草木染めに使う植物は、通常たくさんの色素を持っているのですが、紅花が持つ色素は黄色素サフロールイエローと赤色素カルタミンの2色だけです。
紅花から水溶性のサフロールイエローを捨てれば、美しいカルタミンだけが残ります。紅花染めはこのカルタミンだけで繊維を染めるので、魅惑的で鮮やかな紅色になるのです。
当店で行う紅花染めは化学染料以前の世界をなるべく再現したいと思っています。
カルタミンを溶出させるのには木灰汁を使います。
中和、発色、定着材には烏梅汁を使います。
手間暇がかかり、材料が高価で、色落ちしやすい紅花染めですが、鮮やかな紅色に染まった時の感激は格別です。卑弥呼の時代から続く奈良の手仕事、紅花染めを体験できるのは、おそらくここだけ。是非一度ワークショップにご参加下さい。一緒に紅花染めを楽しみましょう。
[場所]梅古庵
[参加費] 18,000円
※紅花栽培コース、大豆栽培コース、定期便コースの会員様は会員価格2,000円
[申し込み方法] DMからご連絡下さい。
各自お持ち込みの生地を染めて頂きます。(絹、麻、綿)
※『烏梅と奈良の手仕事に親しむ会』を設立しました。
昔ながらの手仕事は季節とともに生きています。『自分で作る』は仕事が増えて忙しくなるようで、やってみれば面白い。市販のものに関心がわき、日本のものづくりや伝統への敬意もふくらみます。
出来・不出来があっても『今年はこんなもん』で、毎年やる。少しうまくいけば楽しい。そんな前向きなあり方は、奈良の風土にあった暮らしの知恵のように思います。楽しく暮らす知恵、季節とともに過ごすヒントになるワークショップのご提案です。
@seiyuko
今後の予定
紅花初め教室
竹の子掘りと料理教室
お茶っ葉袋を作ってみよう
柿の葉寿司を作ろう
浴衣を着よう
赤紫蘇ジュースを作ろう
野菜ブーケを作ろう
餅花つくり
干し柿つくり
烏梅体験
里芋掘って料理教室
胡麻油つくり
紅花油つくり
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