5月10日の収穫に合わせてヤンゴンからマンゴー園に出発です。三つ問題があります。私の同居人の愛犬GUGUを連れていけるかどうかです。いろいろ考えましたが、今回はヤンゴンの友人に預かってもらうことにしました。とても臆病で寂しがり屋ですが、仕方がありません。一番の問題は、800㎞近くもある距離をどうやって行けばいいかです。最初は車を考えましたが、2月に「大活躍」した車は疲れきっていて長距離を走るのはむつかしそうです。検問もたくさんあって女性一人の車での移動は危険だとアドバイスがありました。【ヤンゴンからマンゴー園があるヤサージョ町へ】https://goo.gl/maps/WdE7LqEwTmHg5YZj6日本の友人から、「みんなでカンパするから飛行機で行けば」の一言で、問題は解決!自由な空に検問所なんか作れないですよね!飛行機で1時間、車に乗り換えて4時間。日本からもらった「ドライマンゴー製造レシピ」のビルマ語訳も済ませましたよ!!農園に入ってしまうと、インターネットは全く使えません。テスト収穫の写真は農園のスタッフが、1日かけて車で私のいるヤンゴンまで届けてくれました。マンゴーの収穫からドライフルーツの製造まで日本のみなさんに伝えられなくなってしまう?どうしよう?何か方法は?
昨日マンゴー農園の人たちと話したのですが、中国向け輸出はやめることにしました。買いたたかれて、何の利益にもならないからです。それよりも、頑張って全力で美味しいドライマンゴーを作ろうということになりました。4月末には農園に到着するはずのドライヤー(乾燥機)がまだ到着しません。メーカー側が、800㎞もある距離を無事に配送できるか心配しているのです。途中にいくつもの検問があり、没収される危険もあります。相談の結果、5月15日配送と決まりました。マンゴーの収穫と乾燥機設置までどうしてもタイムラグができてしまいます。マンゴー乾燥機が使えるまで、製糖工場の乾燥機を優先的に使わせてもらえることになりました。アニャトウ村で採取した糖液は、この工場で砂糖にしています。マンゴー農園、パルミラヤシの林、さつま芋畑。ここでの農作物は、椰子花蜜糖、ドライマンゴー、干し芋などに加工されます。製糖工場の乾燥機と今度入るドライフルーツ専用の乾燥機。地域の農民が仕事を通してみんなつながっている?!
椰子花蜜糖の主要生産地ヤサージョ町でも椰子花蜜糖の輸出ができず、農民たちの仕事がなく、食糧難が深刻になっています。ドライマンゴーの製造と並行して、さつま芋栽培をすぐにでも始めたいと思います。さつま芋は荒れた土地でも、肥料も使わず、簡単に栽培できます。5月に作付けすれば、9月には収穫できます!1個のさつま芋から、100個収穫できます!スタートはアニャトウ村の共有地。村民みんなで植えていきます。ミャンマーには耕作していない土地がたくさんあります。2,000万人が飢えないだけのとても広い土地です。日本の友人の皆さん!さつま芋を買い付ける費用を寄付してもらえますか?栽培して何十倍のお芋で恩返しをします!日本の友人が「さるかに合戦」という昔話を紹介してくれました。柿は、サルさんのように食べてしまえばそれで終わりですが、カニさんのように種から育てていけば何十倍もの収穫ができる、というお話??です。さつま芋は4か月で収穫できます。
5月1日 ヤンゴンでは、いま市民は息をひそめています。希望を失ってはいませんが、食糧危機が迫っています。物々交換所ができたり、貧しい高齢者が卵を数個、通りすがりの青年に配ったりしています。お金持ちの人たちも毎日寄付をしています。(編集者註:ロイター報道4/22「ミャンマーで食料不安が深刻化、数百万人が飢え直面も=国連」を参照ください。モオ マ カさんは、ヤンゴン在住で、当初は4月末にヤサージョ町に入る計画でしたが、ヤサージョ町に入ると直接日本と連絡できなくなる可能性があり、ヤサージョ町からヤンゴンの知人経由でナチュラレッサと連絡をとる方法を確認中。諸々条件が整えば、5月6日頃に空路でヤサージョ町入りを予定しています。)
4月30日 日本の「ナチュラレッサ」と無添加ドライマンゴーの製造レシピの確認をしています。ミャンマーで一番おいしいドライマンゴーを作れるように頑張ります。この仕事でなるべく多くの人と一緒に仕事ができればうれしいです。