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ケルト神話の英雄クーフーリンが愛したお酒「蜂蜜酒(ミード)」を造る

英雄クーフーリンと女王メイヴの因縁ストーリーは続く...貴方は蜂蜜酒(ミード)をご存知だろうか。優しい甘みと上質な酸味があり、偉人たちが酔いしれた神酒はカタめのチーズと相性抜群なのだ...

現在の支援総額

7,950,860

1,590%

目標金額は500,000円

支援者数

854

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2020/03/27に募集を開始し、 854人の支援により 7,950,860円の資金を集め、 2020/06/14に募集を終了しました

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ケルト神話の英雄クーフーリンが愛したお酒「蜂蜜酒(ミード)」を造る

現在の支援総額

7,950,860

1,590%達成

終了

目標金額500,000

支援者数854

このプロジェクトは、2020/03/27に募集を開始し、 854人の支援により 7,950,860円の資金を集め、 2020/06/14に募集を終了しました

英雄クーフーリンと女王メイヴの因縁ストーリーは続く...貴方は蜂蜜酒(ミード)をご存知だろうか。優しい甘みと上質な酸味があり、偉人たちが酔いしれた神酒はカタめのチーズと相性抜群なのだ...

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*現在【目標920%】達成*残り16日*
ご支援、誠にありがとうございます!

*クーフーリンの蜂蜜酒*6/14迄*実行中*
https://camp-fire.jp/projects/view/249082



【活動レポート8】
*本日はケルト神話と蜂のお話* 

*活動レポート1*メイヴの蜂蜜酒*
*活動レポート2*サーモンと蜂蜜酒*
*活動レポート3*蜂蜜酒の造り手*
*活動レポート4*夏至の赤い満月*
*活動レポート5*ルーン文字の神秘*
*活動レポート6*祝祭ベルテーン* 
*活動レポート7*神秘の国アイルランド*



【アイルランドの養蜂】

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古来よりアイルランドでは養蜂が盛んで、ヘザーハニーなど良質の蜂蜜が多く採れたことから、薬用によく用いられてきた。

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山野に自生するヘザーは夏から秋にかけて咲き、丘を赤紫に染めあげる。

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-Irish Heather- アイリッシュ・ヘザー

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日本ではヒースといわれているヘザー。
ケルト人は夏至の儀式にヒースを用いて、魔法の飲み物ヒースエールも造っていた。

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また、昔からウイスキーにヘザーハニーを入れて飲む習慣もあるという。

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実は、蜂蜜酒×ウィスキーは不思議と旨いカクテル。
「ハニーウィスキー」ぜひ同割でお試しあれ。

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ちなみに、東欧では蜂蜜酒造りにも使われるヒース。
花言葉は恋の妖精♪

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夏至の夜にピンクの小花を浮かべ、蜂蜜酒を呑んだら恋が叶うかも...♪



【ビー・スケップ】

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絵でよく見るこのドーム型の蜂のお家。

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-Bee Skep- ビー・スケップ -

昔々、アイルランドの養蜂はこの藁で編んだカゴで蜜蜂を飼っていたのだそう。

中がどうなっているか気になる...


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蜂の巣がぎっしり...!


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- Medieval Irish apiary - Bee Boles -

石造りの壁にあるアーチ型のくぼみは中世アイルランドの養蜂場である。
ここにさきほどの藁のスケップを置いて蜂を飼っていたという。

【古代アイルランドの蜂】

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-TELLING THE BEES by Albert Fitch 1882-

おじさんがスケップの前に座って蜂に語りかけている絵である。

これは Telling the bees を行っているのだ。


-Telling the bees- 「蜜蜂に告げる」

中世ヨーロッパでは、蜂を飼う家に伝わる不思議な伝統があった。

「家族の重大ニュースを蜂に話して伝える」- Telling the bees -というものだ。

アイルランドではこの習慣が今日まで廃れずに行われてきている。

例えば、家族の死や結婚、出産など大きな出来事は必ず巣箱の蜂に伝えていたという。
これを忘れてしまうと、蜂が弱って蜂蜜を作らなくなったり、巣箱から逃げ出したり、果ては死ぬこともあったそうだ。



「Telling the bees」の起源は、古代ケルト神話だといわれている。

蜜蜂は「永遠の命」のシンボルとみなされ、神話の中で蜂は人間界と精霊界を結びつける存在とされていた。
そのため、亡くなった家族に何か思いを伝えたいときは、蜂がメッセンジャーとして言葉を伝えてくれると信じられていたのだ。

【クロハーン】

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-Clochán - Beehive Huts Ireland-

アイルランド南西部にあるビーハイブハット遺跡。
海岸沿いに蜂の巣型の小屋たちが並ぶのは、アイルランド語でクロハーン(Clochán)と呼ばれる石造りの建物。

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一体いつ、誰が、どのような目的で建てたのか考古学的には明らかにされておらず、年代の特定がなされていない謎の建造物。

複数で連結していることもあれば、微妙な距離を置いて点在していることもある。
また、地中に作られた秘密の抜け道でそれぞれがつながっていることもある。

古代のケルト人たちが作った要塞ともいわれる...

まるで妖精の棲家のよう...

この小屋の中でミードを造って、皆で呑んでみたいと妄想してしまうのは私だけだろうか。

■参考文献・サイト:
http://beespoke.info/2013/11/29/make-your-own-bee-skep/
https://en.m.wikipedia.org/wiki/Telling_the_bees
http://libds.tamagawa.ac.jp/dspace/bitstream/11078/1216/1/25-3_2004_132-141_Apimondia.pdf
https://nazology.net/archives/40987


▼プロジェクトはこちら
https://camp-fire.jp/projects/view/249082

▼活動レポート1*メイヴの蜂蜜酒*
https://camp-fire.jp/projects/249082/activities/123065#main

▼蜂蜜酒ネクタルとは
http://nektar.jp/

▼蜂蜜酒を語るエレナのツイッター
https://twitter.com/nektarjp

▼秩父令和商会(西武秩父駅前)
https://twitter.com/chichibureiwa
秩父土産販売と世界の珍しいウイスキーと
蜂蜜酒(ミード)が飲める不思議なお店です。
営業は土日祝日12-19時です。
事前予約で平日でも営業可能です。
※5月中は休業となります※
※6月中に再開予定です※

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