クラウドファンディング2日目を終え、今日もご支援いただき目標金額の16%(241,000円)を超えました。ご支援頂いた皆さま、そして紹介いただいた皆さまお一人お一人の応援の気持ちに今日も感謝するばかりです。誠にありがとうございます!
写真集をお届けできるよう、目標達成まで頑張ってまいります。ご支援者の皆さまにも、是非このプロジェクトを広めていただければ幸いです。
2017年晩秋に上記の作品「Silence」が写真のワールドカップと言われるWPC(ワールドフォトグラフィックカップ)の日本代表作品として選ばれました。
その事実は地元紙でとりあげられました。
もちろん、プレスリリースを送り取材を受けたわけですが、私自身、危惧する事があり撮影地を伏せて撮影地を非公表として取材を受けることにしました。
それはなぜか?
当時はインスタ映えと言った言葉の全盛期の始まりごろで、絶景地に人が群がるように押し寄せる始まりの時期でした。
それまで、一部の写真愛好家が撮影に訪れる程度の知る人ぞ知る撮影地だった白川湖には、突然大勢の人が訪れる想定などなく、静かなで豊かな自然があるのどかな場所。観光を受け入れる準備はあまり出来ていないというのが、私の印象でした。
その場所を15年前から知る自分にとっては、多くの観光客の方々に来て賑やかな地域となって欲しい願いは強かったのですが、それは、地域の準備が整うまで先送りになればと願いながら取材を受けたのでした。
何より、多くの人が訪れれば豊かな自然のあるこの地域の環境破壊、そして、全国でも頻繁におきている観光客増加による様々の問題が、受け入れる準備が出来ていなければ起きると思ったからです。
私自身が得する、注目を浴びるといった事を考えれば、撮影地を公表していたとは思いますが、私が考えたはこの地域のより良い未來でした。
地域は、自分たちの力で考え、そして地域おこしや活気が出る事が一番良いのだと思ったのでした。
地方紙を見た、地方のマスコミさんを含め地元の方など画像を見た人たちはこう思ったはずです。
日本代表!!「これは、行ける!」「飯豊町の白川ダム湖だ!」と。
問い合わせも何件か頂きましたが撮影地は非公表にしていますとお答えし、本当にこれで良かったのか?ずっと疑問は消えないまま今に至りますが、多少の希望は発信できたのか?とずっと考えたりしております。
そして、翌年の春、地方テレビや新聞紙が押し寄せたのです。
予想通りと言いたい所ですが、予想以上の取材陣でしたが、
一つ、当時ドローン撮影引っ張りだこの頃で、マスコミさん各社が雇ったドローンパイロットが日の出前から我が物顔でドローンを飛ばし始めたのです。
白川湖は多くの野鳥や水鳥の憩いの場所で多く生息しているのです。どんな影響を及ぼすのかそれはすぐにはわかりません。けれど、深く観察して考え行うべきだったと、そう思います。翌年以降は、一般の方も多く飛ばし始め問題となったようで、今ではダム事務所への届け出と8時前の空撮は禁止となっております。
それから地域の方々で観光に向けた活発な取り組みが始まり、大きな渦となってきたのはとても素晴らしい事です。
今後ますます、人々が白川湖の水没林を訪れ楽しむとしても、様々な問題へ対応しながら賑やかな場所になることを願っております。
当初から、Lake Shirakawaとして水没林を海外へ向けて発表を続け(こちらは後日また)いくつかの受賞もいただいて発信してきましたが、もし僕がこの地域に何かできる事があるのだとすれば、当時からすでに準備をしていた東京六本木富士フイルムフォトサロンでの写真展を行う事だと思っていたのです。
富士フイルムフォトサロン「写真家たちの新しい物語」プロジェクトに日本代表へ選ばれたその頃から応募していたのですが、実は2回落選しまして(笑)少々遅くなってしまったのです。
初回、最終審査で落選。
2回目、2時審査で落選。
3回目、45歳という年齢制限ギリギリのラストチャンスで無事写真展が決まったのです(汗)
しかし、一枚一枚の写真の出来は良かったようなのですが、落ちるたびに落選理由というのを頂き、全くもって図星で修正を加えながら本当に満足のいく組み写真となりましたので自分で言うのも何ですが最高の写真展になるかと思います。
六本木の富士フイルムフォトサロンへは、一週間でおよそ1万人の来場者が来るそうです。
2週間だと2万人ほどで、新国立美術館も近くアートギャラリーなども多く、その関係者やアート鑑賞の方、駅前の好立地なので一般など様々な方々が訪れるそうです。
近々、大阪富士フイルムフォトサロンでの巡回展の日程も発表できそうですので、西日本の方々にも楽しんでいただけるかと思います。
東京、大阪、そして、山形での写真展3本立てを実現できればと思っています!
多くの方々に、写真集としてぜひ楽しんで頂きたいと思っていますので、目標達成まで頑張りますので、応援いただけますと幸いです。