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こんにちは、ウィーズ光本です。いよいよ、残り6万円ほどで達成となりました。最後の後押しをくださり、本当にありがとうございます!その想いに応え、子どもたちに還元していきたいという気持ちがスタッフ一同強まっています。さて、前回に続き、今日もご支援者様からのメッセージをご紹介したいと思います。---------------------------今日ご紹介するのは、多治見ききょう法律事務所の木下貴子弁護士。木下弁護士は、岐阜県多治見市で「多治見ききょう法律事務所」を開設し、弁護士をされています(岐阜県弁護士会所属)。『離婚調停を中心に離婚に関わる事案、お子さんがいる場合には面会交流に関わる事案を、親の立場を中心としての支援にはなりますが、それが子どもさんの支援にも繋がっていくことを意識して仕事をしています。弁護士には珍しいかもしれませんが、夫婦関係の修復、離婚したくないと考えている場合の支援も力を入れています。地元の多治見市がとても大好きで,地元の企業の方々のサポートもさせていただいています。(木下弁護士)』…とおっしゃる木下弁護士と私の出逢いは、数年前の愛知県での勉強会の場でした。そのときから、家庭の問題や親の関係性の問題に揺れる子どもの気持ちや視点に目を向けてくださることに、とても嬉しい思いでした。木下弁護士は、今回のクラウドファンディングの支援に際し、以下のメッセージをくださいました。『日ごろから、ウィーズさんの活動の理念である「親の離婚など家庭環境に悩む「子どもの立場」で支援」という在り方が素晴らしいな、と思っていました。私は弁護士であり、離婚を考える母親、父親から依頼を受ける立場で関わることになりますので、依頼者である親の支援の中で、子どもの利益を考えていくことになりますが、親子であっても、子どもと親が全く同じ考え、意見であることはありません。その際に「子どもの立場」というスタンスで支援をして下さるのは親の離婚などで悩む子ども達にとって助けになると思います。ビジョンである「ひとりひとりが価値ある自分を信じられる社会」にも、とても共感しています。元家裁調査官であった方から教えていただいた書籍「愛と癒しのコミュニオン」の中で、人間誰もが持つ唯一の根源的欲求の記載があったのですが、それは・・・「自分の存在が他者から理解され,認められ,受け入れられ、出来れば高く評価され,大切にされたい。」と同時に、「自分自身もまた自分が良い人間と思えるような、他の人に役立つ存在でありたいという希求」。ということでした。そのためには、そのままで、ありのままで受け入れてもらえ、話をさえぎらずに聞いてもらえる安心できる場所の存在はとても大きいと思っています。みちくさハウスは、その活動内容を拝見すると、子ども達がフラっと気軽に立ち寄ることができ、思いを吐き出して聞いてもらえる場所、安心して過ごせる場所であって,自分を「受け入れられた」「大切にされた」と感じられる場所だと思いますので、とても大切な場所だと思っています。そういう体験をすることで、自分は今ここにいていいんだ、生きていていいんだ、と感じられると思いますし,一緒に他の方と活動することで、誰かの役に立つ実感も得られて、「価値ある自分」を信じられることに繋がる、と思っています。また、これからどうなっていくのだろう、と不安な子どもたちも多いと思いますが、すでに親の離婚を経験しながら素敵に生きていらっしゃるウィーズの支援者の方々や,今一緒に乗り越えようとしている他の子ども達との触れ合いは、今しんどくても、未来は必ず明るい方向に向かっている、一緒に仲間と乗り越えていこう、と思える勇気に繋がると思います。』なんと嬉しいメッセージなのでしょう…!木下弁護士は、弁護士として親御さんの支援をされていますが、HPに公開されている『面会交流の3つのポイント』は、とても参考になると思います。このページは別居や離婚の後に子どもと離れて暮らすことになった親御さん向けのページになりますが、ここに込められた木下弁護士の想いについてもおうかがいしました。『私は、離婚しても、可能であれば、父親も母親も子どもに関わっていくこと(面会交流)ができることで、両親からの愛情を受けていると実感できたらいいなと思っています。一方で、せっかく別居、離婚して平穏な生活となったのに、その後も元夫、元妻と関わらなければいけないことで、お子さんと一緒に住む親の心の平穏が乱され、一緒に住むお子さんが安心して過ごせなくなったり、悩みを打ち明けるのに親に余裕がなくて気を遣ってしまったり、ということは避けたいなと思っています。 そのために、元夫、元妻を責めてしまうのではなく、できるだけ良い形で面会交流ができるようにしてもらえたらと思いますので、そう思っていただけるお子さんと離れて住む親御さんの立場の方にお伝えしています』家庭環境に悩む子どもたちからの相談を受けていると、『親を支援してくれる人がいてくれたらいい(よかった)のに』という声もとてもよく受けます。そんなとき、木下弁護士のように親の後ろにいる子どものことにも思いを馳せながら、親をサポートしてくれる人がいたら、心強いなぁと思います。最後に、家庭環境に悩む子どもたちへのメッセージもいただきました。『私自身の両親も仲は良くなく、離婚の話はよく出ていたこともあって、 親の夫婦仲が悪い場合の子どもの気持ちも少しは分かるつもりです。 私の場合は、 大変そうな親を心配させたくなくて(特に母親)、 とてもいい子になってしまって、 家族や他の人に合わせているうちに本当の自分の気持ちが分からなくなっていたかも、 と最近気づくようになりました。父に対しては、 自分に何か不利益が及ばないように、 大人しく「いい子」として接していたように思います。でも今はそういう父、 母の子で良かったと思えています。 それは、 私自身が親になったからだと思います。親になって分かったのは、 親も本当に未熟なのです。なので、 子どもを本当に愛しているのに、 上手く行動できなかったり、 伝えられなかったりします。自分のことでいっぱいいっぱいになったりもします。ごめんなさい。 「私のせいでこうなった」「私なんていらない存在なんだ」、 そんなことは絶対ないです。いつも時代も、 あとから生まれてくる世代の方が進んでいるのです。だから、 未熟な親を許してくれてありがたい、 と今私は子ども達に対して思っています。ウィーズに関わる方も言っていらっしゃいますが、 家庭で悩んだ経験は、 今私の仕事に生きています。家と学校の中だけだと、 どうしても、 自分は必要とされていないのではないか、 この苦しい状況から抜け出せないのではないか、 と思うことがあるかもしれませんが、 世界は本当に広いのでどうか安心してほしいと思います。そのための一歩として、 ありのままでいられる空間として、 「みちくさハウス」が利用されたらいいなと思います。あなたが生まれたことは本当に奇跡で、 あなたは絶対この世の中に必要な存在なので。応援しています。そして、 新しい感性でこの世の中をより良い方向へ変えていってくれると信じています。』木下先生、ご支援・メッセージをありがとうございました!