「いけす」予告編の動画を作成しました。忘れてはならない事実。50年前の社会背景そのものは母親を苦しめた。その事実を知ることで私たちは今の当たり前を幸せに感じるかもしれない。どうぞ、「いけす」をご覧ください。ひとりでも多く、そのことを知ってもらうべきである。何か「普通」で何か「当たり前」なのか?生きることのすばらしさを感じ取って頂きたい。みきまる座 安藤美紀
「桃と桜」は全国の聞こえない子どもを持つ親へ送る作品でもあります。私の母は私を一人で育てながら花を愛していました。母にとって花は癒しそのものでした。家の周りには花がたくさん咲いていました。朝、起きて花を眺めていた母。花に手を触れ、花に声をかける。私のことをある花にたとえていました。ある花とは?聞こえない私に言葉を覚えてもらいたくて、この花を庭に植えた。そのエピソードをあなたに聞かせてあげたい。春がくれば春に咲く花を覚えさせられる。夏がくれば夏に咲く花を覚えさせられる。秋がくれば秋に咲く花を覚えさせられる。冬がくれば冬に咲く花を覚えさせられる。繰り返し、母は私にいろんな花を年中、語るのだ。
岸田奈美さん。小学館から本「家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった」発売しており、いろいろと役に立たないことを披露している注目の作家です。 Official WEB→https://kishidanami.com/私は彼女の文章力に一目惚れしたんですね。。。彼女と出会ったのは6年も前になりますが、笑顔の素敵な女性でした。そして仕事ができるキャリアーウーマンだった。「いろんなお仕事を器用にできるのですごいね、」と私は彼女に伝えた。「いやいや、そんなこと言わないでください~。私はこれでも!不器用なんですよ」とはっきりモノを言う。遠慮せず、いろんなことを機関銃のように私に放ってくる。それも全然痛くない言葉で、むしろ、浴びたいと思わせるほどの言葉なのだ。な、なんだ!この感覚。「もっと言ってくれ~」と私は彼女と話すのが好きになってしまうほどだった。そのお母さまにあたる岸田ひろ実さんは私と同じ年齢とは思えない・・・若く、女子高生みたいなパワフルな方。たまに近所でばったり会っちゃう。「あれ?岸田ひろ実さんかな?でも若い後ろ姿だから、間違えたらどうしょ~」と思ったら彼女が振り向いた。そして手を振る。「安藤さぁ~ん!!」道の真ん中で私を呼ぶんですよ。「後ろから見たら若い子かな?と思ったんよ」と言ったら「わー!!うれしい!もっと言ってくれ~」なんちゅう無茶ぶりだ!とウケたけど、もう遠慮せず、お話が進んじゃう、不思議なキャラです。そんな彼女の娘が岸田奈美さん。岸田奈美さんが作った小説「家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった」もう、これは読み終えてしまうと、すっきりしてしまうんです。たまにテレビをつけると奈美ちゃんがコメンターとして出演しているとなんだか、おばちゃんみたいに「奈美ちゃ~ん・・・なんか、肌がきれいになったみたいだね!あ!!今日もいい言葉が言えたね。これはまた出演オファーが増えるわ!」うれしい気持ちになってしまいます。(完全に奈美ちゃんおたく)私は奈美ちゃんのファンで、彼女が書いた小説を全部読みます!これを読むと幸せな気持ちになれます。そしてハードスケジュールでテレビ出演で大変な中、奈美ちゃんから応援コメントをいただいて世界一幸せな安藤美紀です。
「誰も悪くないよ」そんな私を慰める言葉がある。鹿児島県にある旧串木野港に足を運ぶと、私は遠い記憶にからむ。52年前、障害を持って生まれた私をこの海は助けてくれた。当時の社会がもたらした差別が私の母を苦しめたが、同時に母を強くさせた。この港に足を運ぶと、私は遠い記憶にからむ。私の親戚一同はこの海で多くの涙を流した。ここは私の生きる原点でもあり、私の心の故郷です。私は母が亡くなったあと、「いけす」という作品を創った。なぜ「いけす」なのか?その答えがわかるとあなたは涙を流すかもしれない。
「絵・文字・手話・歌で奏でる舞台「いけす」と「桃と桜」をオンライン配信したい!」プロジェクトオーナーの安藤美紀です。残り、あと26日となりました。皆様にお願いがございます。【応援しています!いいね&シェア歓迎!】https://camp-fire.jp/projects/view/440688目標まであと66万円!MAMIEのみきまる座がクラウドファンディングに挑戦しています。もし、障害のある子が生まれたら・・・。あなたはどう受け止めますか?50年前の実話を元に絵・文字・手話・歌で奏でるユニバーサルデザイン舞台をオンラインで見せたい!●「いけす」60分・・・・鹿児島県のある港の近くで生まれたわが子は成長が遅く、村の人は「呪われた子」と呼ぶように。母親が悩みに悩んだ行動とは・・・?●「桃と桜」60分・・・母親はわが子のためと、30年も過ごした町から離れる。母親は心を鬼にしてわが子に「ことば」を教える。全くきこえない、しゃべれない子はどうやって言葉を獲得するのか・・・?一人でも多く、観てもらえたら・・・と思います。きこえないことって?知ってる方も知らない方も観てもらいたい。聞こえない子が「ことば」を知り、覚え、発音するというのはどんなことか?手話はなぜ「使うな」と言われたのか?きこえない子を取り巻く家族はたくさん涙を流した。それでも家族は生きた。生きてきこえない子を育てた。その事実を知ってもらえたら・・・と思います。