3月15日（火）18：30から、せやろがいおじさんのYouTubeラジオ「コネラジ」につるたまがゲストとして出演いたしました。ラジオ内では、「若者にこそ必要であるのに、その子たちに届いていないことは問題」「『今困っている人がいる』という視点を常に持つことが大切」「緊急避妊薬を普及すると同時に、さまざまな避妊法のアクセスを底上げしていくことも重要」と、改めて緊急避妊薬の必要性、重要性についてお話させていただきました。アーカイブはこちらからご覧いただけます。クラウドファンディング終了まであと9日！現在、822人の方から、計7,827,000円のご支援をいただいております。ご支援いただきました皆さん、誠にありがとうございます。目標の2000万円まで9日間で一気に駆け上がっていきます。ソウレッジでは、クラウドファンディング「“緊急避妊薬と性知識“で、若者に人生の選択肢を届けたい！#わたしたちの緊急避妊薬」を実施しております。今困っている若者たちを助けるため、そして未来の子供達が妊娠不安に陥ることのない世の中を作り上げていくための大切な一歩となるプロジェクトです。ぜひ、応援をお願い致します。クラウドファンディングのページはこちら！

クラウドファンディングページを読んだ方から寄せられた質問とその回答を、みなさんにもお伝えさせていただきます。—外に出したら緊急避妊薬を飲まなくても大丈夫？少しでも男性器を膣内に挿入した場合、妊娠の可能性は否定できません。「外に出す」というのは、「コンドームを着けずに挿入し、射精の瞬間に膣から男性器を抜く」ということですが、これでは避妊をしていることにはなりません。射精の前にも精子が漏れ出ていたり、射精のコントロールが難しい場合もあるため、「外に出す」で妊娠の可能性が低くなることはありません。ちなみにですが、これと同じ理由で「コンドームを射精の瞬間だけつける」ことも避妊には繋がりません。避妊を望むならコンドームや避妊薬等を正しく用い、妊娠の不安のある性行為後には緊急避妊薬を内服することを検討してください。

クラウドファンディングページを読んだ方から寄せられた質問とその回答を、みなさんにもお伝えさせていただきます。—緊急避妊薬で性病って防げるの？緊急避妊薬は妊娠を防ぐための薬であり、性病は防げません。性病を防ぐには、・コンドームを使用する・自分自身もパートナーも性病検査を受けて、感染のないことを確認してから性行為をすることが大切です。（※感染している場合はすぐに治療しましょう。）検査したい場合は保健所や病院に行くのが一般的ですが、最近では通販でも検査キットの購入ができるため、気軽に検査できます。保健所は身分証がなくても検査が受けられ、かつ匿名で検査してくれるところも多く、無料なので若い人には特におすすめです。パートナーと一緒に検査に行ってみるのも良いですね。

クラウドファンディングページを読んだ方から寄せられた質問とその回答を、みなさんにもお伝えさせていただきます。—緊急避妊薬の仕組みってどうなってるの？まず妊娠が成立するしくみを整理しましょう。女性の体内で卵子が卵巣から排出されることを排卵といいます。排卵された卵子と精子が結合し、厚い子宮内膜に潜り込むことで着床が完了します。（妊娠に備えて子宮内膜は厚くなります。しかしある一定の期間受精卵の着床がないと、この子宮内膜は剥がれ落ちて体外に排出されます。これが月経です。）こうして妊娠が成立します。緊急避妊薬は、服用後平均5日程度排卵をストップさせる作用があります。一般的に、精子の寿命は平均2.3日と言われているので、精子が子宮にたまっている間、排卵を抑制することで受精を妨げる効果が期待できる仕組みになっています。ただ、すでに排卵してしまっている場合や、排卵の抑制が間に合わない場合などは、妊娠の可能性が高くなります。そしてもう一つは、緊急避妊薬は排卵の抑制と同時に、子宮内膜を薄くして、受精卵が着床しにくくなる環境をつくる効果もあります。この二段構えの作用により、8割という高い避妊効果が実現されているのです。

クラウドファンディングページを読んだ方から寄せられた質問とその回答を、みなさんにもお伝えさせていただきます。—緊急避妊薬をもらいに病院に行ったことを家族に知られたくないのですが、家族に知られずに緊急避妊薬って手に入れられるの？今の日本では、緊急避妊薬の保険適用はありません。つまり、受診に保険証がいりませんから、家族にバレずに薬をもらうことは可能/不可能で考えると、可能です。サポートが必要な方にご家族が寄り添えるならそれが1番いいと思いますし、このような薬を使う状況を知らせてもらえないことでご家族が不安な思いを抱えるのもわかります。ですが、家庭内で性暴力や虐待を受けていて、家族に相談できない環境にいる方もいらっしゃるのが現状です。だからこそ、「家族の承諾を得なくても緊急避妊薬がもらえる」というのは、若い方の安全を守る上で大変重要なことなんです。家族の承諾を得ることが必須の条件になってしまうと、「家族と話す時間をとる」「家族に話す勇気を出す」過程が生まれることもあるでしょう。緊急避妊薬は妊娠の不安のある性行為後３〜５日以内に内服することで効果が期待できる薬ですが、上記の過程を踏むには、３日〜５日という期間はあまりにも短い。そのため、まずは性行為後すぐに緊急避妊薬を内服し、その後話したいと思ったタイミングで家族に話す、という選択肢があってもいいと思うのです。