現在【目標970%】達成!残り11日!
520名様のご支援、誠にありがとうございます。
*クーフーリンの蜂蜜酒*6/14迄*実行中*
https://camp-fire.jp/projects/view/249082
クーフーリンの時代には、地中海のワインはまだアイルランドに到着しておらず、メソポタミアからケルト人に伝わったエールよりも古い欧州の酒「蜂蜜酒(ミード)」が呑まれていた。
アイルランドでは、蜂蜜酒を不死の霊薬と見なし神聖視していたのである。
そして、ハロウィンの起源となったケルトの祭礼「サウィン祭」では、皆で蜂蜜酒を呑んで酔い、村人の絆を強めていた。
【活動レポート10】
*本日は蜂蜜酒造りのお話*
*活動レポート1*メイヴの蜂蜜酒*
*活動レポート2*サーモンと蜂蜜酒*
*活動レポート3*蜂蜜酒の造り手*
*活動レポート4*夏至の赤い満月*
*活動レポート5*ルーン文字の神秘*
*活動レポート6*祝祭ベルテーン*
*活動レポート7*神秘の国アイルランド*
*活動レポート8*古代アイルランドの蜂*
*活動レポート9*アイルランドの蜜月*
【発酵の神秘】
蜂の巣に雨水がたまり、自然発酵することでできた蜂蜜酒。
シンプルな造りがゆえに、世界最古の酒といわれる。
海外では、果汁やハーブを添加するミードも多いが、我々は一切の混ぜ物をせずに、蜂蜜だけで醸す。
国内外から厳選した蜂蜜を蔵の仕込水で希釈する。
会津地方、喜多方の北端にそびえ立つ霊峰飯豊山。
喜多方の水はそこに積もった豪雪が約百年の歳月を経て地層へと染みわたったものである。
この美味しい仕込水で割って出来た蜂蜜水に"酵母"をいれると、ぷつぷつと音を立てながら発酵をはじめるのだ。
そして"酵母"は糖分を食べて、アルコールを生みだす。
蜂蜜をタンクへ → 発酵中の様子
ご支援頂いたミードは現在*発酵中*
6月中に瓶詰めを行い、予定通り7月に発送予定*
▼発酵用のタンク
【アド・アパレス】
ちなみに、発酵タンク内の酸素濃度はゼロに近い。
つまり、発酵中のタンクに落ちると、生きて戻る事は難しい...
なんと、古代アイルランドでは、王は神聖な存在であったため、失脚した際には敬意を持って、蜂蜜酒の入った桶で溺死させることが定められていた...
((((;゚Д゚)))))))
これをアド・アパレス(祖先の元に送る)という。
発酵中の桶では、酵母が糖分を食べてアルコールをつくるときに、同時に二酸化炭素も発生させる。
それが桶で充満するので、入れば即死らしいのだ。
そういう弔い方もアリ...なのか。
【黄金の蜂蜜酒へ】
発酵を終えるためには「火入れ」を行なって、酵母の活動を止める。
▼火入れの様子
火入れ後に濾過をすると、綺麗な黄金色になるのだ。
▼濾過のテスト中の様子
【無濾過の蜂蜜酒】
無濾過の蜂蜜酒は濃厚で旨味たっぷりの逸品である。
今回4本・5本・8本セットに含まれている。
(左が濾過)・(右が無濾過)
《火入れ→(無濾過)→濾過作業→黄金色に》
濾過をする前なので、蜂蜜感が強く、野性味を感じるのだ。
ジンジャーエール割は最高のカクテルになる。
日本酒でいうと、ドブロクのようなものである。
お酒の複雑味が好きな方にはとってもおすすめしたい。
【ミードの完成】
いよいよ濾過をおえると、瓶詰めし、手作業でラベルを一枚一枚貼っていく。
▼瓶詰めの様子
マッドサイエンティストみがたまらない瞬間である。
▼ラベル貼りの様子
▼ミードの完成
【呑み方のすゝめ】
「これが旨んめぇの」
杜氏が雪で冷やし、クイッと呑む。
峰の雪酒造が造る蜂蜜酒はキンキンに冷やして呑むのがイチオシ。
凍らせても旨い。溶けてきてミゾレ酒になるのだ。
冷やすと蜜本来の香りと、さらりと澄んだ喉ごしが味わえる。
杜氏の佐藤利也さんは蜂蜜酒造りに挑んで13年目。
酒蔵だが、日本酒や焼酎は一切混ぜずに蜂蜜だけで造ることにこだわる。
令和の日本で再現されたクーフーリンの蜂蜜酒。
ぜひカタめのチーズととともにお楽しみください*
■参考文献・サイト:
https://shimirubon.jp/columns/1674109
▼プロジェクトはこちら
https://camp-fire.jp/projects/view/249082
▼蜂蜜酒ネクタル情報
http://nektar.jp/
▼エレナのツイッター
https://twitter.com/nektarjp
▼秩父令和商会(西武秩父駅前)
https://twitter.com/chichibureiwa
秩父土産販売と世界の珍しいウイスキーと
蜂蜜酒(ミード)が飲める不思議なお店です。
営業は土日祝日12-19時です。
事前予約で平日でも営業可能です。