【災害緊急支援】ベネズエラ地震|ピースウィンズ・ジャパン

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日本時間の6月25日午前7時ごろ、南米ベネズエラ北西部を震源とする地震が発生しました。現地の甚大な被害の発生を受けて、ピースウィンズおよび空飛ぶ捜索医療団“ARROWS”は、日本からの出動を決定、緊急支援を開始します。

現在の支援総額

542,000

18%

目標金額は3,000,000円

支援者数

100

募集終了まで残り

57

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現在の支援総額

542,000

18%達成

あと 57

目標金額3,000,000

支援者数100

日本時間の6月25日午前7時ごろ、南米ベネズエラ北西部を震源とする地震が発生しました。現地の甚大な被害の発生を受けて、ピースウィンズおよび空飛ぶ捜索医療団“ARROWS”は、日本からの出動を決定、緊急支援を開始します。

ベネズエラで6月24日に発生した大規模地震から10日あまりが経過しました。いまだ被災地には地震の爪痕が色濃く、多くの人びとが支援を必要としています。ピースウィンズは、被災地に緊急支援チームを派遣し、医療支援および物資提供などを通じた避難所支援を展開しています。6月27日に現地に入った先遣隊に続き、空飛ぶ捜索医療団“ARROWS”の医療支援チームも7月1日に到着し、活動を始めました。現場で支援チームが見た被災地の実情をお伝えします。張り詰めた緊張の糸が切れるときおよそ5,000人の避難者を抱えるベネズエラ首都カラカスの公園。その中で診療を開始し3日目となるこの日も、代わる代わるに患者が受付へと足を運んでいました。「今日は下痢や嘔吐といった症状がよく聞かれます。地震やその後の避難生活によるものか、足腰の痛みを訴える人もいるので、そのような患者さんはエコーやレントゲンで患部を確認しながら診察しています」そう話すのは、今回通訳として医療チームに参加してくれている現地の歯科医師ヘススさんです。彼を含め多くのベネズエラ人が、発災直後から被災者救援のために立ち上がり、食料や生活物資にはじまり被災者の医療ケアに至るまで、必要な支援がボランティアという形で繋ぎ止められてきました。「“自分は一人じゃない”と感じられることが今は大切だ」と繰り返しヘススさんが強調するように、この地に根付いた助け合いの精神が、今の被災者の生活の大部分を支えています。しかし、その想いを束ね、支援を調整する仕組みは今なお避難所内にもほとんど出来ておらず、1週間経っても混沌としている状況にスタッフは不安を覚えています。ARROWSの一員であり、スペイン語話者として通訳も行う大仲看護師はこう話します。「さっきも避難所に食事が700食近く届けられていましたが、これを誰がどうやって配るのかは誰も考えていません。日中暑くなるこの国でお弁当なんて日持ちもしませんし……今はまさに 被災された方と支援者側に強い連帯感が生まれる”災害ハネムーン期” と呼ばれる段階ですが、その半面、みんなの想いばかりが先行し調整が追いついていない状態なのでしょう」発災から1週間以上が過ぎ、避難生活も災害支援も次のフェーズへと移行しようとしています。被災者にとっては、張り詰めていた緊張の糸が切れ始め、自分を取り巻く現実が迫ってくることで、精神的にも身体的にも大きな負担がかかり始める、そんなフェーズが遠からずやってくると、ARROWSプロジェクトリーダーの稲葉基高医師は懸念します。「避難者の皆さんは、家を失い、場合によっては家族を亡くして避難している人たち。明るく振る舞っていて元気に見えても、これから緊張の糸が切れてきて、もともと持病のある人や、けがをしていた人の状態も悪くなっていくケースが出てくると考えられます」これから被災地で医療者に求められるのは、こうした人びとを支えていくこと。一方で、発災以降ずっと現地で奮闘してきた医療者の多くも、遠からず同じ問題に直面します。「不眠不休でずっと同じ服で頑張っているベネズエラのドクターたちが、僕たちが入ることで少しでも休めたら」と稲葉医師。「今も各国の国際医療チームがどんどん集まって医療活動を展開し、世界が一つになって何かに取り組む姿を体現しています。世界が一つになるのはワールドカップだけじゃない。僕たちもその中で日本代表の気持ちで頑張りたいと思います」薬の処方や処置ではない、もう一つの医療この日、診療所を訪れた一人の女性も、まさに心身への負担が表れるさなかで苦しんでいました。診療時間ギリギリに受付にやってきた彼女は、全身の痛みを訴えていました。しかし問診や診察を重ねても、身体には大きな異常はみられません。対応した森田医師は彼女の目をみて、ゆっくりと静かに何があったのか彼女の話を聞き始めました。堰を切ったように彼女の目から溢れる大粒の涙。最愛の家族を地震で失ったこと、地震による被害で見る影もない故郷の姿、避難所をたらい回しにされ不安で押しつぶされそうになる彼女の声に、思わず森田医師は彼女の手を引き寄せ抱きしめました。「時に医療というのは薬や処置だけではないんです」と森田医師は話します。「災害医療の現場では、様々な不安や強いストレスを抱えている方がたくさんいます。彼らの話をきちんと聞くこと、抱えているものを吐き出してもらうことも、私たちにできる医療なんだと思います」診察室を離れる前、森田医師はもう一度彼女に駆け寄り声をかけました。「心が少し軽くなったと言ってもらえて本当に良かった」、そう話す森田医師の目にも涙が光っていました。7月6日には、ロスターメンバーを含むARROWSの医療チーム二次隊がベネズエラに向けて日本を発ちました。日常を取り戻すための長い長い道のりを歩み始める被災者の方々を、私たちはチーム一丸となって支えていきます。みなさまの温かいご支援をどうぞよろしくお願いいたします。


