
いつもHITOFURIのプロジェクトをご覧いただき、誠にありがとうございます。
本プロジェクトでお届けする白凪と漆黒には、
日本刀の素材である「玉鋼」が使われています。
玉鋼という名前を聞いたことはあっても、
どこから生まれ、なぜ日本刀の素材として大切にされてきたのかは、
詳しく知らない方もいらっしゃるかもしれません。
今回は、一振の姿になる前の、玉鋼の物語を少しご紹介します。
【玉鋼は、砂鉄と木炭から造られる鋼】
玉鋼は、地中から完成した状態で採れる鉄ではありません。
砂鉄と木炭を原料とし、日本古来の「たたら製鉄」によって造られます。
炉の中へ砂鉄と木炭を交互に入れ、火を絶やすことなく操業を続ける。
三昼夜にわたる時間を経て炉を壊すと、
そこから「鉧(けら)」と呼ばれる大きな鉄の塊が現れます。
その中から、日本刀の素材に適した良質な鋼として選ばれるものが玉鋼です。
刀匠の手へ届く前から、すでに多くの人の技術と時間、火と鉄との対話が重ねられています。
【玉鋼が、一振ごとに異なる表情を見せる理由】
刀匠は、手元へ届いた玉鋼の状態を見極め、
火を入れ、槌を重ねながら少しずつ形を整えていきます。
均質な素材を機械で削り出し、同じ模様を印刷しているものではありません。
そのため、鍛えた跡、表面の濃淡、わずかな窪みや肌合いは、一振ごとに異なります。
白凪では、折り返し鍛錬によって重なった鋼の層が、
静かな波のような折り返しの肌目として現れます。
漆黒では、その玉鋼の存在感を、
深く落ち着いた黒の中へ宿すように仕立てています。
同じ玉鋼から生まれながら、光を受け止める白凪と、空間を静かに引き締める漆黒。
二振の違いは、単なる色違いではありません。
玉鋼という素材が持つ二つの表情を、
それぞれ異なる佇まいで楽しんでいただくための仕立てです。
【一本の線に、鍛えられた時間を見る】
刀身に現れる線や濃淡は、
玉鋼が火に入り、槌を受け、折り返されてきた時間が、表面へ現れたものです。
仕事の合間や、一日を終えた静かな時間に、一振へ目を向ける。
光の角度によって変わる玉鋼の表情を眺めながら、その向こう側にある火や槌、刀匠の手仕事に思いを巡らせる。
HITOFURIが届けたいのは、玉鋼という素材だけではなく、そこに積み重ねられた時間を日々の傍らで感じる体験です。
日本刀にも用いられる玉鋼と、備前長船の刀匠が向き合う手仕事。
それを現代の暮らしへ迎えられる一振として、白凪と漆黒をお届けします。
玉鋼について、さらに詳しくご覧になりたい方はこちら
https://hitofuriproject.com/pages/tamahagane_01
プロジェクトページはこちら
https://camp-fire.jp/projects/961089/view
引き続き、HITOFURIの挑戦を見守っていただけましたら幸いです。
HITOFURIプロジェクト一同



