京屋染物店の蜂谷淳平です。
皆様からの多大なるご支援のお陰で、ストレッチゴール250万円を達成することができました!!
想像以上の反響に大変嬉しく思っております。
「山ノ頂プロジェクトを通じて、山と里の現状を知ることができた。」、「単純にプロダクトが格好良いので支援します!」などなど、沢山の方からの嬉しいコメントと共にご支援をいただいております。
全く予想だにしていなかったこの状況は、大変嬉しくもあり、少し不安になる点もいくつかありました。
『山ノ頂』プロジェクトの意義は、岩手で駆除されている年間約20,000頭の鹿の利活用と共に、先人達が当たり前にしていた自然への感謝と畏敬の気持ちを今一度見直すことにあります。
そして鹿の皮を使った商品販売を通して関わっている方の経済的な安定に繋げ、継続的活動に繋げていくことを目的にしています。
これ以上支援を増やしていった時に、
・鹿皮を提供してくださっている山田さんの負担にならないか?
・ガイアさんに無理な縫製納期をお願いすることにならないか?
・猟友会の金濱さんに身体的苦労をおかけする事にならないか?
・鹿の捕獲頭数が追いつかず、皮を確保するための鹿の駆除が殺戮へと変わるんじゃないか?
などなど、懸念されることがいくつか見えてきました。
私たちは、この事業を一過性のものと捉え、打ち上げ花火の如くクラウドファンディングを行っているのではなく、この事業を継続的に繋げていくために、より多くの方に事業の意味や今の山と人の現状を知って欲しくてクラウドファンディングを始めました。
多大なご支援をいただき大変喜ばしい状況ですが、もしも誰かの苦しみや負担に繋がるのであれば、リターン品の追加を一旦ストップしようと思い、まずは制作チームの皆さんの今の心境の確認と、追加生産の限界値の把握のためにミーティングを行いました。
山田さんもガイアさんも金濱さんも予想を上回るご支援に、とても喜んでいただいていました。
猟友会の金濱さんからは、「今まで捨てていた鹿が価値に変わって、みんな買ってくれるんだな。本当に嬉しい。」というお話を山田さん伝いにお聞きし、みんな喜んでくれていてとても嬉しくなりました。
今までずっと打開できなかった現状に、やっと小さな風穴が空き、光が差し込んできたそんな気持ちになりました。
そして皮の確保と納期の確認ですが、現在のご注文数で約50頭ほどの鹿の活用に繋がっており、残りの50頭分の原皮も既に貯蔵している状況とのことでした。
またこの時期の山では鹿が子育て中で警戒心が強く、中々捕獲が難しい状況ですが、来月あたりから通常通り捕獲できるため、問題なく皮の確保はできるということでした。
無理な負担をさせてしまうのではないかという心配でしたが、今の倍のご支援を頂けても十分対応可能というお話をいただくことができました。
また縫製をお願いしているガイアさんもまた、無理なく制作可能とのことで安心しました。
無理なく制作を続けていける確認が取れ、なんならもっと沢山の方に鹿皮の良さに触れて欲しいというお声を頂けたので、リターン品の追加をさせていただきます!
※更なるご支援をいただくことができ、もしも制作サイドに負担が出そうな場合には、その時点で追加リターンをストップさせていただきたいと思いますので、ご理解のほど、どうぞ宜しくお願い致します。
お陰様でここまで50頭の鹿の利活用に繋がっておりますが、2万頭の活用にはまだまだ登るべき山は高いです。
私たちの目指すべき山の頂はずっとずっと向こうにあり、この後サードゴール設定をしたところで何も意味を持たないゴールになってしまうので、あえて次のゴール設定は行わず継続してご支援を集めていきたいと思います。
皆様、多大なるご支援本当に感謝申しあげます!!
関係しているみんなの喜びに、確実に繋がっています!
山と里の暮らしを見つめ直すきっかけに繋がり、駆除された鹿の命を未来に繋いでいくために、引き続き応援宜しくお願い致します!