浅草のChapter Two Tokyoというゲストハウスの1階に、クルド料理を中心とする中東料理店を立ち上げたえーちゃんこと Erika Yamato Ueda さんから、応援メッセージをいただきました。鋸南エアルポルトのプロモーション動画を作ってくれたのもこの上田夫妻です。そっぽを向かれたり、「ワケがわからない」と言われたり、石を投げられたり。 プロジェクトオーナー・Kyo paxiというこの人物は、「理解不能なものに対する恐れ」を全身に浴びてきた。しかし、理解不能だった「パクチー料理専門店」は大繁盛し、くさい葉っぱ代表「パクチー」は今や街のスーパーでも普通に並ぶ存在となった。 もちろん、彼の打ち出すコンセプトを理解し、共鳴する人も一定数存在したことだろうが、大きな変化へとつながったのは「なんかよく分からないけど楽しそう」と感じる人が多かったことだろう。世の中はそんな感じで変化していく。鋸南エアルポルトもそうだ。チーバくんの丹田あたりに位置する、どう考えても行くのがめんどくさそうなロケーションなのに、よっこらしょと行ってみると、必ず誰か(鋸南内外問わず)がいて楽しそうにコワーキングしている。そこでのひと時を経験すると、その理由がわかる。「なんか・・・楽しい!」 この「なんかよく分からないけど楽しい」を生み出すことに関して、そして、その連鎖を生むことに関して、Kyo paxiは天才だと言う他ない。 さて今回のプロジェクト。 縁もゆかりもなかった鋸南に鋸南エアルポルトを作り、酔狂なイベントを次々と立ち上げて多くの人を巻き込んできたKyo paxiが、いよいよかねてから頭取を務めてきた「パクチー銀行」本店を保田駅前に作るというのだから、聖地感がいやますことは確実だ。 と言いつつ、私はというと、パクチーを殊更に愛しているわけではない。にも関わらずこのプロジェクトに関わりたいと思うのは、「パクチーはメディアだ」という、Kyo paxiのコンセプトに大いに共鳴しているからだ。 このコメントを書いて数日経ってハッと気づいたことがある。1日に何度もコリアンダーシードやコリアンダーパウダーのケースを開け閉めしているではないか。3日に1度は料理にパクチーを使っているではないか。「私はというと、パクチーを殊更に愛しているわけではない」と書きはしたが、愛しているという自覚がないままに、かなりパクチーを摂取していることになる。「好きだから食べる」などと言って、一度立ち止まって思考し、選択する段階では最早なく、実はパクチーの摂取が習慣レベルにまでなってしまっていたのだ。「パクチー銀行」が扱うのは、貨幣という幻想ではなく、パクチーという実体。それを通じて得られるものを1つ挙げるとすれば、「なんて自由なんだ!」という感覚だ。 大げさなように聞こえるかも知れないが、騙されたと思ってKyo paxiという人に関わってみてほしい。 自分でも気づかないまま、壁の中で生活していることに気づかされるはずだ。 常識に閉じ込められた自分を解き放ち、自由になれる。世界の見方が変わる。さあ、誰にでも気軽にその変化へアクセスできるチャンス到来!
「パクチー銀行」の instagram アカウントを作りました。https://www.instagram.com/paxibank/記念すべき最初の投稿は、改装前の館山信用金庫保田支店跡地の写真です。instagramを持っている方、ぜひフォローしてくださいね。また、このアカウントについてお知り合いに伝えてもらえると嬉しいです。---------------------銀行跡地が空くと知って、パクチー銀行をリアル店舗で開く衝動を抑えきれなかった。When I knew that I could rent the former bank site, I decided to create my original bank.銀行のルーツは紀元前3000年の古代バビロニア王朝時代に遡ります。そして古代エジプトでは穀物がお金の役割をしていたとされます。The roots of banking can be traced back to the ancient Babylonian dynasties in 3000 BC. It is said that in ancient Egypt,grain served as money.これからは、パクチーがその役割を果たします。From now on, paxi (coriander, cilantro, dhaniya) will replace money.#paxi #paxibank #bank #パクチー #パクチー銀行 #banksy #PAnXi