日本から出発した医療チームは、ベネズエラに到着した翌日から早速診療を開始しています。準備を進めながら急遽診療も開始したことから、受付などで段取りに手間取った部分はありましたが多くの患者が集まり、この日は10名弱の方を診察。持ち込んだ機器をフルに活用し、レントゲン検査やエコー検査なども実施しました。今後は、受付体制も整え、検査に来られる方も多いことから検査希望の方に集中して対応する時間帯を設けるなど、より多くの患者に出来る限り対応していきます。▼動画はこちらから医療支援を開始した一方で、物資提供など避難所支援の活動も継続的に行っています。医療チーム、避難所支援チームがそれぞれ力を尽くし、ベネズエラの被災者の人びとを支えていきます。引き続き、皆さまの応援をどうぞよろしくお願いいたします。


医療資機材を携えて6月29日に日本を出発した医師2名、看護師1名を含む医療支援チームは、2日間の移動を経て現地時間7月1日、ベネズエラの被災地に到着しました。空飛ぶ搜索医療団“ARROWS”プロジェクトリーダーの稲葉基高医師らは、翌日から避難所内で診療を開始。日々変わる被災地のニーズに対応しながら、医療支援、物資支援の両面で活動を本格化します。診療開始直後から大盛況診療所を訪れた患者に対応する森田医師前回までの活動報告でもお伝えした通り、避難所となっている公園内に開設された簡易診療所は、不眠不休で診療を続ける現地の医師や看護婦によって支えられていました。劣悪な衛生環境のなか床に寝ている患者も多く、人手だけでなく薬なども不足している状況で、空飛ぶ捜索医療団の医療チームは関係各所との調整を経て、逼迫している現場の負担を一日も早く軽減するべく、同公園内で診療を開始しました。驚いたのは、診療を始めたばかりにもかかわらず、続々と患者が訪れたこと。避難所内の診療所の医者などが私たちの診療所の存在を口コミで広めてくれたことで、診療開始が決まった当日にもかかわらず、想定以上の患者が訪れました。レントゲン検査はマットレスの上で今回、医療支援チームは日本の企業からお借りしている、持ち運び可能なレントゲン検査機器を持ち込んでいます。2025年ミャンマー地震での緊急支援で数多くの外傷患者を診療した経験を踏まえ、地震による外傷の診察に役立つ可能性を考えて準備したもので、こうした医療機材の存在を知り、検査を求めて診療所を訪れる方が特に目立ちました。検査を求めて訪れる避難者が目立った初日でまだ準備を進めながら急遽診療も開始したことから、受付などで段取りに手間取った部分はありましたが多くの患者が集まり、この日は合計9名の方を診察。持ち込んだ機器をフルに活用し、レントゲン検査やエコー検査なども実施しました。明日以降は、受付体制も整え、検査に来られる方も多いことから検査希望の方に集中して対応する時間帯を設けるなど、より多くの患者に出来る限り対応していきます。初日の診療を終えた稲葉医師は、次のようにこの日を振り返りました。