前回の活動報告では、今回の絵本づくりにアドバイザーとして関わっていただく、絵本作家の千葉良子さんについて書きました。「登米市 絵本作家」と検索したことから始まったご縁(笑)。実際にお会いして話をして、「この人にお願いしたい」と思った理由についてお伝えしました。今回はもう一歩進んで、千葉先生と一緒に、どんな絵本づくりをしていきたいと思っているのかを書いてみたいと思います。▼絵本を「描き方」から教えてもらうわけではありません今回、千葉先生には、絵本づくりの監修やアドバイスをお願いしたいと思っています。といっても、「こういう絵を描きなさい」「この描き方が正解です」と、高校生たちに絵の描き方を教えてもらいたいわけではありません。絵の描き方も、絵柄も、人それぞれ。そこはむしろ、一人ひとり違っていていいと思っています。高校生それぞれの「好き」や「得意」を、そのまま生かしてほしい。ただ、一枚の絵として描くことと、「絵本の一場面」として描くことは、きっと少し違うと思います。千葉先生自身が絵本をつくるとき、どんなことを大切にしているのか。誰に届けるのか。何を伝えたいのか。そのために、一枚の絵をどう考えているのか。そんな千葉先生自身の経験や考え方を、高校生たちに話してもらえたらと思っています。答えを教えてもらうのではなく、高校生自身が考えるきっかけをつくってもらう。そんな関わり方をしていただけたらと思っています。▼違う絵が集まるから、面白い今回の絵本は、一人の高校生が全部の絵を描くわけではありません。いろいろな高校生に関わってもらいたいと思っています。当然、絵柄も違います。でも、私はそれでいいと思っています。というより、そこがこの絵本の面白さになるんじゃないかと思っています。自分の描いた絵が、本当に一冊の絵本になる。そして、その絵本がたくさんの子どもたちの手に渡る。そう思ったら、高校生たちはきっと一生懸命描いてくれると思うんです。絵柄が違っていても、その一生懸命さが集まれば、自然といいものになるんじゃないかな。だから、「こういうふうに一冊にまとめてください」と、高校生たちに求めるつもりはありません。それぞれの個性を、そのまま一冊に持ち寄ってほしいと思っています。▼実は、一番不安なのは「ストーリー」です(笑)絵については、高校生たちを信じています。そして、千葉先生にも監修していただける。なので、そこはあまり心配していません。では、今、一番不安なのは何かというと……。ストーリーです(笑)。今回の絵本のストーリーは、すでに私が考えています。でも、私は絵本づくりについては完全な素人。今でも、「この話、本当に大丈夫なのかな?」と思っています(笑)。だからこそ、ここは千葉先生に助けてもらいたい。子どもたちに伝わりにくいところ。絵本として、もう少し変えた方がいいところ。そんなところがあれば、遠慮なく言ってもらいたいと思っています。この絵本を手に取る子どもたちに、ちゃんと届くものにしたい。そのために、絵本をつくってきた千葉先生の目で、一緒に育ててもらえたらと思っています。▼高校生に出会ってほしい「地域の大人」そして、千葉先生にお願いしたいことは、絵本づくりの監修だけではありません。千葉先生が、なぜ登米で「食」をテーマにした絵本をつくってきたのか。読み聞かせなどの活動をする中で、どんなことを感じてきたのか。そんな話も、高校生たちに聞かせてもらいたいと思っています。自分の好きなことや得意なことを、自分だけのものにするのではなく、地域の中で生かしている大人がいる。それを高校生たちに実際に見てほしい。千葉先生には、そんな「地域の大人の一人」としても、高校生たちと関わっていただけたらと思っています。前にも書きましたが、私は高校生たちに、「登米市には、おいしいものがいっぱいある」「自慢できるものがいっぱいある」そして、手前味噌ですが、青年会議所も含めて「登米市のために活動してる大人たちがたくさんいる!」ということも知ってほしいと思っています。千葉先生との出会いも、その一つになったら嬉しいです。完成したとき、高校生たちには、「これは、自分たちがつくった絵本だ」と、ちゃんと誇りを持ってほしい。自分たちが描いたものが一冊の絵本になって、子どもたちの手に渡り、読んでもらえる。その日を楽しみにしていてほしいと思っています。そして、絵本を受け取った子どもたちには、まずは普通に楽しんでもらいたいです。今回の物語に登場する、登米の郷土料理「はっと」。「はっとって面白い!」「食べてみたい!」と思ってもらえたら嬉しい。そして、あわよくば、「はっとフェスティバルに行ってみたい!」と思ってもらえたら最高です(笑)。高校生たちの個性と、千葉先生の経験。そして、登米のおいしいもの。それぞれが一冊の中に集まって、どんな絵本になるのか。私自身、今から楽しみにしています。




