現在、菅原工業には10名のインドネシア技能実習生が在籍しております。彼らの課題は、お祈りの場・安心して食べれる料理でした。インドネシアの技能実習生のほとんが、イスラム教です。彼らは1日5回のお祈りをし、食事はハラル料理(許された料理)となってあいます。インドネシアからの技能実習生を始めて受け入れ買出しに行った際に、これに豚肉は使われてますか?お酒は含まれますか?などの質問を受け、成分表を一緒に見た記憶がいまでも思い出します。さらにラマダン時期の対応、そしてラマダン終了後のレバラン時に仙台のモスクにお祈りを捧げに気仙沼から彼はバスを乗り継ぎ向かいます。そんな彼等や気仙沼で働く技能実習生の皆さんの生活環境が少しでも良くなればとの思いが、お祈りの場とインドネシア料理店を気仙沼にオープンさせた理由の一つです。彼等がなぜインドネシアから日本を選んだのか? つづく
気仙沼市の基幹産業である漁業・水産加工業には、多くのインドネシアからの技能実習生が在籍し気仙沼の基幹産業を支えています。ワルンマハールを運営する母体の菅原工業では、復興工事の需要・多発する台風等の自然災害への対応で人手不足に陥っていました。しかし、復興工事が完了した際の受注量減の事を考えると、単純に雇用を増やして良いのだろうか、しかし台風等の自然災害が発生した時、人がいないかを理由に地域の建設業として対応しなくても良いのか。。そんな時、技能実習生制度が頭をよぎり、1年間で3人の技能実習生を雇い入れ、3年の実習期間なので、3年後には9名の若手を確保できる。そして技能実習生のほとんどが帰国後に日系企業で働きとの事。 そこで、菅原工業としてインドネシアに道路関係の事業で進出することで、技能実習終了後の技能実習生の雇用先・菅原工業の復興工事完了後の次の打ち手という、双方の課題を解決する糸口を見出す事が出来ました。現在、菅原工業には10名のインドネシア技能実習生が在籍しております。彼らの課題は、お祈りの場・安心して食べれる料理でした。つづく