「機材がうまく動かなくて、患者さんをすごく待たせてしまったこともあったり、慌ただしい初日でしたが、『来てくれているだけで本当に嬉しい』『日本のチームがここにいること自体が、自分たちの希望なんだ』と言ってくださって。待たせてしまって申し訳ないなと思いつつ、少しでも希望になれているなら、本当に良かったなと思いました」ようやく始まった避難所の環境改善(撮影:Miguel Angel Roses)医療支援を開始した一方で、物資提供など避難所支援の活動も継続的に行っています。刻々と状況が変わっていくなかで、大きな課題となっていた避難所の衛生面の問題も、この数日で大きく変わってきました。つい先日までは、避難所内のゴミやトイレが衛生的に管理されておらずひどい臭いを放つなど、劣悪な衛生環境による健康被害が危ぶまれる状況でしたが、被災から1週間あまりが過ぎてようやく行政による支援体制が整ってきたことから、避難所にも清掃が入ったとのこと。ゴミや悪臭もなくなり、環境は劇的に改善しました。6月29日時点の避難所の様子(撮影:Miguel Angel Roses)一方で、避難者の生活が住民たちの助け合いに支えられる状況は変わっていません。この日は民間の薬局が避難所内にテントを張って薬を配る様子も確認できました。さまざまな人たちが、自分たちにできるサポートで被災者を支えていますが、こうした善意の人びとが自分たちだけの力で支援できるのはごく短い期間です。行政による支援の開始で、中長期的な被災者救済に向けて目途をつけることが求められます。世界各国から集まった支援機関・団体による援助を効果的に配分するための、国連による全体調整も始まりました。私たちもこの枠組みに加わり、深刻な被災状況にあるラグアイラ州も含めた物資面の支援に引き続き取り組んでいきます。医療チーム、避難所支援チームがそれぞれ力を尽くし、ベネズエラの被災者の人びとを支えていきます。引き続き、皆さまの応援をどうぞよろしくお願いいたします。


6月24日、南米ベネズエラを連続して襲った大規模地震。現地で活動するピースウィンズ・ジャパンのスタッフが取材を受けました。NHK(2026年7月2日)▶ベネズエラ地震1週間 日本NGO“あらゆる物資が足りていない”テレビ朝日(2026年7月2日)▶ベネズエラ地震発生から1週間 日本医師団が見た厳しい現実 救助困難で数万人不明日本テレビ(2026年7月3日)▶ベネズエラ地震発生から1週間 2200人超死亡 「衛生環境が厳しい」テントなども不足、現地の日本人は…ピースウィンズ・ジャパンでは先遣隊をいち早く派遣し、28日から現地での支援活動を開始ました。現在はピースウィンズの災害緊急支援チーム、空飛ぶ搜索医療団“ARROWS”のプロジェクトリーダーである稲葉基高医師を含む5名が到着し、現地で医療支援と物資支援を開始しています。被災した現地の方々、そして日本からご支援を通じて想いを託してくださった皆さまのお気持ちにお応えできるよう、引き続き私たちにできる支援に全力で取り組んでいきます。


