2021年。私たちコルポナは、日本青年会議所が主催する『グローバルユース国連大使育成プロジェクト』に講師として参加させて頂くことになりました!全国から集まった高校生を対象に、国際社会と地域をつなぎ、持続可能な社会を導くグローバルリーダーを育成していくプロジェクトです。実は、昨年の同プロジェクトにもご縁があって、私綿貫と稲川も参加させて頂きました。その時は大学院生チューターとして、高校生の側でプロジェクトの進行をサポートさせて頂きました。今年はありがたいことに、さらに深く関わらせて頂く機会を頂き、6月にはコルポナのオリジナル授業を2コマ実施、8月にはなんと国内研修の企画を任して頂けることになりました。バングラデシュの活動経験を通じて学んだことを面白く、そして奥深く全国の人たちに届けたいという想いから今回クラウドファンディングを実施させて頂いていますが、こんなにも早く大きなチャンスを頂けていることに、感謝の気持ちでいっぱいです。「国際協力版高校生クイズをしようかな~」「脱出ゲームの要素を入れながら、これからの時代に必要な力を身につけてもらおうかな」「バングラデシュとつないでバーチャルスタディ―ツアーも組み込みたいな」国内研修のアイデアが溢れすぎて、なかなか決め切れていないですが、多様な価値観が集まる時代に、溺れない強さと溺れさせない優しさを磨き上げる!このコンセプトだけはぶらさず、最高に面白い企画を考えたいと思います。これからとんでもない化学反応が日本中、いや世界中で起こっていくんじゃないかと、本当に今からワクワクが止まりません!!トリハダも止まりません!クラウドファンディング終了まで、泣いても笑っても残り3日間。現在、目標金額の76%まで来ました。このクラウドファンディングが、これからとてつもないエネルギーとともに世界中をワクワクさせていく。その第一歩として最後まで駆け抜けたいと思います!あと少し、あと少しだけ、どうか皆さんのお力を貸してください。綿貫竜史コルポナ共同代表
ついに、掲載終了まで残り4日になりました。皆様の温かいご支援に支えられて、ついに達成まで73%のところまで来ることができました!本当に、本当にみなさんの温かいご支援に感謝しております!さて、コルポナは若いメンバーが集っていることもあり、しばしば議論をすることがあります。以下は、ある日の様子です。改めて、コルポナらしさを追求していく上で振り返ってみました。ぜひお読みいただけたら幸いです。メンバー同士の飲み会の最中、ふとこんな問いが投げかけれられました。ほろ酔い気分に包まれるなかこれが探求の旅の号砲となりました。「学問とは、国際協力とは、コルポナとはなにか?」哲学とは、学問とは学問的な定義はさておき、「哲学」とはあらゆる学問の源流であり、知の営みそのものです。そして一方で「思想」とは、主観的な意見が組み合わされた知の活用であると考えます。どちらが欠けても学問の発展は停滞してしまいます。双方が絶妙に組み合わさることで、学問の発展に寄与しているはずです。そしてこれらに刺激をうけた学問が目指すものは「未来」を見ることです。歴史学や考古学など一見過去に目を向けたように見える学問でも、それは過去を理解することで人類や地球の未来を見ようとする営みが存在します。つまり、「あらゆる学問は「未来」を見据えているのではないか?」という結論に至りました。すると学問の世界にいる私たちもおのずと未来を探求していることになるでしょう。国際協力とはそこから議論は移り(酔っていたため詳細が飛んでいるのが悔しいところです。)次に国際協力とは何だろうという話題になりました。これまもた長い時間をかけてメンバーそれぞれが考え続けているものです。答えは人それぞれのものがあるとは思いますが、私たちの答えは「想像」でした。共に安心して暮らせる社会を形成していくための第一歩は、自分以外の何かに寄り添うこと、つまり「想像」することからはじまります。理性によって他者(モノも含め)を想像することが、他者と資源や空間を分け合って生きていくことが必要だという気付きを与えてくれます。こうした営みはあらゆるレベルで行われるべきであり、最終的にはその行動の集合が地球の未来を決定づけていきます。