もったいないよ
「ミャンマーを伝えたい」「はやく平和を取り戻して欲しい」と願うのは同情や哀れみからではありません。
なんかもったいないよ、と思うからです。
ヤンゴンにお気に入りのクレープのお店がありました。東南アジアだとガレットのお店が多いのですが、ここは生地がフニャッとして生クリームがいっぱいの、まさに日本のクレープ。ジャパンと付けばなんでも高いのに、現地価格と比較しても高くない。100円くらい。レーダンという若い人が集まる地域にありました。
そこで注文し待っていると、ミャンマーの方が「ありがとうございます」「ご提供が遅くなり大変申し訳ありませんでした」と美しい日本語で応対されて驚きます。弟は「ゴテイキョウってなに?」と聞くほど。
100円のクレープを売る店に、私が日常忘れてしまっている美しい日本語を話すミャンマー人がいる。
「このままじゃ、負けるぞ、私」と思いました。(何の勝負かはわかりません)
ベトナム(2年間住んでいた)にも、ミャンマーにも、日本語を話す人がたくさんいて、なんだか言葉にできない勢いがありました。
私たちは教科書で、日本は先進国、東南アジアの多くは途上国だと学びます。でも、言葉だけでは判断できない「何か」がここにはあると感じます。(それはまだうまく言葉にできません)
私は行動できるのか
ミャンマーでクーデターが起きたとき、若者は次から次へと新しい方法で平和的なデモで対抗をしました。SNSを利用して情報を共有し、お互いの命と安全を守る様子を、現地で見聞きしながら、私は「自分の国の将来を守りたいと考えてきただろうか」「自分の身に何かが起きたとき助け合う友達はいるのだろうか」「誰かの主張に賛同し行動できるだろうか」と思いました。
クーデターで、この人たちの歩みが、数年(数十年?)止まる、あるいは今後も繰り返されて、その度に遅れるなんて、あり得ない。
ただ、そう思ったから。そして、彼らに学びたいと思ったから。
達成目前です
ミャンマーに思い入れのある方に、たくさんの支援を頂き、支えられ、本当に感謝しています!!私もメンバーも、そういう強い気持ちでこの活動をしています。
決してかわいそうな国だからじゃなく、関心をもって「いつか行ってみたい」と思って支援してくださる方のご支援を増やしたい。
「ミャンマーってクーデター起きてたの?知らなかった!リターンが可愛くて支援したのに!」って方の支援を広げたい。
最近気付いてしまったのですが、推しのアーティストの故郷のことを詳しく知ることができるヤンゴンかるた。絶対に買いです。猛烈にオススメしたい。
そして同世代の人に、興味を持っていただきたいです。一緒に活動したいな、と思っていただけたら気軽に連絡して欲しい。
「かるた製作」の目標は達成できそうですが、私たちの活動はここからがスタート。学校や地域でのイベントを通じて日本の学びを変えていくこと。そして、日本を紹介するカルタを、ミャンマー語で作り、お互いの国を理解する若者を増やすことです。
数日後に、新しいリターンもプラスして、数もたくさん追加します。素敵なミャンマーを知る機会にして欲しいです。
(野中優那)