南米ベネズエラを連続して襲った6月24日の大規模地震から、1週間あまり。被災地での大きな被害が徐々に明らかになっています。国連の29日付の報告によると、それまでに1,719人が亡くなり、1万2,000人が避難を余儀なくされました。当局は正確な行方不明者数をいまだ把握できていないといい、犠牲者はさらに大きく増える可能性があります。ピースウィンズおよび空飛ぶ搜索医療団“ARROWS”は、看護師や調整員からなる先遣隊をいち早く派遣し、28日から現地での調査を開始しました。先行チームの現地報告をもとに、稲葉医師らを含む医療支援チームが編成され、今まさに現地に向かっています。医療チームの到着を前に、先遣隊が目撃した被災地の風景、活動内容をまとめて報告します。「最大被災地」ラグアイラでみた光景被災状況を調査する先遣隊(撮影:Miguel Angel Roses)首都カラカスの北側に位置し、最も被害が深刻だと伝わっていたラグアイラ州。ピースウィンズの先遣隊も30日、初めて現地を訪れました。すでに訪れたカラカスの被災地でも、地震で倒壊した建物など、衝撃的な光景にたくさん出会ってきました。しかし、ラグアイラ州ではほとんどの地域で同じような被害が確認され、より壊滅的な状況にありました。倒壊した建物の跡地(撮影:Miguel Angel Roses)自宅から避難した人が身を寄せるテントもあちこちに見られました。カラカスでみた避難所と同様、今のところ行政などによる介入はなく、住民やボランティアたちが助け合って避難生活を送っています。避難所のトイレもないため、倒壊していない家のトイレを共同で使ったりと、あるものを使って生活しようと工夫する姿が見られました。テントでの避難生活(撮影:Miguel Angel Roses)このような深刻な状況の中でも、多くの住民の方が私たちを笑顔で迎えてくれました。元気に遊ぶ子どもたちの姿も目立ちます。調整員として現地入りした夫津木は、「大変な状況下で主体的に動いているベネズエラの人々の熱意に、何よりも心を動かされています」と話します。しかし、今はまだ避難から数日。目の前にやるべきことが山積しているからといって、いつまでも全力で走り続けられるわけではありません。長期化が見込まれる避難生活、時間が経つほど疲労もたまり、将来への不安も膨らんできます。避難所に水やジュースを届けました(撮影:Miguel Angel Roses)現状、十分な支援が各地に行き届いているとは言い難い状況です。被災者たちが自ら踏ん張っている今のうちに、国際援助を含む支援の体制を整えていくことが求められています。私たち民間NPOも、柔軟な支援活動が可能な強みを今こそ最大限に生かし、出来る限りのサポートに取り組んでいきます。医療の最前線で向き合った「ありがとう」の言葉前回のレポートでご紹介した、カラカスにある避難所内の学校に開設された臨時の診療所。前の訪問でのヒアリングをもとに、不足している薬や物資などを調達し、再訪して支援を届けました。この診療所を支えているのは、ボランティアながら寝る間を惜しんで診療を続けている現地の医師や看護師たち。献身的に働く彼らからもらった温かい感謝の言葉に、私たちも心を打たれました。看護師としてニーズ調査に当たった大仲は、「皆さんが『ありがとう』と言って、順番にハグをしてくれたことは一生忘れないと思います」と振り返ります。稲葉医師を含む医療支援チームは、現地時間の7月1日にベネズエラに到着予定です。日本を出国する直前、稲葉医師は報道陣の取材に対して「今回のように国際情勢が複雑で、アクセスが極めて厳しい場所にこそ、私たちのような機動力と柔軟性を持った民間NGOが動く意義があると考えています。困難な状況であることは間違いありませんが、だからこそ、今まさに苦しんでいる人たちに手を差し伸べるために、全力を尽くします」と意気込みを語りました。出国直前、インタビューに応える稲葉医師先遣隊メンバーも含め、チーム一丸となって医療支援、物資支援の両面を視野に現地での活動に取り組んでいきます。引き続き、皆さまの温かいご支援をどうぞよろしくお願いいたします。


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