たとえどんなに小さなことでも、意味がないことは決してありません。ごみをひとつ減らすことでも、友人にあいさつをすることにも大きな意味があります。それらの行動はすべて他者や未来を「想像」することからはじまることになります。そしてこれが積み重なり、ある分野において「創造」が生まれたところを、国際協力というのでははないでしょうか。だから国際協力は「想像」からはじまると思っています。倫理とも訳すことができるかもしれません。そして、その想像が他者との共存の礎となり、社会を社会たらしめる要素となっていくはずです。国際協力から国際想像力へ「想像」ができるようになったとき、実はすでに国際協力の大事な一歩目を踏み出しているのかもしれません。国際協力をここではより明確にするために「国際想像力」と呼びましょう。国際協力はこれまでアクションから始動することがよくありました。そのアクションの意味を後付けするように国際協力という概念が使用されることが多い気がしています。しかし重要なのは、まず初めに想像を行うこと。私たちの先にいる誰かを想像し、何ができるかを想像し、そこでアクションしている自分を想像することが大切なのです。私たちコルポナも、想像力から国際協力というアクションへ向かうことを大切にしています。だからこそ「国際想像力」という言葉をあえて使うことにします。 そしてコルポナは、研究・学問分野の経験を生かした客観的な知の探求(哲学)と、現場での葛藤を経験してきたことによる国際協力への自省(思想)を追及することで未来を見据え、「想像」を社会へ、未来へ伝播させていくことを目指しています。これこそが私たちが「コルポナ(想像)」たる所以です。
これからの時代に必要な力を身につける。この意味をずっとずっと考えていました。これからの時代とはどんな時代なのか?これからの時代に必要な力とは何なのか?僕なりの答えはこうです。多様な価値観が集まる時代に溺れない強さと溺れさせない優しさ。これこそが、これからの時代に必要な力だと思います。自分とはだれか?何のために生まれてきたのか?幸せとは何なのか?これらを思考し続けることで、揺るぎない自分を見つけ出すこと。これこそが溺れない強さを身につけるうえで重要だと思います。以前記事にも書いたように、バングラデシュの幸せをおすそ分けをする文化を体験した時、自分にはすでに人におすそ分けできるだけの幸せがあることに気付きました。価値観があふれる社会の中で、「足るを知る」ことに気付けたことが揺るぎない自分を導いてくれた気がしています。溺れさせない優しさとは、相手に寄り添う工夫力を磨き続けることだと思います。困難に直面した人と、同じ方向を向きながら伴走していく優しさ。制約を共に体験し、共に工夫を見出していく優しさ。相手に寄り添う工夫力こそ、優しい社会を見出す重要なきっかけをつくります。会うたびに「家族は元気かい?」と声をかけてくれるバングラデシュの人たちの優しさ。道端に転がる石ころ一つでクリエイティブな遊びを発想するこどもたちの工夫力。バングラデシュの人たちから与えてもらったものの価値は計り知れません。私たちコルポナが実施する授業では、多様な価値観が集まる時代に溺れない強さと溺れさせない優しさを磨き上げます。『工夫のアイデアと罠』『制約、工夫、そして多様性』『なぜと聞かないコミュニケーション』現在提供している3つの講座では、これからの時代に溺れさせない優しさを磨きます。そして、これから製作を開始する「思考力編」のシリーズでは、バングラデシュの文化を通じて幸せとは何かを考え、あらゆる価値観に溺れないための論理的な思考力を磨いていきます。まだまだ未熟な私たちです。それでも、今持っている最高のものをお届けできる自信があります。この活動を続けながら、強さと優しさを皆さんと一緒に磨き上げていく意志があります。そして、この活動を一緒に続けていく仲間たちがいます。どうか、、どうか、少しでも私たちの想いがこのプロジェクトを通じてたくさんの人たちへ届きますよう。最後まで走り抜けさせてください!クラウドファンディング終了まで残り5日。現在、目標金額の63%を達成。改めて、ここまで温かい応援を頂き本当にありがとうございます。残りの5日間、死力を尽くして戦い抜きます。引き続き応援の程よろしくお願い致します。綿貫竜史コルポナ共同代表
