画像は去年、TNR現場から保護された仔猫たち。街に住む方の自宅敷地内でゴハンを貰っていた野良猫ファミリーから産まれました。同じファミリーの子たちこの子たちも庭に来る野良猫にゴハンをあげていたら、ある日仔猫をいっぱい連れて来て困った依頼人が、ラリマーに相談に来て里親探しを開始したという経緯の子たち。仔猫8匹、その半数の4匹は東京のボラさんに引き取って頂きました。母猫たちは避妊手術をして地域猫になっています。猫は交尾をした刺激で排卵します。精子を迎えるように排卵が起こるため、交尾すればほぼ確実に妊娠(交尾排卵)します。 ※交尾排卵は猫やウサギなどごく一部の哺乳類のみが行う珍しい妊娠形態です母猫は出産後約2ヶ月で次の妊娠が可能になります。妊娠期間は約2ヶ月、早ければ前の子を産んで4ヶ月後に次の子を産む事もあるのです。猫は1度の出産で平均4~5匹の子を産みます。6匹産んでいた母猫もいました。猫は生後半年~12歳まで(多少個体差はあります)子供を産むことが出来る生き物です。産まれた子供たちは半年くらいで性成熟し、次の世代を生み出せるようになります。1匹のメス猫にゴハンをあげていた人が、仔猫を連れて来られて驚き、翌年には大家族に増えていて慌てるというのは、TNRを知らない人の間ではよくある事。野良猫に餌やりをするなら、慌てる前に避妊去勢手術をしましょう。プロジェクト18日目、現在37人の方に御支援頂いています。4月30日まで拡散・支援どうぞよろしくお願いします。このプロジェクトはAll-In方式です。目標金額に関わらず、2022/04/30 23:59:59までに集まった金額がファンディングされます。
全国各地で時折ニュースになっている「野良猫の毒殺事件」。石垣島でも起きています。画像の猫「コー」の家族は、毒物によるものと思われる不審な死を遂げました。コーたち家族は2021年に避妊去勢手術を受けて地域猫になりました。しかし、悪意ある何者かに毒餌を与えられ、犠牲が出ました。生き延びたコーは餌やりをしていたWさんの依頼で別の場所へ避難しました。以来、Wさんからカリカリを預かり、コーは筆者が管理する餌場で暮らしています。地域猫の居場所が「誰でも知っている」状態になると、毒殺・虐待の犯人に狙われる危険があります。そのため、多くのSNSなどで「場所を特定されないようにしましょう」と呼びかけられています。筆者もなるべく場所が特定されないように、風景はなるべく入れず猫のアップを使っています。猫の居場所とは無関係の場所を撮影したものを背景に合成したりもしています。地域猫を撮影・インスタなどに載せる際は、居場所が特定されない配慮をお願いします。プロジェクト17日目、現在36人の方に御支援頂いています。4月30日まで拡散・支援どうぞよろしくお願いします。このプロジェクトはAll-In方式です。目標金額に関わらず、2022/04/30 23:59:59までに集まった金額がファンディングされます。
画像は去年TNR前に撮影した猫。とある民宿の屋根裏に入り込んで出産・子育てしていたところ、鳴き声が聞こえて調べに来たオーナーが発見、ラリマーに相談が入った猫です。話し合った結果、仔猫たちは里親探しをする、母猫はTNRという事に決定したのでした。屋根裏の仔猫「モモリン」。猫風邪で目が酷い状態でしたが、回復して里親さんに引き取られました。屋根裏の仔猫「テラ」。島内ではなかなかご縁が無く、東京のボラさんに引き取られ里親さんに繋いでもらいました。残る1匹は里親募集用のこの画像を撮影した翌日、他の猫に食い殺されてしまいました。依頼人夫妻が仔猫を見ていたところへ入ってきたオス猫が、突然飛びかかりガブリと噛みつき咥えて連れ去り、慌てて追いかけて取り返した時には仔猫は事切れていました。襲ったオス猫はスリゴロの人懐っこい猫で、母猫とは仲良くちゅーるをシェアするような猫だったので、まさか仔猫を襲うとはその場にいた誰も思いませんでした。仔猫にとっての危険はカラスや交通事故がよく知られていますが、他の猫たちから捕食のターゲットにされる事もあると知った出来事でした。多頭崩壊現場で仔猫が他の猫たちに食べられてしまうという話を聞いた事はありましたが、充分に食べ物を得られている環境で仔猫が「獲物」として認識される事もあると知りました。先住猫のいる家に仔猫を迎える際は、いきなり接触させるのは危険です。成猫が仔猫に触れられないように隔離してガラス戸越しにお見合いさせた方が安全です。