにお伝えしたいことがあります。本と舍には、ご来館いただいたお客様から、お手紙をいただくことがあります。その中からいくつか、ご紹介させてください。「良い本と出会いました。ありがとうございます」「今日は温泉街の朝、夕暮れ、湯治の旅でした。縁側に座り、うめの木に1つ梅実があるのを眺め、季節を感じていました。この本、“誰か”——久しぶりにゆっくりと宿で読ませて頂きました。ありがとうございます」そしてもう一通。本を持って旅をされている方から、こんな言葉をいただきました。「いつも本を持って旅しています。読み終えたものを置いておきます。この場所があると知ったので、次に来るときは長逗留したいです」読むたびに、この場所が旅の記憶の一部になっているのだということを感じます。縁側に腰を下ろして、梅の木を眺めながら本を開いた時間。宿に持ち帰って、夜ゆっくりと読み続けた時間。次の旅の口実になっている、この場所のこと。本と人のめぐりあいは、こんな形でも続いているのだと、手紙を手にするたびに思います。屋根の修繕は、そのためにあります雨漏りが続くこの建物の屋根を直すことは、こうした時間を守ることでもあります。旅人が縁側に腰を下ろせる場所を、次の旅を心待ちにする場所を、これからも続けていくための工事です。残り38日。引き続き、どうかよろしくお願いします。西田優花


本と舍の入口には、暖簾があります。藍の地に淡く浮かぶ「本と舍」の文字。あの暖簾を作ってくださっているのが、出雲市の長田染工場です。長田染工場今回、クラウドファンディングのリターンとして、長田染工場・5代目の長田匡央(ながた まさお)さんに、本と舍のロゴ入り手ぬぐいを制作していただくことになりました。これを機に、その技法と、匡央さんのことを少しご紹介させてください。※この記事の上部の画像は、昨年の開業時に長田さんに直接 暖簾をお持ちいただいた、記念すべき日のお写真です筒描藍染(つつがきあいぞめ)とは江戸時代、出雲では木綿の栽培と藍染が庶民の暮らしに深く根づいていました。市内を流れる高瀬川の沿岸には紺屋(こうや)が建ち並び、婚礼のたびに嫁入り道具として筒描の風呂敷や蒲団包みが誂えられたといいます。筒描藍染は、下絵となる型紙をもとに、渋紙で作った筒袋に防染糊を入れ、手で絞り出しながら生地の上に模様を描いていく染め方です。型染めのように型紙で染料を置くのではなく、糊を「描く」ことで模様を生み出します。糊が乾いたら米ぬかを振って固め、藍甕に十数回繰り返し浸して染め上げる。最後に流水で糊を洗い落とすと——それまで糊の下に隠れていた模様が、静かに浮かび上がります。大きなものは完成まで3週間以上。気の遠くなるような手仕事のすえに、一枚の布ができます。長田染工場、5代目のこと化学染料の普及によって、かつて何十軒もあった紺屋は次々と姿を消しました。筒描藍染を今も続けているのは、全国でわずか2〜3軒とされています。長田染工場は、高瀬川のほとりに残るその一軒です。染め上がった生地を川につけて糊を落とす糊落としの様子5代目の匡央さんは20歳で染色の学校を卒業し、この工房を継ぎました。「伝統の継承はデザインの継承ではなく、技法の継承だと思っている」と語る匡央さんは、昔ながらの嫁入り風呂敷を作り続けながら、テーブルランナーやコースターなどモダンなデザインの品も生み出しています。筒描の線と余白を生かしたコラボレーションにも積極的で、「色々な人に筒描藍染をやってもらいたい」という言葉が印象的です。本と舍の暖簾も、そんな匡央さんとの対話の中から生まれました。手ぬぐい、届けます画像のてぬぐいはイメージです今回のリターンには、本と舍のロゴを筒描藍染で染めた手ぬぐいをご用意しました。温泉津の小道の町家に掲げられてきた暖簾と同じ技、同じ手から生まれた一枚です。日々の暮らしの中で使っていただけたら、と思います。本と舍への支援が、出雲の職人仕事とも繋がっていること——そのことを、手のひらの上で感じていただけますように。


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