昨日は私がお借りする予定の炭窯の持ち主さんと今後の事を打ち合わせしてきました。(でも結局飲みになってしまいましたが・・・)その方も以前炭焼きをしていたので、炭に関する含蓄が深い方で私がやろうとしている新しい炭作りにも理解を示して頂いており感謝しかありません。結局、かなり良い条件で炭窯を利用でき、しかも樫山、竹林もお持ちなので原木を切っても良い許可も頂き、炭焼きに一番大事な材料と炭窯の心配は無さそうです。それから酒を飲みながら炭の魅力を語り合い、素敵な時間を過ごせました。よーし、明日からまた頑張るぞ！最後にその場の写真を撮り忘れたのと、窯の持ち主さんへの配慮のためその状況を落書きで表現しました。下手な絵ですみません。

炭って言うとどんなイメージですか？「焼き鳥屋さんで焼き鳥を焼くときに使うアレでしょ？」「備長炭を使っている店もちょくちょく見かけるよ」といった印象が一般的ではないでしょうか。上に書いたように、燃料としての炭ももちろん大事な一面であることは間違いありません。でも、炭ってそれだけではないんです。例えば・土壌改良に使う畑に炭を入れると土がアルカリ性になり、植物が発芽しやすくなりまた水はけが良くなる。・チャコールクレンジングに使う炭を体内に取り入れることで、余計な脂分を吸収して体外に排出してくれ、体系維持に役立つ。・消臭・脱臭に使う炭に存在する小さな穴に匂い物質を吸着していやなにおいを取ってくれる。・建材として使う建物の床や壁に入れると、湿度が高いときは水分を吸収し、低いときは水分を放出し、調湿に役立つ良く知られている燃料以外の炭の使い道はこんなところかと思います。でも、私は炭にはもっとたくさんの可能性があると考えています。まだ実験中ですが、実験の様子は私のYoutubeチャンネルhttps://www.youtube.com/channel/UCk3-_sIG2MarRmTkglucplQ/videosでご覧いただければ幸いです。今回は炭の可能性知って頂きたく長々語ってしまいました。

木々の間に突如スライダーが出現！？原木の集材の際、崖の上から木を滑らせて下に落とすためこういった滑り台を設置することがあります。こうすると車が入れる広場まで木が勝手に滑って行ってくれるので楽なのですが、滑り台を設置するのに骨が折れたりします。なので滑り台を設置するのが必ずしも便利かどうかは微妙です。原木を滑らせている動画を撮影しましたのでご覧ください。https://youtu.be/4ToIatOWu48

この先は火炎地獄。生前罪を犯した者はここで業火に焼かれることに…。なんてことは無いんですけど、これは備長炭の窯出し直後の炭窯の口です。もっと近づいて撮影したかったんですけど、すごい熱でこれ以上近づけませんでした。理想は窯がこの状態で原木を入れると乾燥がはかどりいい炭が出るようです。(土佐備長炭の職人さんたちは炭を出した直後に原木を窯に投げ込むらしいです)

備長炭を切ると、「カン」と乾いた音がします。この音を聞くとたまらなく嬉しくなります。しっかり焼き締まったいい炭でないとこの音は出ませんからね。切った断面は鉛筆の芯みたいです(炭素の塊だから当たり前ですけどね)備長炭を切る瞬間の動画を撮ってみましたのでご覧ください。https://youtu.be/1aUxjA0fsMY