上記の画像のような生後2ヶ月くらいの仔猫(体重1kg未満)は獲物と認識されて捕食される危険があるので、生後4~5ヶ月くらい(体重2kg近く)まで成猫とは分けて育てた方が安全かもしれません。母性本能豊かな猫の場合はそこまで警戒しなくてもよいと思いますが…現在の母猫「オリヒメ」。七夕の日に避妊手術をして「さくらねこ」になっています。元いた場所(民宿の屋根裏)はコロナの影響でクローズして無人になり、餌をあげられる人がいなくなるので別の場所へ移動しました。ゴハンの時は餌やり人が置く皿置く皿全てに1回ずつ口をつけて回り、最後に置かれた皿で本格的に食べるという「ちゃっかりつまみ食い姫」になっています。プロジェクト16日目、現在36人の方に御支援頂いています。4月30日まで拡散・支援どうぞよろしくお願いします。このプロジェクトはAll-In方式です。目標金額に関わらず、2022/04/30 23:59:59までに集まった金額がファンディングされます。
画像は筆者が朝夕餌やりしている地域猫たち。全員避妊去勢済みの「さくらねこ」です。朝は5匹なんですが、夜になると……6匹目がいる。誰かと思えば先月TNRしたばかりのキジトラの女の子。2月19日の活動報告で紹介した子です。市街地で暮らしていましたが虐待の危険が迫り、手術後は郊外の地域猫指定区へリリースして、餌場その1でゴハン食べてるんですが、何故か夜だけ餌場その2にやってくる。その1もその2も餌やり人は同じ、あげてるカリカリも同じなのに、朝と夜で食べに来る餌場を変える不思議な子。しかしこの子にはリリース場所である餌場その1は教えたけど、その2は教えてないのです。餌やり人は車で移動してるから尾行されたなんて事は…無い筈(多分)そんな話を他の餌やりメンバーに話すと…「にゃんこネットワークがあるのよ~」…って言われました(本当?)一方で、手術後リリースした猫が、何故か元の餌場ではない術前術後にケージ暮らしをしただけのガレージに、20kmくらいの距離を歩いてやって来たなんて珍事もありました。(そこの世話係のYさん、ビックリ仰天)まさか、ケージ暮らしが気に入った…??プロジェクト15日目、現在34人の方に御支援頂いています。4月30日まで拡散・支援どうぞよろしくお願いします。このプロジェクトはAll-In方式です。目標金額に関わらず、2022/04/30 23:59:59までに集まった金額がファンディングされます。
画像は八重山保健所のミルクボランティア募集用に筆者が作成したものです。写っている仔猫は2月27日の活動報告で画像を掲載したチムチムです。石垣島の保健所は「ミルクボランティア」登録者がいる保健所です。ボランティア希望者は保健所の動物担当職員との面談・書類への記入を済ませて保健所に収容された乳飲み子を育てます。生後4週以下の仔猫は授乳が必要な乳飲み子で、目の開いてないような子だと3時間おきの授乳が必要です。夕方に職員が退勤したら翌朝に出勤してくるまで収容動物の世話をする者がいない保健所では、夜間の授乳が出来ず乳飲み子は生きられません。そこで、乳飲み子を預かり育ててくれる「ミルクボランティア」が誕生しました。八重山保健所では、何人かのミルクボランティアが登録・出番を待っています。保健所に持ち込まれた乳飲み子はすぐにミルクを与えられ、ボランティアに託されます。離乳までボランティアの自宅で育てられた仔猫たちは、生後2ヶ月頃から保健所に戻り里親募集を開始します。生後3ヶ月までは保健所で里親募集しながら過ごし、里親希望が無ければ保護団体であるラリマーがレスキューします。石垣島では、乳飲み子を発見した場合、以下のように対応をお願いしています。①たまたま母猫が餌を探しに行って不在なだけではないか、しばらく観察する②目の開いてない子で2~3時間、目の開いている子なら4~5時間、チョロチョロ走り回るくらいなら半日様子を見る③母猫が迎えに来ないようなら保健所へ連れて行くまだまだ多くの野良猫たちが出産を続けている石垣島では、4月になると猫たちの出産ラッシュが始まります。TNRをもっと進めていかないと、保護しきれない数の仔猫が出てきてしまいます。プロジェクト15日目、現在33人の方に御支援頂いています。現在の御支援総額127,500円 はメス猫5匹分(1匹22000円)の避妊手術費用に相当します。4月30日まで拡散・支援どうぞよろしくお願いします。このプロジェクトはAll-In方式です。目標金額に関わらず、2022/04/30 23:59:59までに集まった金額がファンディングされます。