出演者紹介「なんでも勝手に手を出してくる。そして失敗する。でもへこたれない。そして上達する」(親方/佐藤一)漁師になりたいと思っても、すぐにひとりでできるわけではありません。まずは、尊敬できる師に出会うこと。三浦さんは1泊2日のTRITON SCHOOLを通して親方の佐藤さんに出会い、直感で就業を決めました。当初、ひとを雇うつもりがなかった佐藤さんですが、三浦さんのやる気を買い、受け入れを決意。突然現れた「よそ者」の存在に、周りから警戒されることもありましたが、明るく真面目に仕事に励む三浦さんの姿は、震災後人口が激減した地域にてとって眩しい存在となっています。2019年2月には「一人前に育てたい」という佐藤さんの思いと、「漁業者として迎え入れたい」という地域の声が後押しし、準組合員(共同漁業権)の資格を取得。新規参入者の漁業権取得に関してまだまだ消極的な風潮がある中でのスピード取得は、彼の頑張りと地域の理解・信頼関係があってこそ。最近ではスーツを着て営業活動を行う姿も見られるなど、今後ますますの活躍が期待されています。三浦くんと佐藤さんについて詳しくはこちらの記事をチェック。https://job.fishermanjapan.com/column/980/
TRITON PROJECTは、新世代のフィッシャーマンを増やし、 未来へ向かってこの国の水産業を変えていくプロジェクトです。2015年にTRITON PROJECTを立ち上げてから、約30名の新人漁師が誕生しました。私たちがポンッと背中を押したその日から、それぞれの浜で、それぞれの海で、新しい物語がはじまっています。彼らは決してひとりではありません。必ずそこには、彼らを受け入れ、ときに厳しく、そしてやさしく見守り続けてくれている人たちがいます。今、この海を舞台に、少しずつ「何か」が変わろうとしています。その「何か」は、目に見えるような大きなものではありません。浜の空気が少しやわらかくなったような、笑い声が多くなったような……「ような」としか言い表せない、小さくて、不確かなものです。それでも私たちは、そんな小さな変化の積み重ねを大切にしていきたいと考えています。今回、TRITON PROJECTのリアルな今を伝えたくて、ムービーをつくりました。唱歌「我は海の子」の音楽に乗せて繰り広げられるのは、いきいきと働く新人漁師と、温かい親方漁師の言葉の数々。私たちが普段、彼らの仕事場で感じているこの空気感を動画で伝えることが、きっと新たな出会いにつながるはず。そんな思いで、制作に至りました。そして、一緒に感じていただきたいのは、TRITON PROJECTの世界を彩る「さまざまな人」たちの存在です。一般企業の社員、デザイナー、クリエイター、建築家……。職種や場所を超えて、TRITON PROJECTの世界には「さまざまな人」たちが介在し、遠くていつも近い場所で、応援し続けてくれています。フィッシャーマン・ジャパンのメンバー漁師にして、TRITON PROJECTの発起人である鈴木真悟が目指す「カラフルな水産業」は、まだまだここに紹介しきれていない「さまざまな人」とともに、色を加え、加速し、確実に前へ進んでいます。私たちはひとつのチームです。集え、未来のフィッシャーマン。海からはじまる冒険の物語に、あなたも参加してみませんか?
「漁師になりませんか」 TRITON PROJECTは、新世代のフィッシャーマンを増やし、 未来へ向かってこの国の水産業を変えていくプロジェクトです。 地域やジャンル、これまでの漁師の定義を超えた多彩なフィッシャーマンが集まり、今まで想像もしなかった未来に向かって行きます。 海から始まる新しい冒険の物語に、あなたも参加しませんか。 TRITON PROJECT http://triton.fishermanjapan.com/
人に、職業に、地域に寄り添いながら、水産業に携わることを生業とする人を増やす架け橋となる、水産業特化型求人サイト「TRITON JOB」も運用しています。そんなTRITON JOBに掲載している記事が、ヤフーが運営する海から、魚から、ハッピーをつくる。「Gyoppy!」で紹介されています。■海苔はどうやって作られるの?https://gyoppy.yahoo.co.jp/featured/23.html日常的に食べていた海苔がこんな育ち方をしていることを知った時、「え!なにこれ?」って本当に驚いたのを今でも覚えています。毎年、夏の終わりにそわそわと動き出す海苔漁師さん。私も勝手にそわそわしながら、近くでワクワクニヤニヤしながら見させてもらっていのですが、種をとって愛でている彼らの姿は、「漁師」という言葉からは想像できないくらい優しい顔をしています。1年の月日をかけて私たちがよく目にする1枚の正方形の海苔がつくられています。そして、その海苔でつくられる海苔汁は、海産物を食べ尽くしているフィッシャーマン・ジャパンの事務局が太鼓判をおすぐらい、美味しくて、絶品なのです。生産の裏側ストーリーを知ってから食べられるということはとっても幸せなんだと思い知る日々。身近な食材を通して幸福度アップ出来るチャンスですよ。ぜひ、読んでみてください。
ある日、見つけてしまったのです。子供たちが将来なりたい職業ランキング。1位はスポーツ選手。2位はパティシエ、3位は医師。漁師は100位内にも入っていませんでした。88位くらいには入っているかも…なんて期待したのだけど。ところが、20位に「シャーマン」が入っていました。シャーマンとは何か霊的なものが乗り移るタイプ祈祷師のことのようです。残念ながら私たちは、実際にお会いしたことはありません。海と関わる仕事は、親が子どもになってほしい職業ランキングにも入っていません。「士」「師」「員」が付く職業がランキングを制しています。キツイ。汚い。危険。漁師にはこの「3K」のイメージがつきまといます。ある時代から「大変だから」と、漁師は子供に跡を継がせなくなりました。誇れる仕事だと、次の世代に胸を張ることができなかったのです。フィッシャーマン・ジャパンは、とてもシンプルで純粋な願いから生まれた団体です。それは、漁師や、海に関わる職業を、子供たちが憧れる職業にすること、です。(そして、シャーマンに勝つこと)