辻さんちの晩ご飯。 本日のメニューはお鍋です。 用事があって奥さんはお出かけしていて、ちょっとさみしい晩ご飯。 辻さんは無類のお鍋好きで、暑い夏にお鍋でもうれしいそうです。(笑)
辻さんにはお気に入りのお酒があります。 立山酒造さんの立山という日本酒です。 毎日の晩酌に欠かせないらしいです。
工藝の館でろくろ挽き体験されたお客さんが 作成したうつわは辻さんが漆を塗っていきます。 最初にハケで漆を全体に塗っていきます。 そのあと、余分についた漆を拭き取っていきます。 漆が乾いたら、同じ作業を何回か繰り返していきます。 こういう漆の塗り方を拭漆と呼び、木目を活かした 仕上がりになります。 こちらのプロジェクトで提供する汁椀の場合は 作成する数が多くなるということで、 拭漆の職人さんにお願いすることになっています。
辻さんは自分が所有してる山に漆の木を 植える計画を立てているそうです。 今、その山には杉の木が育っているのですが、 来年その杉の木を売り払い、空いた場所に 漆の木を植えるそうです。 漆の木を育てている木地師さんは全国を探しても なかなかいないのではないかと思います。 今なお、新しい取り組みに挑もうとする辻さんの 姿にただただ敬服するばかりです。