皆さまこんにちは。KOLPONAの稲川望です。昨日の綿貫共同代表のエッセイに引き続き、本日は私なりの思いを残してみることにしました。日本における国際協力活動は、タイトルにあるように、「空間を超えた学び」としての価値をもたらし、それは現代にとって空間的に普遍なものだと考えています。一般的に国際協力と括られる分野は、次第に専門的な知識と人材のキャリアという認識を帯びはじめています。もちろんそれも一つの切り取り方ではあると思いますし、日本語においては政治的な文脈から生まれた用語であることを考慮すると、それもまた一つの適切な帰結なのかもしれません。しかし一方で国際協力には、もう一つの側面がまだ生きていると感じています。他者に自らをさらけ出し、協働の中に互いを分かち合う感覚です。それは、〇〇人や〇〇教という枠組みをこえ、一人の友人として、または心を支えてくれる存在としてそれぞれの人生に影響を与えます。KOLPONAは、比較すれば明らかに後者を中心的な価値観におく存在です。キャリアとしての実績で誇れるものはそれほどありませんが、その代わり、現場で、素朴に汗を流してきた人たちが集っています。だからこそ、伝えられるものは空間的に普遍的であると考えています。なぜなら、あらゆる社会的・政治的・経済的影響をかき分けて中心部へと潜っていくと、そこにあるのは1対1の人間関係が見えてくるからです。これこそが、我々が経験した学びは日本でも同様に価値が存在する、と強く思う理由です。時を超え、空間を超えて分かち合うものがあるはずです。最近勉強をはじめた「現代アート」は難しい概念で、定義は非常に哲学的になります。これを私なりに定義すると「同時代を生きる人々にとって必要とされる価値観や課題に、影響を及ぼすことができる理念を含んだ人為的産物」なのではないかと考えています。私は、KOLPONAの国際協力教育事業もこれと本質的には似通ったものなのではないかと考えています。つまり、同時代を生きる人々が人との共存のあり方を模索する限り、私たちの活動は価値を提供できる、ということです。やや肩肘張った文章になりましたが、たまにはこんなことも書いてみたくなりました。最後までお読みいただいた方々、ありがとうございました。
学んだことに楔を打ち込む。バングラデシュで学んだことは、日本に帰って何をするかによってその姿を変えていく。これは、私が1年間活動をさせて頂いたNGOエクマットラの代表である渡辺大樹さんから頂いた言葉です。この言葉は今でも大切にしていて、ふとした時に思い出しながら、バングラデシュでの学びを風化させないようにしています。最近、コルポナとして授業をいろんな場所でさせて頂く中で、「楔を打ち込む」という事がなんなのか少し分かった気がしています。これまでずっと、学んだことをノートやメモに残して忘れないようにしておく。これを「楔を打ち込む」だと思っていました。最近は、学んだことを「誰かに伝える」ことで、その学びに楔が打ち込まれていく。そんな気がしています。「誰かに伝える」過程で見出す新しい気付きや学びが、これからのバングラデシュでの活動をより一層磨き上げていく。単に学んだことを忘れないようにすることが「楔を打ち込む」ことなのではなく、学んだことを磨き上げていくことが「楔を打ち込む」ことなんだと改めて実感しました。 バングラデシュで得た学びに楔を打ち込みながら、一生バングラデシュのことを学び続けていくためにも、「誰かに伝えていく」というアクションは必要だと信じています。だからこそ。いま私たちがやっている活動に自信を持って取り組んでいこうと思います!クラウドファンディング終了まで残り7日間。現在までに42名の方に、413,400円のご支援を頂いています。最後の1秒まで決してあきらめません。もっともっと私たちの活動をたくさんの人たちに知って頂くために、最後まで走り抜けようとおもいます!!!最後までお読み頂きありがとうございました。コルポナ共同代表綿貫竜史