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皆さま、ご支援・ご協力ありがとうございます。クラウドファンディンング実行者の松沼裕二です。オミクロン株の感染が拡がっており、また、寒い日が続きますが、風邪や感染症等、日々の健康に気を付けて、くれぐれもご自愛ください。私たちは現在、台風22号の被災地において、被災者の方々の日々の命を支えるための炊き出し等を行いながら、今後の生活再建の支援計画を立て、その資金のために、こちらでクラウドファンディンングを行わさせて頂いております。皆さま、もしよろしければ、今後とも、あたたかいご支援・ご協力を、お願い致します。ところで、TOPの写真は、フィリピン・セブ島の、NGOで支援している山奥の村のスラムに行く途中の道です。夏と冬ではありません。なんといってもここは常夏のフィリピン。熱帯雨林。木々は一年中、緑です。そう、これは、、昨年12月にフィリピンを襲った台風22号の、それ以前とその後です。向かって右の朽ち果てた木々の写真は、現在のものです。暴風雨により枝や葉を飛ばされ、折られ、こんなふうになってしまいました。台風の猛威と恐怖は、自然さえも襲い、何気ない風景の形をを変えてしまい、そして、森の多くの生命を奪っていったのです。被災から一か月が経ち、舗装道路はだいぶかたずけられ、このようになっています。しかし、私たちが支援している山奥の村のスラムへは、この先、舗装道路は無くなります。車も入ることはできません。台風による地滑りや倒木で、小さな峠道はズタズタになってしまいました。重機等も入れず、人の手だけで、この道をなんとか通れるように、被災者の皆で協力して、日々、ガレキを片付けています。同時に、倒壊した自らの家を、片付けたり、ブルーシート等で少しづつ修繕して、なんとか住めるように四苦八苦しています。台風22号がこの地を通り過ぎたたった一晩で、人々の生活も、とりまく風景も、そのすべてが変わってしまいました。台風の被害によって、今は朽ち果ててしまっている森の木々たち。もしかしたらこのまま枯れてしまうものもあるでしょう。でも、多くの木々は、自然の中で強く生き続け、いつかきっと、もう一度、緑の葉を育み、実をつける日がくるはずです。どれくらいの時間がかかるかわかりませんが、この峠道も、いつの日かまた、以前のように、光輝く緑に包まれる時が訪れるはずです。そんなふうに、地道に、少しずつ、この地に根差しながら、生活を立て直していくことができるはずです。その日を信じて、被災者のみんなで力を合わせて、今の辛い状況を乗り越えていけたら、今は倒れた木々や散乱したガレキで凄惨な状況にある村の風景ですが、少しづつでも穏やかな光と緑と共にある、元の村の姿を取り戻せていけたら、と思います。そして、私も、いつかきっとこの山奥の小さな村に、以前のようなのんびりと平和で、安心した時が訪れ、人々の明るい笑顔があふれる、その時まで、共にがんばっていきたいと思います。いつかきっと、ガレキのなくなった村の空き地を、子どもたちとまた走り回れるように、、、