昨日は、鋸南町のとあるお宅へ伺いました。改装予定の建物の土壁を提供していただいた方のところです。切り取った土壁は、パクチー銀行の内装の一部となります。駅から真ん前の正面玄関を入って最初に目につく場所に設置される予定です。クラウドファンディングの説明文にもありますが・・・。SOTOCHIKUとは、社会に散らばる古いものを新しい空間の素材として活かすこと。風雨にさらされた壁など、一見捨てるしかないと思われるようなものに価値を吹き込む手法です。誰かにとって不要なものを利用して、カッコいい内装を作るのが、パクチー銀行のパートナーであるグリッドフレームという会社です。その「不要なもの」をただもらってくるだけではありません。「不要なもの」に値段をつけ、その60%の金額をNPOに寄付します。そして、「不要なもの」を提供してくださった方は、後日領収証を受け取り、寄付控除を申請することで所得税の還付を受けることができます。内装の依頼者:時間が作り出した唯一無二の素材を手にいれることができるSOTOCHIKKU素材の提供者:所得税の還付を受けることができるNPO法人:寄付が集まる古いものを活用できるだけでなく、NPOの社会的活動もサポートできる仕組みとなっています。詳しくはこちらをご覧ください。https://sotochiku.com/donor/SOTOCHIKUは素晴らしいコンセプトだと初めて話を聞いた時に感じましたが、古いものが出るタイミング(家を壊す時、など)と内装をつくるタイミングがマッチしないとつながらないので、そこが課題になると思っていました。そういう物の流れを意識する人が増えることで、パクチー銀行の一側面としてSOTOCHIKUのショールーム的な要素を持たせたいと考えています。鋸南のお宅の土壁は、この仕組みによるNPOへの寄付の第一号となりました。僕も、寄付契約をする場面に立ち会うことができ、嬉しく思っています。そして、素材を提供してくれたご夫妻は、土壁の撤去から契約までの流れを一通り体験してみて、その流れを体感として理解してくれたようです。契約完了後、「親戚の家の◯◯が・・・」とか「今住んでいる近所にこんなものがあって・・・」と、さらなる素材提供の可能性を語ってくれました。同様の体験を積み重ね、SOTOCHIKU素材の流通を促し、「鋸南が宝の山になる」を現実のものにしたいと思います。鋸南で時間の経ったものが、東京その他各地で使われる日がだいぶイメージできるようになりました。町を歩いたり走ったりしてSOTOCHIKU素材を発見した人のために、SOTOCHIKUシャルソンというFacebookグループを用意しています。https://www.facebook.com/groups/656991205261508また、SOTOCHIKU素材を使って内装をしてみたい人は、パクチー銀行に遊びに来てくださいね!
昨日、南極のことを書いたら・・・。北極を想起して何人かが連絡をくれた。僕は南極大陸に行ったことはないのだが、北極には行ったことがあるので、今日はそのことについて書く。北極に行った一番の理由は「行きたかったから」に他ならないのだが、標題の通り、「地球のてっぺんはパクだった」と主張するための旅でもあった。どういうことかというと・・・。「北極点」というものがあることになっている。いわゆる北緯90°地点だ。「点」というのは、便宜上鉛筆で描く「ドット」だと思われているが、実は面積とか長さとかが存在しない。そこにそれがあるという概念にすぎない。北極点とされる場所に旗を立てるのは、実態のないコンセプトを見える化するためだ。ということは・・・。「北極点」は地球のてっぺんに存在しない。一方で、北緯89.000...°から北緯89.999...°までは、当然ながら存在する。これを「北緯89°帯」と名付けることにする。地球のてっぺんは「北極点」ではなく、「北緯89°帯」なのである。それでは、「北緯89°帯」の中心を「パク点」と名付ければよいではないか。これを主張するために、いわゆる「北極点」を目指したのでした。個人が最もリーズナブルに「北極点」に到達する方法は、その当時(2018年4月)北極マラソンに参加することだったので、僕はその道を選んだ。マラソン大会では頑張らないことにしている。完走は絶対にすると決めている。そのために無理はしない。記録より記憶に残るレースにしたい。そう思っているけれど、北極マラソンは寒すぎて(-32℃だった)、早く終わりにしたいと思って進み続けたら、アジアナンバーワンになってしまった。完全な事故だwというわけで、パクチー銀行頭取は、パクチー普及のために「北極点」にまで行ってしまったという報告でした。北極マラソン アジアチャンピオンまでの道のり、詳細はこちらをご覧ください。https://kyoblog.beemanet.com/44bc60e5f2fd
Twitterで懐かしい画像を拝見しました。https://twitter.com/sansyo17/status/1452834647046426625南極・昭和基地での写真です。南極観測隊の研修後、毎月その中のパクチー好きがパクチーハウスで打ち上げをしてくれていた時期がありました。未知の場所に派遣される方々のお話を聞くのがとても楽しかったです。ある日、食事の話になり、「野菜の栽培をしている」ということを聞きました。そこで、パクチーの栽培をすることを提案。隊員のみなさんはとても喜んでくれて、パクチー銀行から種を融資し、「No paxi, no life」のフラッグをプレゼントしました。南極・昭和基地でのパクチー栽培は大成功。厳しい環境での生活に、ちょっとした潤いをパクチーがもたらしたとのことでした。