小話第24話は「オノマトペ」をお送りします。日本語には沢山のオノマトペがあります。「風の音」を表す音にも「ピー」、「ヒュー」、「スー」、「ゴー」、など。2音重ねて「風がヒューヒュー吹いている」で、なんとなく情景が浮かびます。なんでこんなに多いんだろうと、「ググッ」てみたら、日本語の音の使い方が、他言語よりも少ないために、多くなったとありました。(そうなんだ!)('_')そして、中国では、子供の頃 「ミンちゃん」ならば、「ミンミン」と、家族や友人から呼ばれます。なので、「シンシン」と呼ばれていたパンダの本名は「シン」だと思います。愛らしいパンダは、誰から見ても珍しいし、身近に感じたいので、中国の子供を呼ぶスタイルで命名されたのかと。私の名前は漢字2文字で「空見」と書きます。中国語読みは「こんじぇん」。近しい感じで呼ぶなら「こんこん」になるはずですが、中国の中学でも語学学校でも呼ばれたことがありません。中学生はもう1人の人間としての扱いになるからかもしれません。('_')オノマトペを調べていたら、話が脱線しました。今週もお付き合いありがとうございました。素敵な週末をお過ごしください~☆Have a nice weekend!
小話第23話「アボンとボウリー」ある日アボンは森の中のブランコで得意な歌を口ずさみながら揺れていた。風がふっと吹いた。どこから鳴っているのか、プツンッという小さな音を丸いセンサーに感じたアボン。ふりむくがなにもいない。またブランコを揺らしていると、目の前に虹がかかっていた。森に霧はよくかかるが虹は珍しい。さっきの小さな音はこの虹のせいかなと、森に久しぶりにかかる虹をじっと眺めていると、またプツンッと音がする。今度はベロに、プツンッ。胸がとてもドキドキする。森の近くには大きな湖がある。センサーの反応、虹、ドンドンと速くなる鼓動。湖に白鳥がきてる?まだ4月なのに?と湖の方へ歩きだすアボン。かかった虹はすぐには消えない。湖に行くには彼の家から続いている8本ある道の3番目の道をくだる。湖面を見渡せる場所にはすぐに着く。いつもは透明な湖が虹色になっていた。また風がふっと吹いた。アボンがきた道をふり返ると、そこにボウリ ―が立っていた。 「やあ!ボウリー!僕だよ!またここで君に会えて嬉しいよ!!」アボンは満面の笑みで晴れ晴れとボウリ ―に挨拶をする。ボウリ ―は少し照れくさそうに目を閉じながら手を差し出した。森の妖精と湖の妖精が出会う時、森には虹がかかり、かかった虹は湖に映り、それらは反射され、閉塞されていた世界が再びクルクルと動き出す。※5年ほど前に、書いたものです。この小さなストーリーを曲をつけて歌にするのも私の夢です。
小話第22話「風馬(ルンタ)」1985年に中国で家族旅行をしていた時のことです。四川省からバスを利用して、陸路でチベットへ向かいます。四川省はチベット族の人が多くいます。バスが山間の頂上付近を通過すると、乗客は、みなカラフルな紙を手に取り、車窓からお祈りの言葉とともに、バスの窓から撒きます。そして、山頂付近(4900m)では撒かれている紙と同色の旗、風馬、がはためいています。風馬とは、5色で五大 (天・風・火・水・地、 )を表す旗で、チベットのシンボル的な存在です。現地では、ルンタとかタルチョーと、呼ばれています。このルンタは、高いところには神様がいると信じられているチベットではよく見られます。寺院にも必ずルンタがなびいています。5歳だった私には、「夢の中にいるのかも。」と錯覚するほどに日本の風景とかけ離れていて、今でもたびたび思い出す光景です。当時、海外旅行者が、中国からチベットに入る方法は、四川省から空路で「ラサ」に渡る方法しかありませんでした。(許されていなかった)なので、当然、陸路では、チベットのラサまでは行くことはできず、途中、私達家族は、四川省へ引き返すことになります。当時の中国は、海外の人へは開放できない場所が多く存在していました。本当の秘境ですよね。今もありそうですよね・・・・・ルンタがはためいていた高山で、ものごころつく前に、チベット宗教を体験できたこの思い出が、今の「宝物」になっています。あなたにも宝物はありますか?それはどんな宝物ですか?SEE YOU TOMORROW☆
第21話「合格通知」お付き合いくださりありがとうございます。今週もよろしくお願いします☆(*'▽')今日は、ずっと通いたかった通信大学の念願の合格通知が届きました☆「4月からまた学生だ☆めちゃくちゃ嬉しい☆」この一言に尽きるのですが、封書が簡易書留で届いた時にはドキドキ・・・(真顔・・・)開けるの怖い~なぜなら、通信制での大学でも落ちる人は結構な数いると聞いていたので不安感いっぱいで恐る恐る封を開けてみます。最初に入ってきた文字は「学費納入のお願い」でした。ということは・・・(まだ真顔・・・)と、青い紙が入っています。(おぉ!合格って書いてあるぅ)(*'▽')真顔から、笑顔になりました。そんな訳で4月末には入学式があり、初夏にはスクーリングも始まり慌ただしい1年が約束されてしまいました。いや、4年間。4年間で卒業するのは難しいと言われている通信制大学ですが、がんばって4年で卒業しようと考えています☆(*'▽')ドタバタする予感しかありません。でも、先に進める道ができて良かった☆今日は春の嬉しいお知らせが届いてほっと安堵した一日でした。それではまた明日~☆
第20話「青森県八戸市」わたしKUMIは広島県呉市で産まれました。文字通り、産まれただけで、すぐに父方の実家の青森県八戸市で幼少期を過ごしました。通っていた「テレジア保育園」では毎朝お祈りの時間がありました。「父と母と精霊よ、南おりてアーメン」目を閉じて、お祈りをするのですが、何を思ったか、ある日、ずっと目をあけっ放しでいたわたしは、先生に怒られて、外に出されてしまいました。第一反抗期だったのかもしれません。目を閉じて、じっとお祈りの言葉を聞いているのは、小さな私にはハードな時期でした。音楽会や運動会の記憶がうっすらあります。うっすらあるのは、小学生になってから当時の写真を見て、「こんな時期があったんだ〜」と再確認できたからです。写真がなかったら、多分覚えてなかったと思います。家にある写真アルバムで、過去を追うことができるので、「こんなことあったんだ〜」と思い出す一助となりました。写真がなかったら、通っていた保育園も思い出せないし、経験した沢山の事の記憶があやふやすぎて、今の自分がなかったのではないか?と、恐怖です。父と母に感謝です。そんなわたしも、今は親なので、「大きくなったら、また一緒に見たいな〜!」と。子供の姿を写真に残します。最近は写真を印刷しなくてもデータで保存できたり、スマホでカメラ機能が使えたり、便利になりました。(*^^*)昔は、ネガを写真屋さんへ出してプリントしていました。そういえば、実家にも暗室がありました。今はもう使っていませんが。父と母と精霊よ、南おりてアーメン(*^^*)明日、明後日はお休みになります。素敵な週末をお過ごしください☆Have a nice weekend!