前回からずいぶん時間がたってしまいましたが、なぜ横浜で?の第4回(最終回)を掲載いたします。ちょうどご自宅に伺った時に、ご主人に撮っていただいた貴重な写真がありましたので、ここに掲載いたしましょう。一緒に写っているのは妻です。 ================================= 日本のどちらに引っ越されるのでしょうか? もちろん、東京のどこかと思っておりました。しかし意外にも「横浜」とおっしゃいました。私の会社も当時は横浜に本社がありましたから、横浜勤務になるはずでした。私もそれからしばらくして帰国することになり、結局車で30分程度のところに落ち着くことになりました。このようにして、現在でもたびたび夕食にお邪魔しております。 最初にお会いした時のことを思い返すことがあります。日立の創業者が大切にされた「和を以て貴しとなす」という聖徳太子の言葉のことをご主人がお話しされました。私はまだ20代の若造で「技術屋がそんなことを言っていたら、よいものを作るために、意見を言い合えないのではないでしょうか」と申してしまいました。ご主人は余裕の笑顔で答えられました。「どんどん意見を出しなさい。そしていいものを作りなさい。でも仕事が終わったら、対立した意見を持っている人に対して怒ったり憎んだりしてはいけない、ということだよ。」それは私にとって、実に目から鱗なのでした。 ================================= これで連載は終わりますが、私が横浜で、そして電力を仕事にする、その意味がお伝えできたでしょうか?日本でも原発が止まり、新しいエネルギーの時代を迎えようとしています。皆さん力を合わせて新しい時代を築こうではありませんか。
先週、電子回路を組み込んだコネクタの最新型プロトが完成しました。昨日長距離でのテストをしながら、大学時代の友人に会いに浜松へ行ってまいりました。 彼は大学4年の卒業を間近にして、不慮の事故で手足の自由を奪われました。今では電動車いすが、自分の意志で動ける唯一の移動手段です。 私は、会社を立ち上げる前にも彼に会いに行き、エクスチャージコネクタの構想を話しました。彼は停電になると車いすに充電もできなくなり、電動ベッドやその他の器具も動かせません。震災だけでなく、台風で周りの地域が停電になるとひやひやすると話をしていました。彼には今までよりずっと小型化した、電子回路付の最新型プロトを見てもらいました。 国内にも停電を恐れている人たちがたくさんいるのだと思います。そのような方々にエクスチャージシステムをしっかりと届けていきたい、と強く思いました。
本日は連載の第3回を掲載させていただきます。 ある日ご自宅でご紹介いただいた方は、日本の某カメラメーカの名誉会長でした。今でこそ日本のカメラは世界的に有名ですが、この方がアメリカで販売を開始したときは、無名のカメラでした。ニューヨークで営業に走り回っていらした時のこと、当時は外貨規制があって、日本人がコーヒーを飲める店なんて、1つしかなかったというのです。そこで日本人が情報交換をしていたそうですが、その中にソニーの創業者盛田さんもいらしたそうです。今世界的に有名な会社の経営者たちが、当時はコーヒーを飲むにも苦労していたなんて、と思うかもしれませんが、それでもそんな当時のお話をされているときの経営者たちは、決まってとても輝いているものです。 そのようなお話を伺っていると、今の日本は安定してずいぶん変わってしまったのかもしれない、と感じます。世界にはまだまだインフラの行き届かない国々がたくさんあります。未電化地域だってたくさんあります。私は歳を取ってからでも輝いて話せる、楽しい仕事をやっていきたいと思います。 日立のお話も、他の会社のお話もたくさん伺い、そのような楽しい時間も過ぎていきました。そしてある日、このご夫婦が帰国されることになりました。 ================================ ここからは次回に続きます。お楽しみに! 写真はミネソタ大客員研究員時代の私です
エクスチャージシステムのアフリカ向けサンプルのご注文を先週初めて受けました!エクスチャージがこれからアフリカの方々にも喜ばれるよう、頑張ってまいります。どうか皆さん、応援してください! ありがとうございます!
本クラウドファンディングのプロジェクトが始まってから、さまざまな方から応援メッセージをいただいています。ご協力、ご支援、ご声援、とても感謝しております。ありがとうございます! また本日、私のオフィスのあるmass x massに、先月7日ののビジコンで当社ブースにお立ち寄りいただき、お声掛けいただいた方が訪問してくださいました。エクスチャージのシステムをアフリカに輸出したい、とおっしゃって下さいました。そのために、先日から現地の様子などを伺い、どのようなパーツや製品がベストマッチなのか検討して参りました。それを紹介したのですが、OKいただけたようです。詳細の情報は、時期を見ながら紹介させていただきますが、エクスチャージがアフリカでも利用され、喜ばれるならば、とてもうれしいことです。 今後も、途上国の電化に向けて努力してまいりますので、応援をよろしくお願いいたします!