こんにちは。 プロジェクト起案者代表の土手です。 今日は、現在実施中の環境学習イベントのうち、小学生から大人向けの森林環境学習プログラム「ドングリランドの森づくり」についてご紹介させて頂きたいと思います。 ドングリランドの森づくりは、特に里山資源の循環利用とそのための山仕事をテーマとし、どなたでも気軽に森林整備活動を体験して頂ける体験学習型イベントとして毎月第2土曜日に開催しています。 里山とは人里近くにある、生活に結びついた山や森林の事で、里の人々は調理や風呂焚きなどに利用する薪や炭などの他、田畑の肥料としての落葉落枝を得るために定期的に森林に手を加え、その恵みを利用していました。手入れが行き届いた林内は、明るく、季節感に富み、多くの生物に住処を提供し、その命を育んでいました。そうして森林資源を循環利用することで、森林は私たちに持続的にさまざまな豊かな恵みを与えてくれていました。 ドングリランドの森づくりでは、 竹林の適正な維持管理のための整備を通して、 春にはタケノコの恵みを頂いたり、 雑木林の手入れで得たドングリの木を活用して ホダ木を作り みんなでシイタケを育てたり、 どんぐりの苗を育て、 植樹したりしています。 象印マホービン株式会社さんが首都圏の小学生を対象に行った「イマドキ小学生の生活体験調査」(2015年)によると、 のこぎりを使う事が出来ると答えた小学生の割合は、 全体の24.4%で、出来ない若しくはやったことが無い子どもが75.5%と大多数であり、出来ると答えた子どもも20年前に比べ12.9%減少していたと言う結果が出たそうです。 【調査方法】首都圏(東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県)の小学生の子どもをもつ母を親調査対象に2015年5月15日~18日(前回:1995年5月1日~5月20日)の期間中インターネットにて調査(前回:調査票を用いた留置法)、有効回答数330サンプル(前回:300サンプル) ドングリランドの森づくりでは、ノコギリを始め、クワやスコップを使って土を掘ったり、トンカチで打ったり、様々な道具を使いながら、里山の暮らしと森林の繋がりと手入れを楽しみながら体験して頂き、参加者さんからは、「竹の切り方、ノコギリの使い方、枝の落とし方や切り方によって危険な事など沢山教えて頂けました。」「自然を感じながら心地良い汗をかけました。」「他の参加者とコミュニケーションを取りながらいい運動が出来ました。」「市街地から近い場所で自然と触れ合える貴重な場所」「家族と楽しめる良い機会でした。」「日頃出来ない事が体験出来て楽しかったです。」「子供の元気に活動する姿が見られて良かったです。」といった感想を頂いています。 森の中で、家族や参加者さん同士で助け合いながら行う作業の達成感や爽快感は、他では得られない貴重な体験や学びとなってくれていると感じています。 今回の本をきっかけに、子どもたちがどんぐり生える森への一歩を踏み出す事が出来たら、次の一歩を、そしてまた次の一歩を歩み、森林を知り、私たち日本人が里山の暮らしの中で育んできた知恵や技術、世界的な評価を得ている里山循環型社会について知って欲しいと思っています。 次回のドングリランドの森づくりは、11月9日(土)シイタケのほだ木作り、12月14日(土)炭焼きクラフト作りを予定しています。 多くの方にご支援頂き、目標額達成まであともう少しの所まで来る事が出来ましたが、クラウドファンディング終了までとうとう残り10日を切ってしまいました。どうぞ私たちの活動にご支援下さい。よろしくお願い申し上げます。





